2009年07月24日

アポロ陰謀論とかいう以前に

 NASAのLRO(Lunar Reconnaissance Orbiter)がアポロの着陸地点の撮影に成功した。

http://www.nasa.gov/mission_pages/LRO/multimedia/lroimages/apollosites.html

 注目してほしいのは、アポロ15号の写真。これを時計回りに75度回転させてみた。


 それを月からの離陸時の映像と比較してみる。


 33秒のあたりに注目。上空から見下ろしたクレーターの配置が、今回LROが撮影した写真とぴったり一致しているのだ。当たり前だけど。
 もちろんアポロ陰謀論者はこんなことではひるむまい。「こんなものはCGでいくらでも作れる」と言い出すことだろう。(実際、そう言い出している奴もいる)
 実は決定的証拠となるのは、この38年前の動画の方である。
 特撮技術に詳しい人なら、これを1971年の技術で撮影するのは不可能であることは容易に納得していただけるだろう。今みたいなリアルなCGなどなく(せいぜいワイヤーフレーム)、デジタル合成もできなかった時代。当時最高の技術を駆使した『2001年宇宙の旅』でも、こんな視点移動はできなかった。
 1971年にこんな映像が捏造できたとしたら、それこそオーパーツというものである。

 アポロ11号の月着陸40周年となる21日には、こんなニュースもあった。
再び月に、そして火星へ=アポロ飛行士が記者会見-米
7月21日(火)9時47分配信 時事通信
 【ワシントン20日時事】アポロ11号による人類初の月面着陸から40年を迎えた20日、アポロ計画の宇宙飛行士7人が首都ワシントンの航空宇宙局(NASA)本部で記者会見し、「米国は月に戻り、そして火星を目指すべきだ」と訴えた。

 問題はこの記事についたコメントである。計141人がコメントしているのだが(すでに削除されたものもある)、40年前の月着陸が嘘だと思っている人間がやけに多い。ざっと数えてみたところ、約1/5がアポロ捏造説を信じているようだ。
 これだけではサンプルが偏りすぎていて、日本人の何%ぐらいが信じているのかは分からない。しかし、そうしたトンデモ説を信じている人間は、1000人に1人とか1万人に1人とかいう数字ではなく、けっこう多いだろうと推測できる。
 あきれるのは、彼らの知識の貧弱さだ。
 
アポロの乗組員による月面での作業中の映像で、手元から何かを「ドサッ」っと落とした映像があったが、無重力状態で物が「ドサッ」っと落ちることが有り得るだろうか?

 うわーっ、月面が無重力だと思ってる!

アポロの月面着陸って当時のソ連を牽制するための世紀のヤラセだったんじゃないの?
当時の飛行士の一人もそう証言したよね。病気だということで世間から抹殺されてしまったけどね。

 誰のこと?

 地球からはあんなにすごい基地から発射で月からはどうやって飛ぶんでしょうね?いくら重力が10分の1だとしても・・・・・・。
 また、月から発射の時に使った足が全くないみたいですし。
 
何だよ、「10分の1」って!? 何だよ、「足」って!?

確か息子のバズが暴露したはずだよね

 息子のバズって誰~っ!?

実際は月の引力もそれなりに強くて空気も少しあるし、風も吹く。
アポロ計画は月面探査と共に、月の先住者の実態を調べることが目的だった。

 こいつはアダムスキー信者か?

 他にも、陰謀論とは違うけど、こんな大ボケを書いている奴が。

 そういえば、前世紀末に「黒い魔王がどうのこうの」っていう何世紀も前の寝ぼけた予言を取り上げて、根も葉もない根拠を並べた本を書いたたわけがいた。それを本気にして夜寝付けなくなったBAKAも多かった。

「黒い魔王」なんて知りませんface02。「恐怖の大王」のことだとしたら「王」しか合ってない。

アポロが歯の神だということ、ほとんどの人が知らないだろう。
しかし、なんで宇宙船が歯の神なんだろう?

 うわあ、アポロが太陽神であることすら知らない奴が!
 どうやら「歯の聖女アポローニア」と混同しているらしい。知らなかったとしても、疑問を持ったなら「アポロ」で検索してみようとは思わなかったのか?

 アポロ陰謀論のバカバカしさについては、前に『人類の月面着陸はあったんだ論』(楽工社)という本の中で徹底的に論破した。僕は中学生レベルの知識でも分かるように平易に書いたつもりである。
 しかし、最近になって、どうもあの本は無駄だったんじゃないかという気がひしひしとしてきている。
 アポロ陰謀説を信じてしまうような人間には、あの本は理解できないのではないか。彼らには中学生どころか、小学生レベルの知識すらないんじゃないかと思うのだ。
 たとえば、今回、大阪大学の物理学者・菊池誠氏のブログで紹介されていたエピソード。(書いているのはSF作家の小林泰三氏)
今年うちの部署に配属になった新入社員2名(男1名、女1名)はアポロは捏造だと信じていました。

「どうして、そうだと思うの?」
「だって、おかしいじゃないですか。月に行ける宇宙船を作れるのに、たった1回で止めてしまうなんて」
「いや。月には6回も着陸しているから」
「ええええっ!!」

 まさに「ええええっ!!」である。6回着陸しているなんてことは常識だと思っていたのだが、常識ではなかったらしい。
 別の人はさらに衝撃的なことを書いている。
アポロが月に行っていないのを信じる人間は、私の周りにも4名(半信半疑を含めたら8名程)居たので特に驚きはしませんが、科学に一切興味の無い人間はもっとヒドいですよ、科学的リテラシー。

つい先日経済学者の田中秀臣さんがブログで、NHK朝の連ドラで主演をしていた遠野凪子さんが自身のブログに「月と太陽が同じ天体で、太陽が海で冷やされて、夜に月になって上がってくると思っていた」と書いているエントリーがある事を紹介されていて、「もしかしたら」と思って、私の周りの科学に全く興味の無い友人や知人に「太陽と月が同じ天体だって言ってる人がいるんだけど、おバカさん過ぎるよね?」と聞いたら、5人 「え、違うの?」という反応が返ってきてひっくり返りそうになりました。
しかも、その内4人は大卒で、某有名私立大学(W大の文学部)出身の男や某有名百貨店勤務の女もいたので、「ああ、ニセ科学批判もこのレベルの人間まで届かせるのは無理だな」と思ってしまいました(^_^;)

 うわあ……。
 ちなみに、文中に出てくる遠野凪子さんのブログというのはこれ。

「リズム感日記」
あのね…実はワタシ…太陽と月が同じ物だと思っていました。 20歳過ぎまで。 ウソ…2年位前まで(^^ゞ 海で見ていると、太陽って海にジューッて沈んでいくじゃない? そこで一度熱を冷まして上ってきたのが月だと思っていました。 でもね、ある時夕方頃に空を見上げたら…ナントッ!月と太陽が同時に出ているのを発見(。・д・)ノ!! 鳥肌が立ったよ…『エェッ?コレハ…異常気象(:_;)?』って(汗) 事実を確認すべく、恐る恐る妹に『…ねぇ…いよいよ地球が大変な事になったかも(涙)』って話してみたら『もぉさ…いい加減にしなよ(-.-;)』の一言。

 ちなみにその前日の日記によれば、遠野さんは「日本列島は海に浮いている」と思っていたのだそうだ。ひょっこりひょうたん島ですか。

 しかし、遠野さんばかりを笑えない。前にも「月をなめるな」というエピソードを紹介したことがあるが、どうも世の中には、アポロ計画がどうこうという以前に、月や太陽がどんなものかすら知らない人間が多いらしいのだ。
 おそらく、先日の皆既日食の際に、テレビで解説を見て、「へー、月と太陽って違うんだ」とか「日食って太陽を月が隠すことだったんだ」と初めて知った人間は多いのではないかと、僕はにらんでいる。
 実際、あの日食の日、関西テレビの生放送の番組で、画面に映った欠けた太陽を見て、出演者が「あれ、三日月ですか?」と発言したのを、僕は耳にしている。

 これは驚異である。いや、脅威と言うべきか。義務教育が行き届いているはずの日本人の中にも、小学生レベルの科学知識もない人間が、どうもかなり高い割合で存在しているらしいのだ。
 根本的にこの社会について考え直さないといけないのかもしれない。



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この記事へのコメント
市民記者のインターネット新聞にも以下のような記事が…。
http://www.news.janjan.jp/world/0907/0907157120/1.php
「私はアポロ月着陸を信じない」

筆者が陰謀説を展開する根拠があまりにもバカバカしくて、目まいがします。
その記事のコメント欄で「地球が丸いってのも、捏造かもな。」とツッコミを入れている人もいますが、「(陰謀説が)ありえないことではない」とつぶやいている人もいます。

陰謀論者にとっては、政治家は全員腹黒い嘘吐きで、科学者は皆 夢のない権威主義者に見えるのかな。
アポロを月に送り込んだ科学者や技術者たちの努力、無数の先人たちの夢を想像することもできないんでしょうね。
未来への希望や未知への探求心を持たずに、陰謀にあふれた灰色の世界で生きていて、何が楽しいのでしょう?
Posted by haru at 2009年07月25日 00:31
驚きです・・・ここまできてましたか。
こうなったら
「小中学校の課題図書は必ずSFでなければならない」
とか、どーですか。
ロケットガールとか第六大陸あたりで
Posted by Shin at 2009年07月25日 01:55
 今回の記事で山本さんは驚いてられますけど、一般人が天体の知識が乏しいのは当たり前です。まず子供たちは小学校の基礎教育がゆとりだのつめこもうだ何だので常に内容が揺れ動いていますし、若者同様に社会に希望をなくして学ぶ意欲をなくしています、大人も目先のことで手いっぱいで天体のことを学ぶ余裕はあまりないと思います。
 それに今回の日食でも日食の映像さえ見れれば良くて天体の解説は聞き流している人も相当に多数だと思いますよ、実際に私もそうですし。実際に私自身も月と太陽に関する天体の知識はよくわからないですし。
 トンデモ論に免疫が無いのは多分、日本がこれまで(今でも)とても他の国に比べて平和で安全なせいだと思います。だから平和ボケしていて、リアリストになる素地(現実をしっかり見る癖とも?)ができていないのではないでしょうか。そして情報リテラシーも全く学んでいない・・・・・・これに関しては義務教育に組み込んでもいいと思うけど。
 非常に残念ですが一般の個人が相手は性善説を信じていいけれど、社会や集団、といったのが相手では性悪説を信じて「自分はこうだから他の人もこうだろう」という「甘い」期待はしない方がいいと思います。ああ書いていて気が滅入ります。
 
Posted by 闇のカリスマ at 2009年07月25日 09:33
正直、アポロ陰謀論が信じられてるのは頻繁にテレビで取り上げてたから
テレビ視聴率は落ちてるはずなのに最近やけにテレビでやってる話を
信じると云うかニュースでないバラエティをニュースソースにする人が増えてる印象
書籍の電波っぷりも酷いけど胡散臭く見られてるぶんマシなのかなぁ・・・
Posted by うすたー at 2009年07月26日 03:51
6回着陸は最近知ったので笑えない
前に新聞で恐竜と人間は同じ時代に
生きていたと考える人が
90%ってのもあったなぁ
Posted by ノズ at 2009年07月26日 09:38
初めて投稿します。

「太陽神アポロ(アポロン)」は知ってましたが「歯の聖女アポローニア」は知りませんでした。
日本ではキリスト教の守護聖人よりはギリシャ/ローマ神話の神々の方が著名だと思っていたんですが、逆な人もいるんですねぇ。

それ以外にもなんか信じられないような記事が…「太陽って海にジューッて沈んでいくじゃない?」ってどこの絵本ですか。ほんとに。
児童向けの絵本の描写ならかわいいもんですが、それをいい大人が本気で信じている(いた)となると、ちょっと閉口ですね。
Posted by Null-Devices at 2009年07月28日 00:55
太陽と月が同じもの、というわけではないのですが、なんかの宗教の人から勧誘を受けたときに、
「太陽は東からのぼって西に沈むが、月は西からのぼって東に沈む」みたいなこと、20代過ぎた女性に言われて呆然としたことがあります。

のぼる、沈むというのも微妙な表現ではありますが、それにしても天動説もびっくりの天体の運行理論で、
「それなら、太陽と月が空で交差するような動きが見えるはずですが、そんなものみたことあるんですか?」と聞いたら、「ある」というんだから、もうこれは仕方ありません。


地球の自転ってなんのことだか知ってますか?と聞こうかと思いましたが、無駄だと思ったのでやめました。

ちなみにその話は「太陽が東からのぼるから日本は偉い」という根拠だったらしいのですが、その論理もよく分かりません。もっと分からないのは、人間がそんな理屈を受容する過程ですけど。
そんなこと人に話すくらいなら、せめて事前に一日でも、自分の妄想の中の天球ではなく、本物の空眺めてればいいのになと悲しくなりました。


あ、でもちょっと調べてみたらこんなのとかあるし、月が西からのぼる宇宙は、けっして特殊なことではないのかしら……
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa414103.html
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2523430.html
Posted by すける at 2009年07月28日 19:47
> アポロ陰謀説を信じてしまうような人間には、あの本は理解できないのではないか。

いや、そもそも読もうとしないでしょ。

そういえば、「ダブルフェイス」という漫画で「新月」がテーマの回があったんですが、何故か「夜空に黒い円が浮かぶ」というコマがありました。
新月を表したつもりだったんでしょうか……。
Posted by Rick at 2009年07月29日 15:28
菜の花や…
星空を自分の目で見ていた昔の人の方がよっぽどましだと思います。
アポロ陰謀説一味に、遠近法や照明の初歩を理解してないテレビ局の人が入ってるのも情けないです。
陰謀説は日本の科学を衰退させようとする某国の陰謀、という陰謀説陰謀説を提出します。
Posted by 理力不足 at 2009年08月03日 10:05
>haruさん

> アポロを月に送り込んだ科学者や技術者たちの努力、無数の先人たちの夢を想像することもできないんでしょうね。

 そうなんです。よく相対主義者を気取って、「アポロが月に行っていようが行っていまいがどっちでもいい」と言う人がいますが、「行っていない」と主張することが、偉業を成し遂げた宇宙飛行士やNASAのスタッフたちに対する重大な侮辱であることに気がついてないんですよね。
 このインターネット新聞の記者さんもそうですが、何の根拠もなしに他人を嘘つき呼ばわりしていいと思っているなら、倫理観が麻痺しています。

>Shinさん

>「小中学校の課題図書は必ずSFでなければならない」

 いいですね、それ。僕も中学の図書館にあった『少年少女アポロシリーズ』というのを読んだクチです。
http://homepage1.nifty.com/ta/0a/iwasaki/aporo.htm
 子供はこういうところから読書を好きになっていくと思うんですが。

>闇のカリスマさん
>ノズさん

 科学知識が欠如しているだけなら、まだいいのです。誰も傷つかないのなら、僕もうるさく言いません。
 アポロ陰謀論の問題は、それが重大な名誉毀損だということなんです。

>うすたーさん

>テレビ視聴率は落ちてるはずなのに最近やけにテレビでやってる話を信じると云うかニュースでないバラエティをニュースソースにする人が増えてる印象

 最近は、ネットで拾った珍説を検証せずに鵜呑みにしてしまう人も多いですね。元ネタがバラエティ番組だと知らず、「テレビでは流れない極秘の情報だ」と思ってしまっている人は、実際にいます。
 で、そういう人にかぎって、「メディアは真実を伝えていない」とか言ったりするわけで(^^;)。

>Null-Devices さん

 ギリシア神話もあんまり日本で知られてるとは言えないかもしれませんね。たぶん知名度が一番高いのはアポロかアフロディテあたりでしょうけど、アルテミスやデメテルになるとどれぐらい知ってることやら。
 そう言えば、70年代にあったバラエティ番組の中で、出演者の一人の女の子が「太陽の女神アポロ」に扮して出てきて、あきれたことがあります。いくらギャグ番組でも、男と女を間違えないでほしい。

>すけるさん

 月は西から……これもすごい話ですね。「月は東に日は西に」を誤解してるんでしょうか?
 あと、先日、ネットで、「月は夜にしか見えない」と思っている人を見つけました。昼間出ている月を一度も見たことがないのか……と不思議に思います。普段、空を見上げる習慣がないんでしょうかね?

>Rick さん

 マンガの場合、むちゃくちゃでかい月とか、欠けた部分にまで星が打ってある三日月とか、尖った両端がほとんどくっついてる三日月とか、しょっちゅうですので、もうしょうがないかなあと(笑)。

>理力不足さん

>星空を自分の目で見ていた昔の人の方がよっぽどましだと思います。

 そうですね。現代人はもう月をのんびり眺めることすらないのかもしれません。
 月が昇ってくるところを何度も見てたら、「西から」なんて誤解はしないはずですからね。
Posted by 山本弘山本弘 at 2009年08月03日 15:48
はじめまして。先生のブログは、楽しく拝見しています。

私の大学の教師(経済学担当)にも、陰謀論者がいます。アポロ捏造説はもちろん、9.11テロ自作自演説やロックフェラー陰謀説などを、授業中に熱心に生徒に吹き込んでいます。
5月に、私がそのことを大学に抗議したところ、「私はあなたの主張が正しいのか間違っているのかは分かりませんが、とりあえず教師の言ったことを否定する行為は謹むように」と、逆に突き放されました。
自分たちで調べようともせず、ただ我関せず一点張りの返答には「これが教育機関のとる態度なのか」と、ひどく失望しました。
陰謀論の蔓延を看過している側にも責任があるということを、大学には知ってもらいたいです。現在は夏期休講中なので、今一度抗議の手紙でも送ろうと思っています。

なお、私はその教師に『人類の月面着陸はあったんだ論』の存在を示しましたが、そのあとその人が本を読んだのかどうかは分かりません(奥菜秀次『陰謀論の罠』を「つまらない本」と評していることから、もう何を言っても駄目だろうなとは思います)。
Posted by んどらもえ at 2009年08月05日 00:24
>んどらもえさん

 それはひどい! 教師が学生に間違ったことを教えているのに、大学がそれを放置するとは。
 僕も高校時代、「宇宙船の中が無重力になるのは、地球の引力が届かないところまで行ったからだ」と主張する理科の教師に当たったことがありましたけどね。あんた、教科書に「万有引力は無限遠まで届く」と書いてあるのが読めんのか、と。
 教師にもピンからキリまでいますから、非科学的な説を信じていて、それを学生にを教える教師も、実はけっこういるのかもしれませんね。
Posted by 山本弘山本弘 at 2009年08月05日 14:39
余り、宇宙等に興味が無い人は

無重力状態の映像を見るて、地球と違うと感じる(地球上でも可能とは思わない)

地球と宇宙は違うものだから「宇宙はどこでも無重力」と考える

月も宇宙だから無重力

となる見たいですね。
実際、「月の上は無重力」と主張する人に説明すると、
「月は宇宙だから無重力じゃないの」、「だって、宇宙ステーションとかは無重力でしょ」
といった反論が出てきたりします。

また、「レッド」か「マッハ」の「バロン」で(古い話なので記憶が曖昧ですが)
女性隊員が敵にさらわれ、
「空中でもがいている映像」を送られて来たので、
「月にさらわれた」と思って、バロンで乗り込んだら、
実際は地球上でワイヤーで吊られているだけで、月には居なかった。
というのが有りましたが、
当時、
「何でわざわざ敵に協力して、空中でもがいて無重力に見せかけたんだ?」
「何で、無重力で月?」
と2つ疑問でしたが、
少なくとも後者の方は、「月の哲学者」を知って納得がいきました・・・

まあ、少なくとも「月は無重力」という誤解は最近のものではなく、昔からあったみたいですね
Posted by だぁく・はんど at 2009年08月06日 15:39
その国の理系のノーベル賞受賞者の数と国民の科学知識水準は反比例するって言うネタって結構説得力が(笑)

>んどらもえさん
それまじめな話、学問や思想信条の自由をはきちがえてますよ。

そういう「どっちもどっち」的な態度は「相対主義」ではなく「単なる無責任」です。

ましてや学生に反論を許さないと来れば…そっちこそ学問思想信条だけでなく大学の存在意義そのものすら間違えてるとしか

大学は教えるがわが一方的に「教えてやる・教えてもらう」場所ではありませんし

そもそも経済学のセンセが専門の講義の時間に何教えてるんだ?(ロックフェラー陰謀論とか言い出してるあたり専門の経済学自体も怪しいものだが)居酒屋でのヨタ話じゃないんだぞ。
Posted by and at 2009年08月09日 23:05
(私はジーグの頭だけ持ってかれないか心配でした。)
宇宙以前では…世界で一番受けたい授業
解説:炭酸水につけて乾かしてミイラを作る、
イラスト:日のさす部屋で液体に遺体を入れたり出したり(イラストの人の苦労がしのばれます)。
現在の番組HP:炭酸に入れて一日放置!(ミイラよりクサヤができそうな)
解説者は高校の先生だそうです。
Posted by 理力不足 at 2009年08月22日 17:21
と学会本の第1作以来のファンです。
食品安全や法令などの固い仕事をしていて、エセ「科学」を盲信する方に振り回されて参っています。
さて、その理由の一つに、本物と偽物が区別なく広げられていることかなと思い当たりました。
学校の理科の教科書では、科学的に正しいことしか教えませんが、テレビでは、いい加減な超常現象やエセ科学番組も、まともな食品安全のニュースも視聴者から見ると区別なく放映されています。
報道側は、区別をしているのでしょうが。
出版は、規制がないので全く区別なしです。
何を信じて良いかを、専門外の方にどう伝えるかを悩んでいます。

月面着陸は無かった論の本も、まともな科学の本も区別無く本屋に置いていますね。
でも、政府等が間違った本を排除するというのも問題がありますし、どうしましょうかねえ。エセ科学を信じる奴が悪いと言うことでしょうか。
Posted by T.M. at 2009年08月23日 04:23
>私の大学の教師(経済学担当)にも、陰謀論者がいます。
誰であるかは、想像できますよ。
さて、大学は中高と違って、間違っていることを教えていても、誰も止められません。
大学教官が、ある半島の北部地域が極めて豊かで人民は幸福だと最近(今でも)主張しても、大学当局も学校設置者も同僚教員も誰も止められないのです。
大学というのはそう言うところです。
地球が平らだと主張すればどうなるか判りませんが。。。間違っているというより心身の故障で勤務不能とされるかな?
なので、大学当局に文句を言うのは、正義感は認めますが、あまり生産的でないかも知れません。あなたは先生より立派なのですから、もっと有意義なことをしてもらいたいのです。
大学のゲスト教員経験もあるので、申し上げます。
Posted by T.M. at 2009年08月23日 13:23
小林泰三氏のエピソードはさり気なく怖いですね。
確か彼が勤めているのは理系の会社、しかも開発では?

調べてみたら科学者や技術者の中にも陰謀論者はかなりいそうですね。
Posted by yuki at 2009年09月06日 00:53
>んどらもえさんへ

通りすがりの者ですが、目に余るコメントなので一言言わせてください。

既存の学説(陰謀説も含め)に「疑問」を持ちあらゆる可能性を研究するところが高等研究機関である大学であるが、自分で調べないでテレビや新聞、政府が言っているから事実で、そうでない意見は「陰謀」と言って「否定する」という行為は「学問」を否定する以外に何者でもありません。


「勉強」ということをしたことない「ゆとり世代」なのでしょうか。
日本の教育システムは最悪なので仕方ないですが…。
Posted by 通りすがり at 2009年09月17日 00:55
私はアポロ陰謀説を、別の線で研究している。世代間の憎しみと、精神病理。

今の中高年は、激動の高度成長期に、夢ある日本と世界をリアルタイムに目撃し体感した。しかし若者は、夢のない日本を生きている。90年代以降の斜陽の日本に育った若者の中には、年配たちの青春を踏みにじってやりたい憎悪感情が芽生えているのではないか。

「おまえらジジーの時代のできごとは、全部ウソさ。ざまあみろ。信じるものなんか全部消えろ。俺たちと同じように沈んでしまえ」。私がこれに確信をもった根拠は、掲示板でこの推測に沿った文章を書いたとたん、陰謀説信者が激しく取り乱して、意味不明の詩をつづった連投を始めたからだ。

刑事コロンボの中に、トリックをあばかれた犯人が、劇のセリフをペラペラしゃべり出して止まらず、共犯者が制止するも発狂してしまうシーンがあったが、あれにそっくりの反応を起こした。

もうひとつの筋は、精神病理。世界を支配する闇の勢力があって、その工作員が自分に対しストーカー行為をはたらいているというもの。自分の脳内の思考を吸い上げ、同時に何かの命令を注入するという被害にあった主張だ。世の中は、誰かが動かしている、全部が裏で決まっているという、陰謀論者の主張と共通するものがある。
Posted by 懐疑論者 at 2009年10月27日 23:57
 いまどき月について無知だからといって責められないと思います。ほとんどの人は実生活で忙しいのです。実生活に関係ない天文について知らなくても無理はありません。
 たとえば。牛乳が人体に有害だと主張する人がいます。これなんかまさに実生活に直結しています。だって子供に大切な食品を摂るなと布教しているのですから。
 これに限らず、生活上さまざまなことがあります。月を知らなくても生活には困りません。知らない人は訊かれても想像で答えるしかありません。知らない人を責めるんじゃなくて、どうすれば興味を持ってもらえるかを考えなければいけないと思うのです。一番いいのは、また月に人が行くことなのかもしれません。
 もちろん、人類の将来を考えると、中・長期的は科学に興味持ってくれる人を増やすのは、大切であるとは思います。でも「お前ら駄目だなあ」では、文殊の兄弟子の二の舞ではないかと危惧します。
Posted by K.K at 2009年12月25日 00:37
月と太陽が同じ天体というのは、太陽も月も(水はないけど)海があって、太陽系の惑星である。とかそういうレベルの話ではないのでしょうか、この記事を書いている人もその辺を理解していないような。
太陽と月が別の天体だというのは太陽が巨大なプラズマの塊であるという説からきているように思います。
だから月は物質が集まってできた天体、太陽はプラズマが集まってできた天体であるから、ちがうものであるという話ですね。この記事を書いてる人はきっと、物を知らない人です
Posted by dandelion at 2010年09月11日 16:04
>dandelionさん

 遠野凪子さんの文章をよく読み直してください。「同じ」というのはそんなニュアンスで言っているのではないことが分かるはずです。
Posted by 山本弘山本弘 at 2010年09月11日 16:51
 アポロ陰謀論信者の人によるものすごい長文のコメントがありましたが、削除しました。今どき「影の方向がおかしい」とか「影の部分が明るすぎる」とか「旗が風でなびいている」とか「飛行士は放射線で死んでるはず」とか「月面着陸はぶっつけ本番」とか、とっくの昔に論破済みの話題を持ち出されましてもねえ(笑)。
『人類の月面着陸はあったんだ論』か『ニセ科学を10倍楽しむ本』を読んで出直していただきたいです。
Posted by 山本弘山本弘 at 2010年10月07日 13:55
アポロの問題は、科学リテラシーというより、近現代史、つまり歴史分野の問題だと思います。

自分が生まれて物心がつく前までのことって、当然ながら、文献や映像なんかの資料で知るわけです。

そういう資料には、どうしてもデータには残せない部分が生じてしまいます。

それが空想の種になるんだと思います。

歴史ミステリーで、いろんな説が生まれるように。

アポロ計画以降も、有人月探査が行われていたら、月に行っていないという陰謀説が生まれることもなかったんでしょうが、なにぶん自分が生まれる以前の出来事は歴史なので、リアリティないんですよね。
Posted by みっくん at 2010年10月14日 08:29
いつかは、日本の宇宙探査機「かぐや」「はやぶさ」も、日本政府と特殊法人が仕組んだ小汚い陰謀として、誰かに糾弾される運命なのだろうか。そのきざしは、今はまだないが。

アポロ陰謀説を主張する最大の動機は、ある年齢以下がいだくアメリカ合衆国への憎しみであろう。

動機の発端は、まずは日本への原爆投下と、軍事基地による支配や航空機製造の制限など、日本が受けた痛みの部分だろう。トヨタのブレーキ叩きや、TPP貿易圧力も、おそらく加わっている。

強欲アメリカに対する日本人の復讐心が、アポロ計画をこきおろす熱意に化けている。

陰謀信者たちの学力や教養が低いだの、彼らは情弱だのと指摘しても、それは動機とはまた別だ。無教養が原因なら、「かぐや」「はやぶさ」を陰謀呼ばわりしていいのに、やらない。

アポロの写真が捏造なら、ウリ二つの地形の写真を送信してきた「かぐや」もグルで捏造した理屈なのに、そこで「かぐや」の鬼の首を取ったと騒ぐアポロ陰謀信者はいない。アメリカを憎み、日本を憎まない内心の存在が疑われるゆえんだ。

日本国民に散在する「アメリカにも水爆を落としたろか」というカンシャクが、アメリカ関連の幾多のトンデモ陰謀説を支えていると考えられる。反ユダヤ、親ナチスを軸にした他の陰謀説と、実は動機が同じで連係をとっている。

従って視点をひるがえし、他国の国民に日本国への強い復讐心が生まれた時、日本の国家イベントを陰謀に結びつける説が、その国で急増すると思われる。何かに切れて恨みに走った者たちが、フクシマの隠し事多い対処を根拠に振りかざし、「かぐや」「はやぶさ」は猿芝居だったとこきおろして溜飲を下げる日が来ることは、十分予想できる。

日本人の一部は今、アポロをネタにアメリカに対してそれをやり、気晴らししている。
Posted by アメリカ嫌い at 2011年06月08日 20:15
ここまで科学的リテラシーのない人が多いことに驚きました。

「たろろん」レベルの人がごろごろしてるんですね。

びっくらこきました。

今後もえせ科学や陰謀論を相手に戦ってください。

陰ながら応援しています。
Posted by 犬吉 at 2011年06月15日 14:39
同じ天体というのは、さすがに日本語の解釈の曖昧さでしょう。
「太陽も、月も、地球も、同じ「天体」である」という意味に解釈されたんでしょう。
聞かれた人も、まさか同じ一個の天体であるって意味で聞かれたのだとは思わなかったんでしょう。

「ヒトラーもガンジーも同じ人間である」という文を見て、二人を同一人物だと解釈するケースは少ないでしょう。
「源義経もチンギス・ハーンも同じ人間である」なら同一人物という意味にとる場合もあるでしょうが。
Posted by 雪 at 2012年08月01日 23:00
ルービックだかキューベリックだかって人は、
『ファミコン』よりはるかに性能の劣ったコンピュータしか無い時代に、現在の最新テクノロジで作成した画像よりも、はるかに精巧な画像をン百枚も、しかも、ほとんどリアルタイムで作成するという「トンデモ」技術を持っていた人えらしい!
http://blogs.nvidia.com/blog/2014/09/18/debunked/
だとすると、
グラフィック用のコンピュータってのは、ここ45年全く進歩して無いってことだね。
Posted by すがも at 2014年11月01日 21:03
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