2014年09月18日

『ラプラスの魔』(完全版)

山本弘著 安田均原案
〈ゴーストハンター〉『ラプラスの魔』【完全版】
富士見書房 1600円+税
9月20日発売


>伝説のRPGノベル復活。最強のパーティーが世界を救う!

>片田舎の町の外れに立つ、幽霊屋敷で起きた惨劇の真相を追い、屋敷を訪れた女性記者モーガンが見たモノは!? 偶然に集結した最強のゴーストハンターチームが、恐るべき異世界と魔物、そして魔人ラプラスに挑む!

 1988年に出版された僕の処女長編が復刊しました。当時発売された同名のパソコンRPG(原作・安田均)のノヴェライズで、大筋ではゲームの展開をなぞってますが、細部に僕のオリジナルのアイデアがいろいろ詰めこまれています。前半は幽霊屋敷を舞台にしたホラーですが、後半は異世界SFになって、アクション・シーンがてんこ盛りです。
 久しぶりにゲラで読み返したんですけど、ぜんぜん古くなってませんね。『神は沈黙せず』なんか、今読み返すともうすっかり時代遅れになってるんですが(苦笑)、こちらは1920年代という過去が舞台なんで、時代の変化の影響をぜんぜん受けていません。今読んでも十分すぎるほど面白いと、自信を持って言っておきます。
 時代の変化というと、この頃はまだクトゥルフ神話がマイナーだったってことぐらいですかねえ。今やすっかり有名になって、「SAN値」なんて言葉がアニメの主題歌に使われるような時代ですが。

 2002年にもいっぺん復刊してるんですけど、前と同じじゃいかんだろというので、おまけとして、番外編の短編「死のゲーム」を収録しました。もともと『ラプラスの魔』の第一章として書いたけれどカットした部分を、独立したホラー短編として書き直したもので、雑誌『LOGOUT』に一度載ったきりで、どこにも収録されたことのない作品です。
 あと、11月には第2作の『パラケルススの魔剣』も復刊予定。こちらはおまけとして、描き下ろしの新作短編がつきます。お楽しみに!


タグ :PRホラーSF

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この記事へのコメント
新作の短編が付くのですか!?これは絶対買わなくてはなりませんね。
それにしても、モーガンさんたちは再び世に出る機会が多いですね。
他の絶版作品のキャラも何らかの形で再び世に出て欲しいです。
(個人的には特にソードワールドや妖魔夜行を……)
Posted by ドードー at 2014年09月18日 18:48
ラプラスの魔の完全版が出たならサイバーナイトも完全版で出して欲しいです。
出来れば、イラストがマルカツPCエンジン掲載時の全収録でおねがいします。
Posted by 亜留間次郎 at 2014年09月18日 20:04
 おぉ、「ラプラスの魔」完全版の出版、おめでとうございます。高校の時にラプラスを読んで以来、山本先生のファンをやっているので、完全版は嬉しいですねぇ。先日も読み直して、やっぱり「愛している」の会話のシーンは良いなぁと思ったばかりです。


 さらに、「死のゲーム」も収録とか。あの子供達の話ですよね。こちらはLOGOUTに掲載されていたのを立ち読みしただけだったので、再録を待っていました。なんて誰得な完全版なのでしょう。

 「パラケルススの魔剣」にも新作短編とか、楽しみすぎです。いやぁ、今年は良い年になるだろう…です。
Posted by i at 2014年09月19日 09:08
ランドルフ・カーター、ジョン・サイレンス、カーナッキ達のように、目眩く眩惑と恐怖への案内人としてケンイチロウ・クサカベの名前は焼き付いています。

前半の「ランドルフ・カーターの陳述」的な導入と暗闇の恐怖。
中盤のゴシック小説的重苦しさと張り詰めた緊張感。
終盤の壮大な展開とカタルシス。

昔一度読んだだけなのに、結城信輝の挿絵ごと目に浮かびます。

この記事を見て、今の時代に書かれる山本弘版新生ゴーストハンターも読んでみたい気がしました(笑)
Posted by LS at 2014年09月20日 11:59
明日は仕事だというのに一気に……って、前にも書いた気がしますが、さっそく買ってきて読みましたよ。「ラプラスの魔・完全版」!
「ラプラスの魔」は高校時代に新装版を何度も読み返すほど個人的に好きな作品でした。まさに山本弘作品の原点ですよね。
そして「死のゲーム」、結末は本編の冒頭でわかっているものの、これはこれでホラー短編としては良かったですよ。
次のパラケルススの魔剣・完全版も楽しみです!
Posted by ドードー at 2014年09月21日 00:58
それにしても、モーガンたちは「地球移動作戦」にスターシステムで登場しましたが、原典を読んだ者としてはかなり感慨深かったですね。
原典だと、事件後、例えるなら「鳥人戦隊ジェットマンの世界を救った後のブラックコンドル」のようなことになってしまった人が多いのが哀しかっただけに
「地球移動作戦」での仕事が順調なビンセントや老後のクイン夫妻はかなり嬉しかったですね。また、スターシステムやってほしいです。
Posted by ドードー at 2014年09月21日 01:12
遅ればせながら、書店で注文しました〜。
榊一郎先生の「ドラゴンズウィル」みたいにイラストが無くなっていない事を祈るばかりです。弘司先生のイラスト、好きなもんで。
Posted by おんぼろモンキー at 2014年09月22日 20:05
本は未読ですが、スーファミで出ていたゲームはやりました。
モンスターがヤドカリだったりバタ臭い印象が残っています。
科学者がまったく役に立たず、ディレッタントという職業不明の人物に頼り切っていました。スキルがまるで魔法使いで重宝したんですが、意味を調べると「研究家やマニア等」いったい彼は何だったんだろう?今でも不明です。
あのゲームを思い出しつつ、読んでみたいですね。
Posted by ウキ at 2014年09月26日 22:54
結城先生が挿絵の角川版持っています。あの年の角川文庫のラインナップは「ロードス」「アルスラーン」「ルナ・ヴァルガー」、ついでに「ガルディーン」(笑)とやたら凄かったという記憶があります。
Posted by ジャラル at 2014年09月28日 10:48
 みなさま、ありがとうございます。『ラプラスの魔』を覚えていてくださった方が多くて、感激しています。
『サイバーナイト』も復刊したいんですけどねえ。その前にまず、『フェブラリー』の続編を書き上げないと……。
Posted by 山本弘山本弘 at 2014年10月05日 18:31
懐かしすぎて頭がおかしくなりそうだッッ!!


>ドードー さん

比喩が的確すぎて素敵ですww


>山本先生

『サイバーナイト・完全版』には『戦士達の肖像』もお願いいたします。『MM9トリロジー コンプリートBOX・アルティメットエディション』にはヒカル様ねんどろいど・パンツァーファウスト装備Ver.とDX超合金ゴウキングを同梱するのがよいと思います。
Posted by 活字スキー at 2014年10月08日 08:43
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