2014年11月01日

『ウルトラマン』小説書きました

 これまで秘密にしてたんだけど、今月号(12月号)の〈SFマガジン〉の次号予告に載ったので、もう公開してもいいでしょう。
 11月25日発売の〈SFマガジン〉1月号は、円谷プロと早川書房のタイアップ企画。『ウルトラマン』などの円谷プロ作品を題材にしたオリジナル小説を日本のSF作家たちが競作するというもの。一回だけじゃなく何回にも分けてシリーズで掲載され、最終的にアンソロジーにまとめられるのだそうです。
 その記念すべき第一回に書かせていただきました。僕が選んだ題材は『ウルトラマン』。タイトルは「多々良島ふたたび」。そう、第8話「怪獣無法地帯」の後日談です。ただしウルトラマンは出てきません。
 あれから半年、破壊された多々良島の測候所が再開されることになり、島から危険が去ったことを確認するため、調査隊が派遣されることになった。測候所員でただ一人生き残った松井がそれに同行するが、島に向かう船の中には密航者が……という話。
 昔から「怪獣無法地帯」について抱いていたいくつかの疑問を、僕なりの解釈で解消することを目指しました。『ウルトラマン』『ウルトラQ』のいくつかのエピソードをDVDで何度も見直して、本編との矛盾がないように心がけましたので、『ウルトラ』ファンなら喜んでもらえるはずと自負しています。
 ちなみに、他の作家がどんなものを書いているのか、僕も聞いてないので、読むのが楽しみ。北野勇作「火星のバラ」って、『ウルトラQ』の幻のエピソードのノヴェライズ?



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この記事へのコメント
 これは期待! 
「怪獣無法地帯」は、怪獣がいっぱい出てくるところが子供心に大好きだったので、それがどのように描かれるのか楽しみです。
「ウルトラQ」を見て……という事は、以前にすごかがっぽく考察した「ペギラの亜種としてのチャンドラー」ってな描写もどこかに出てくるんでしょうか。そういうとこも楽しみ。
 
 ただ、劇中では多々良島にはスフランがまだ数多く生えてましたし、劇中で倒されたもの以外にも怪獣が潜んでるかもしれないし、まだ油断はできないかなと。

 にしても、SFマガジンも良い企画してくれるなあ。題材にするのが「円谷プロ作品」という事は、今後はウルトラ以外の作品も掲載されるわけで、更に楽しみであります。
 個人的には、円谷恐竜もの作品のいずれかを……ボーンフリーやアイゼンボーグ、コセイドンなどを用いた作品が読みたいですね。できればアイゼンボーグを。
「ブースカ」も良いし(そういや、最近イケメンになったリメイクマンガがありましたっけね)、「緊急指令10-4・10-10」とか、「怪奇大作戦」「恐怖劇場アンバランス」なども読んでみたいですし、「猿の軍団」「スターウルフ」も。
 いっそ「ポーラボーラ」とか「ダイゴロウ対ゴリアス」なんかも!

 などと、いささかエキサイトしてしまいましたが。
 とりあえず、25日を楽しみにして待ちたく。
Posted by 塩田多弾砲 at 2014年11月01日 14:59
MM9シリーズを書いた山本先生がついにウルトラマンの世界観で小説を書く!これはとても楽しみです!!
Posted by ドードー at 2014年11月02日 01:47
NHKのゴジラ特番で光瀬さんや荒巻さんの書いたゴジラ脚本があったと聞いたが、そっちもできたら読んでみたいもんだ。
Posted by 怪鳥 at 2014年11月10日 20:41
>怪鳥さん

 この本に収録されてますよ。↓

http://hirorin.otaden.jp/e104597.html
Posted by 山本弘山本弘 at 2014年11月12日 16:50
SFマガジン「多々良島ふたたび」読みました。
私は子供の頃、特撮番組のサイドストーリーを考えたり、裏設定を考察したりして、楽しんでいたので、今回の作品で当時の気持ちを思い出しました。
『なぜウルトラマンにだけ、ほかの侵略宇宙人にはない3分間の時間制限があるのか? ハヤタの命を救うために合体した影響ではないか?』など、子供ながらに色々と妄想して、友達にそれらの“仮説”を披露したものです。
あいにく、「ふーん、そうかも知れないね」ぐらいしか反応は返ってきませんでしたが…。ここで挫折しなかった人がSF作家になれるのかも知れませんね。
Posted by ハル at 2014年11月30日 17:04
1月号の円谷企画、買って全部読了。多々良島は山本版すごい科学で守ります!ってな趣でしたね。たまたまスカパーはフジテレビONEでウルトラマンの放送があり録ってたんですが、ハードディスクの容量が気になって、ブルトンの前まで消したばかりでした。しょうがないので、レンタルで観直してから読みましたよ。アメリカ人生物学者の紹介を妙に引っ張るなーと思ったら、やっぱりそういうことでしたねん♪ 読んだ後、すぐに例の回を観直しました。

ウルトラマンギンガものは、ちょっと気になってた久野千草の活躍が読めてよかった。他の怪獣やヒーローにウルトライブするのかと思ったら、そっちでしたかー。まあ他の二篇では出てこないし、ちょうどいっかな、と。

ウルトラQものはラスト直前でオチが読めちゃったけど、カギカッコを使わない文体が夢と現し世のハザマを曖昧にしてくれてよかったです。でも世代が違うからバルンガとか知らなかったんだよなー。
Posted by ギルス at 2015年01月01日 20:36
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