2016年12月26日

冬コミ直前情報

 どうも、長いことブログを放りっぱなしにしていて、申し訳ありません。今月はむちゃくちゃ忙しかったもので。昨日、ようやく今年最後のゲラと契約書その他もろもろを出版社に送って、一息つけました

 毎月、最終金曜は大阪で「山本弘のSF秘密基地LIVE」というイベントをやってるんですが、今月はお休みです。その日は昼間、コミケ会場におります(笑)。なお、次回の「山本弘のSF秘密基地LIVE」は2017年1月28日(土)を予定しています。いつものように金曜日じゃありませんので、お間違えなく。

 さて、冬コミの新刊はこれです。

 12月29日(木) 東ヒ-02a「心はいつも15才」
新刊『モーグリはパンツ穿いてない
40ページ・フルカラー


 僕が女ターザンものが好きなのは有名ですが、実は少年ターザンものも好きなんですよ。自分でも書いてます。『怪獣文藝の逆襲』に収録された「廃都の怪神」。ジャングルの奥地で少年が怪獣と戦う話。

 もちろん『ジャングル・ブック』も好きです。今年はディズニーの映画が公開されたし、ワーナー・ブラザースもアンディ・サーキス監督による『Jungle Book: Origins』を製作中(2018年10月公開予定)とのことなので、僕がずっと貯めてきた〈ジャングル・ブック〉フォルダを解放するのは今かなと思い、『ジャングル・ブック』資料本を出すことにしました。
 メインは、古今東西のイラストレーター(おそらく何百人という数)が、モーグリをどんな風に描いてきたかという話。僕がいちばん好きなのはフランスのピエール・ジュベールという人なんですが、他にもいろんなイラストレーターがいろんなイメージのモーグリを描いてるんですよ。ネットで検索しまくるうちに、恐竜の想像図で有名なチェコの画家ズデニェク・ブリアンの描くモーグリを見つけた時には「うわあ、ブリアンだ!」と感動しました。子供の頃、この人の描く恐竜にすっかり魅せられてたなあ……。
 映像化作品の紹介もいろいろ。もっとも、今年のディズニー映画についてはほとんど触れていません。最新の作品は資料が豊富だから、わざわざ同人誌で取り上げるまでもなかろうと。
 その代わり、1967年のソ連製アニメとか、1992年のベルギーのTVドラマとか、2010年のインド製のCGアニメとか、あまり知られていないものを取り上げてます。もちろん日本の『ジャングルブック・少年モーグリ』とかも。日本よりも海外で人気があるみたいなんです、あれ。
 日本の本では、昭和5年の菊池寛訳のバージョン、昭和27年の南洋一郎バージョンなども紹介。昭和21年に大佛次郎が訳したバージョンもあるらしいんですが、それは手に入れてません。

 今回は、30年以上も同人誌作ってきて、初めてフルカラー本に挑戦しました。当然、モーグリの裸の絵はいっぱい載ってますけど、児童書の表紙や挿絵ばっかりなので健全です。全年齢向け。

 あと、カタログには「『ミステリー・ゾーン』本在庫あります」と書いてありますが、『ミステリー・ゾーン』本と前に出した『世にも不思議な物語』本は、合本にして商業出版が決定していますので、今回は増刷しませんでした。悪しからず。現在、出版に向けて書き直し作業中です。もう少しお待ちください。



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この記事へのコメント
2017年1月29日は日曜日ですよ。
Posted by 餃子王子 at 2016年12月26日 22:08
>餃子王子さん

 ご指摘ありがとうございます。訂正しました。
「お間違えなく」と言っておいて間違えてたらだめだなあ(笑)
Posted by 山本弘山本弘 at 2016年12月26日 23:15
 毎年恒例ですが冬コミお疲れ様でした。
 真奈美さんや美月さんと良き新年をお迎えください!(「君の知らない方程式」を読み単行本化を待ちながら)
Posted by toorisugari at 2016年12月31日 20:43
>『ミステリー・ゾーン』本と前に出した『世にも不思議な物語』本は、合本にして商業出版が決定

うわ~楽しみですね! こういうガイド本はミステリーや漫画・映画では割とありますがドラマは意外と少ないので楽しみにしています。
Posted by ジャラル at 2017年01月03日 21:55
確かに、よく考えてみたらモーグリって服はおろかパンツすらはいてないんだよな。

そういえばモーグリっていくつ位まで森で暮らしていたんだろうか。

このモーグリって名前は「蛙」って意味らしいがやっぱり体毛のないツルツルの肌が蛙を思わせたからついたのか。
だとしたら体毛の生えないツルツルの時期がモーグリが森で暮らした時間なのか。

少年ターザンというと「少年王者」という小説が昔の日本にあったそうですがやっぱり「ジャングルブック」に影響を受けて作られたのですかね。
この「少年王者」を知ったのがけっこう仮面の「少女王者」というのは僕くらいのものでしょう。
Posted by あさくま at 2017年01月11日 17:01
せっかく書いたのに入力禁止の単語が…って、
表現の自由の言っていたのにがっかり。
ちょっと書く気がなくなった。
Posted by しんや at 2017年01月14日 14:45
>あさくまさん

 ジャングルから出てくるのは17歳の時ですね。その後のモーグリを描いたのが、番外編の「ラクの話」。書かれたのは『ジャングル・ブック』より前なんですが。

 あと、『少年王者』はむしろバローズの『ターザン』の影響が大きいですね。そっくりのシーンがあったりしますんで。
Posted by 山本弘山本弘 at 2017年01月21日 17:57
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