2009年12月02日

今さらながら『3A07』がすごいという話

 他のところでも取り上げたけど、ここでも書いてしまおう。
 今、ニコ動で人気爆発中のこの動画。

【アイドルマスター】3A07 ~Memories are here~

 初回は必ずコメントを消して見ていただきたい。ネタバレしているうえに、アンチがうざいから。

 僕が初めて見た時の感想は、「愕然」「呆然」そして「感動」。
 ニコ動の、特にアイマスMADの人たちの技術力のすごさは前から知っていたが、それでもさすがに自分の目が信じられなかった。
 このクオリティで21分!
 こんだけのものをたった3人で作ってしまったって!?

 話そのものも良くできている。ありがちな設定ではあるものの、クライマックスのコンサートのシーンに収束してゆく構成が見事。仕掛けを知ったうえで最初から見直すと、いろんな伏線が張ってあって感心する。
 演出も凝りまくっている。小鳥さんがお尻でドア閉めるとことか、亜美・真美がDVDを見るとことか、ちょっとした動作までいいんだよねえ。
 セバスチャンPの作品は、2年前に「高いところから降りられない雪歩」を初めて見た時に驚愕したものだったが(今見直しても、「ニコマスのオーパーツ」と言えるほどすごい技術だ)、2年でここまで登ってきちゃったんだねえ。

 これはまぎれもなくニコ動のひとつの到達点だろう。アイマスMADというもの自体、生まれてまだ3年にもならないのに、ここまで進化したのかと思うと、驚きと感動を隠せない。
 僕が『地球移動作戦』で描いた、映画がみんな個人製作になって、大手映画会社が消滅している未来も、そんなに遠いことではないのかもしれない。
 これは金を取って見せられるレベルの作品だ。と言うか……。


 金、払わせろ!


 こんなのタダで見せてもらえるなんて、申し訳なさすぎる!



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この記事へのコメント
はじめまして。
山本先生はあんまりあずささんに興味なさそうだと思ってました(笑)
3A07は大傑作だと思いますが、ニコマスは果たしてこれ以上の進展があるのか…製作には3人がかりで半年かかったと言いますし。素人が気軽に手を出して注目を集めるジャンルではなくなってきたような気がします。袋小路への道標にならなきゃいいんですが。
Posted by 盗塁王赤星 at 2009年12月02日 23:18
末期の鳥人間コンテストのようですな。

最初の頃はほとんど素人の個人製作飛行機で優勝を争っていたのですが、
回が進むにつれて、凄い記録を出すのは大学生の研究室チームとか、解説者の教授の教え子チームなどの、準プロ級の人たちばかりになってしまって、一般人の入り込む余地がなくなってしまう。

距離を競い合うのが目的ですから、先鋭化していくのは悪いことではないのでしょうが、なんだかもう手の届かない世界の話になってしまったように思えて、見ていてもつまらなく感じてしまうのかと。
Posted by ごんざれす at 2009年12月06日 23:47
何というか,70~80年代の自主映画ブームに似てるなと感じました。

それで思い出したのが大森一樹。
特撮ファンからは,ダメゴジラ監督として有名ですが,70年代の自主映画ではプロ顔負けのクオリティーの高さで有名になり,『』オレンジロード急行』でメジャーデビューしました。

山本弘先生
>僕が『地球移動作戦』で描いた、映画がみんな個人製作になって、大手映画会社が消滅している未来も、そんなに遠いことではないのかもしれない。

それは絶対にありえないです。
映画はパソコンで見るのが当然の世の中になりつつありますが,映画館とパソコンのモニターで見るのとは違いますから。

『GOEMON』見て思ったんですが派手なCGは作れても,映像のダイナミズムや人間の躍動感や人間と人間との距離感などの映画の基本が出来てないと映画は出来ませんかから,むしろCG凄いだけの映画は逆に敬遠されるとは思いますよ。
Posted by ダーク・ディグラー at 2009年12月11日 06:03
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