2014年11月12日

ゴーストハンター2 『パラケルススの魔剣』【完全版】

ゴーストハンター2
パラケルススの魔剣【完全版】

著者:山本弘 原案:安田均 イラスト:弘司

2376円(税込)
2014年11月20日発売

> ゴーストハンター再び集結。少女が予見した世界滅亡の未来を変えろ!
> 霊媒の少女フランカが幻視したヨーロッパの未来の姿。それは大きな炎が燃え、建物が崩れ、人が大勢死ぬというものだった。その意味を探るべく、モーガンたちは欧州を巡る旅に出発する。ホラーファンタジー第2弾。
http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321404000020

 というわけで、9月に出た『ラプラスの魔』【完全版】に続いて、今度は『パラケルススの魔剣』が復刊です。
 1932年のヨーロッパを舞台に、人獣の秘密結社とナチスの対立に、アトランティスの謎がからみます。僕のオカルト趣味が炸裂しているうえ、クライマックスはアクションてんこ盛り。1994年に発表された長編ですが、初めて接するみなさんにも楽しんでいただけると思います。

『ラプラスの魔』【完全版】には、おまけとして、単行本未収録の短編「死のゲーム」をつけたのですが、この『パラケルススの魔剣』では、新たに番外編の短編を書き下ろしました。ちょうど20年ぶりの新作ということになります。
 50枚ほどの短編なので、派手なアクションとかやってる余裕はありません。なので、怪奇現象の謎解きをメインにした話にしようと考えました。
 最初の構想では、『パラケルススの魔剣』の最後の方に出てきたイギリス人飛行機乗りスタン・メイヤーを主人公にして、彼と草壁健一郎の出会いを描こうと考えました。健一郎がスタンの助けを借りて、イギリスの空で起きる怪異を調査する……という、コナン・ドイルの「大空の恐怖」みたいな話にしようと思ったんですね。
 ところが構想を練っていくうちにプロットが二転三転。うまくつじつまが合わなくて、ああでもないこうでもないといじり回しているうちに、最初の構想とはぜんぜん違う話になりました。時は『パラケルスス』の一年前、主役はまだスミスの庇護下にいた頃のフランカです。健一郎もスタンも出てきません。
 書き上がったのは、『ミステリーゾーン』っぽいというか、〈ゴーストハンター〉というより〈妖魔夜行〉みたいな物語。個人的にはこういう怪異談も好きだったりします。
 何にしても、20年ぶりにフランカが描けて感慨深いです。



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この記事へのコメント
20年ぶりですか。そういえばフランカさんは「地球移動作戦」には登場していませんでしたしね。
そして、妖魔夜行もゴーストハンターも好きな私としては、妖魔夜行風ゴーストハンター小説にとても期待しています!
発売が待ち遠しいです。
Posted by ドードー at 2014年11月13日 22:43
今は亡き「LOGOUT]誌に連載されていたころから読んでいます。年代的に刻一刻とWWⅡに近づいているので、日本人?の草薙とアメリカ人トリオとの関係も微妙になっているのが面白くもあり悲しくもあった覚えがあります。
Posted by ジャラル at 2014年11月17日 12:26
ラプラスに続いてパラケルススの復刊ですね。
短編がとても楽しみです。
発売直後に読んだ作品ではないのですが、それでも初見から15年以上が経ちます。
読み返しすぎてボロボロになるほど好きだった作品の番外編を読めるとは思わなかったので、とても嬉しいです。
新作を読むのも楽しいですが、こうしたサプライズもファンにはたまらないと思います。

ただ、メイヤーと健一郎の話も読みたかったと思うのは私だけでは無いと思いますので、何とかなりませんでしょうか?(笑)
Posted by けんけん at 2014年11月17日 19:13
「堕ちた天使」読みました。確かにあの作品は妖魔夜行でしたね。
雰囲気の懐かしさと内容の哀しさで、ラストで涙が出ましたよ……。
MM9みたいな形で妖怪が出てくる作品も良いですが、ああいう妖魔夜行的な作品はもっと読みたいですね。
ええ、心から……。
Posted by ドードー at 2014年11月22日 02:55
P390の13行目ですけど、正しくは「カールは表情を曇らせ」ですよね。増刷が決まったら訂正されることを望みます。
Posted by ドードー at 2014年11月22日 03:59
>ドードーさん

 ありがとうございます。増刷の際には訂正させていただきます。
Posted by 山本弘山本弘 at 2014年11月22日 18:10
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