2015年03月08日

新刊『1時間の物語』



日本児童文学者協会著
タイムストーリー1時間の物語
偕成社 1296円+税

 時間をモチーフにして物語作りをした、「タイムストーリー」シリーズの全5巻が刊行されました。
 今回もスタイリッシュな装幀で、シャープな作りの本になっています。
 入選した公募の、6編の作品も入っています。
 また執筆者は、大人の本の人気作家も入っていて、バラエティに富んでいます。
 時間を有効に使った、おもしろいストーリーが満載です。ぜひお読みになってください。
 昨年、刊行した『迷宮が丘』シリーズ全10巻(偕成社)も、好評発売中です。

 あわせて、どうぞよろしくお願いいたします。
http://blog.goo.ne.jp/junko_blog/e/365da68ec09d1e8d9d9b60480396442e

 1時間の物語の収録作品と作者名

「その先にあるもの」 まはら三桃
「ゲテモノハンター」 廣嶋玲子
「魔の水曜日」 宮下恵茉
「運命の一時間」 佐藤まどか
「ぼくは脱出できたのか?」 山本弘


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 児童小説のアンソロジーです。『5分間の物語』『1時間の物語』『1日の物語』『3日間の物語』『1週間の物語』の5冊のシリーズで、僕が書いたのはそのうちの「1時間」をテーマにした話。20枚ぐらいの短い話なんで、さらっと読めます。

「山本弘が『時間』をテーマに書くのなら、やっぱり時間SFか」と思われるかもしれませんが、今回は非SFです。テレビ界の裏側を題材にした、ちょっと皮肉な話。
 僕の小説にしてはおとなしめな印象があるかもしれません。実は最初はSF書いたんですよ。かなりショッキングな内容のやつで、タイトルは「悪夢はまだ終わらない」。でも、過激すぎてボツくらっちゃいまして(笑)、急遽、まったく別の話を書いたんです。
 まあ、最近起きたある事件を連想させる部分があるうえ、子供が読んだらトラウマになりそうな怖い話だったんで、ボツになるのはなかば覚悟のうえ。でも通ってくれたら嬉しいなと思って提出したんですけどね。ダメでした。
 お行儀のいい話ばかりじゃなく、たまには子供に残酷な話や不道徳な話を読ませてもいいと思うんだけど……と、小学生の頃から筒井康隆作品を普通に読んでた僕としては思ってしまうんですが。

 あ、ボツになった「悪夢はまだ終わらない」。自分では気に入ってる話なんで、ぜひどこか別の媒体に発表したいですね。 
 


タグ :PR児童小説

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この記事へのコメント
 でしたら、単行本発売の際についでに出したら
どうですか。注意書きを書いた上で。それか今度の
コミケでサークル本で出してしまうか。
Posted by てっき at 2015年03月10日 02:43
「ぼくは脱出できたのか?」読みました! 内容的には作品の冒頭で、あの番組をモデルにしたというのがわかったのと
弓月くんのキャラ設定で何となく序盤でオチが読めたもののP117の黒須先生のイラストもあり、やはりちょっと哀しい話でしたね。
あと、個人的にボツになったという話も何かの機会に読みたいです!とても気になってます!
Posted by ドードー at 2015年03月11日 17:32
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