2018年04月23日

『レディ・プレイヤー1』観てきた!

『レディ・プレイヤー1』観てきました。最初は試写会で、2回目は自分で金払って映画館で。
 初回は英語版、2回目は日本語版。字幕ではどうしても省略されちゃう部分もあるので、日本語版の方がやや良かったかも。

 原作の『ゲームウォーズ』は2014年に発売された直後に読んでいっぺんにハマり、12月のLiveWireでのビブリオバトルで,見事にチャンプ本になったことも。

ビブリオバトル・チャンプ本『ゲームウォーズ』
http://hirorin.otaden.jp/e409011.html

> ちなみに映画の監督はクリストファー・ノーランがオファーされてるらしいんだけど……うーん、ノーランじゃ何か違うかも。

 と、この時には書いたんだけど、後でスピルバーグに決まったと知ったときには、「やった! これで勝てる!」と思ったものです。
 もっとも、残念ながらさすがのスピルバーグでも力及ばず、ウルトラマンとレオパルドンはカットされちゃいましたけどね。あと、原作ですごく盛り上がった『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』の名場面再現がカットされたのも残念。まあ確かに、こんな超大作映画のクライマックスであれやられてもなあ(笑)、という気はしますけど。あっ、でも「聖なる手榴弾」は出てきます。
 他にも、未見の人のためにまだ言いませんけど、原作に出てこないキャラ、原作に出てこない映画ネタがいろいろ追加されていて、原作読んでる人間にも満足できる出来でした。
 あと、映画観て面白かった方は、ぜひ原作も読んでいただきたいです。映画よりもはるかにネタを詰めこみまくってまして、「よくぞまあこんな趣味に走りまくった小説書いたもんだ!」と感動しますから。


 この『ゲームウォーズ』、〈BISビブリオバトル部〉シリーズ第4作『君の知らない方程式』でも、ビブリオバトルの場面で登場しております。こちらもお読みいただければ幸いです。


「もちろん、批判する人もいるでしょう」
 あと一分。私は興奮を抑え、締めにかかりました。もちろん、ターゲットは武人くんです。
「こんなのは荒唐無稽だ。こんな都合のいい話なんて現実にはない。ほとんどの人間はどん底から這い上がれず、社会の底辺でもがき続けて一生を終わるんだって──ええ、確かにそう思います。
 でも、この話自体は架空でも、そこにこめられた作者のメッセージは本物だと思うんです。どんなにどん底の絶望的な境遇でも、あきらめずに戦い続けたら、きっと未来を手にできる──だって、そうでしょう? あきらめたら未来もないじゃないですか」

(中略)
 だから作者のクラインさんのメッセージを、私は肯定します。確かにこれは荒唐無稽なSFです。オタクの夢です。願望充足です。でも、未来への希望が詰まっています。だから、今も苦しんでいる人たちに、この小説を読んで、勇気を持ってほしいと願います。あきらめず、希望を持ってほしいと。生きていればいつか、チャンスが訪れるから……」

 発表の後の質疑応答の場面。

 次にミーナが手を挙げる。
「レオパルドンが出てくるそうですが、他にも日本のキャラクターが出てきますか?」
「ああ、はい。登場人物の一人が、『カウボーイビバップ』のビバップ号を改造した宇宙船に乗ってきます。あと、途中で出てくる謎で〈笛を吹き鳴らせ〉というのがあるんですけど、ウェイドがそれを『マグマ大使』の笛のことじゃないかと」会場がまた爆笑だ。「推理するシーンがあるんです。結局、その推理は間違ってたんですけどね。ただ、アメリカ人が書いた小説に『マグマ大使』なんてタイトルがさらっと出てきたので、ちょっとびっくりしました」
「アメリカで放映されてたんですか、『マグマ大使』?」
「七〇年代から八〇年代にかけて、吹き替え版が放映されてたそうです。ああ、名前だけですけど、『キカイダー』とか『スペクトルマン』とかのタイトルも出てきます。ウェイドはそういう日本の古い特撮番組が大好きなんですよ」
 どんなアメリカ人だよ!


 ちなみに今月号の『映画秘宝』の西川伸司氏の解説によれば、あの●●●●●、生頼範義氏のポスター版がベースになってるんだそうで……それはそれで濃いネタだなあ。



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この記事へのコメント
初日に観ました!色々言いたいことはあるけれど長くなるので一つだけ…なんでアレだけオリジナルデザインにしたし!映画秘宝の表紙でまさかの昭和か?って期待してたらトランスフォーマーみたいのが出て来てガックリ…ガンダムとの対決期待してたのに…チックショー!
Posted by 晴れ晴れ at 2018年04月23日 20:41
私も観てきました! なんというか、「一旦骨格にしてからスリムで派手に肉付けしました」と言う感じですね。ネタバレしない程度の意見としては、「小説も映画も未見ならまず小説から」でしょうか。大丈夫、楽しめます。
Posted by Rick=TKN@4DXは尻が滑る at 2018年04月24日 11:39
あの○○○○○、機○じゃないんですね。でも最初の映画のオリジナルの方が○○○ラスを瞬殺し、○○ラとキング○○○を
1体で相手していたから強いような気がしますwww
Posted by ジャラル at 2018年04月26日 22:43
映画秘宝の記事を読みました。エイチはガンダムで、ライディーンはショウトウではなかったでしょうか? (本は友人に貸していて手元にありませんが)
Posted by Rick=TKN at 2018年04月30日 01:47
この映画で滅茶苦茶酷い批評をしていたコメンターの人がいた(ヤフーニュース「スピルバーグ監督の老いを感じる残念な映画「レディ・プレイヤー1」[ネタバレ注意]」)。まあ映画見ても色々な感想があるから・・・と思っていたら、このコラムニストは自分が出てくるサブカルチャー理解できないから批判しているようでしたwww 嫌なら見に行くなよwww 
Posted by ジャラル at 2018年05月01日 07:19
 見てきました。
 よくもまああそこまで好き放題…(褒め言葉ですよ、もちろん)。

「原作ですごく盛り上がった『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』の名場面再現がカット」
 主人公のハンドルがあれだからですか(苦笑)。だから代わりに結界生成/解除の呪文があれなんですかね(しかしあれって、何のエクスキューズもなくても通用するほどアメリカじゃメジャーなんでしょうか?)
Posted by あまね at 2018年05月04日 23:58
「聖なる手榴弾」は、せっかく出したのなら、投げるときのプロセスも再現してほしかったですね。
Posted by ebcdic-ascii at 2018年05月13日 12:37
学問としての性格学を、日常生活に役立つように記述してあります。
投稿者香本明世2013年8月14日
Amazonで購入
形式: 新書
職場などで「どうしてこんな人がいるんだろう?」と感じる場面は多い。そういうとき、この本の内容を踏まえていると、かなり納得のいく解明ができます。「学問は役に立つんだなあ」と感じさせてくれる一冊です。性格分類としてはもう一つ、血液型によるものが知られています。かんたんにいうと、本書に述べられている「学問としての性格学」と「血液型性格判断」は、縦糸と横糸の関係にあり、矛盾するものではありません。前者が実際の人間観察の積み重ねによる分類法(帰納法)であるのに対して、後者は肉体的基礎である「細胞の型」が「気質」に影響を与えているはずだという仮説を一種の統計学的手法により検証しようとするもので、後者にも合理性と信憑性があります。ただ一般には、後者は正しく理解されておらず、「気質」と「性格」を混同したまま「血液型で性格がわかるはずがない」などと論じる人が多いのが残念です。
Posted by 佑子 at 2018年05月30日 20:09
Blu-rayで一時停止を駆使して観たいです。
Posted by 佑子 at 2018年05月30日 20:29
山本弘先生、こんにちわ。
ブログを読ませていただいてます。

外国人で日本の作品に詳しい人ってどういう経過を辿って好きになったり作品をみたりするんでしょうね。
マグマ大使の英語版なんて、あるのかすら私は知りません。
そのためだけに日本語勉強した、とかだったらさらに面白いですね。
国を越えてオタクという人種は先鋭化するのかなあ。
行動科学や精神医学風にそれぞれ分類したら面白いかも。
日本アニメ専門オタクⅠ種は作品の解釈と円盤の収集に特に執着する傾向のあるオタクであり云々……。

ところで、今話題の日本国記はもうお読みになりましたか?
私自身まだ読んでいませんが、山本先生の書評も含めて読んでみたい1冊です。
割とトンデモ本だとか、宗教書だとか評価されていて(状況含めて)面白そうです。
読んで、ブログのネタになりそうでしたら是非お願いします。
長々と感想を書いて失礼しました!

次回更新を楽しみに待ってます。
Posted by 菅井歩香 at 2018年11月16日 13:59
 正岡子規「水戸紀行」を思い出しました。血を吐き倒れた後、元気な時の気分そのままで文を綴る、才ある者のみ成せる業なるべし。
 夏、シカゴからの機内で、レディプレイヤー1繰り返し見ました。字幕で細かい所は漏らしても、俺はガンダムで行く、が良いですね。シカゴ発の飛行機でランペイジも見てしまいました。
 
Posted by 理力不足 at 2018年11月19日 23:11
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