2013年04月20日

デマがいっぱい(最後に)

 こうしてたくさんのデマをざっと見ていくと、人がデマにひっかかってしまう理由が見えてくる。

・警戒心の欠如
 自分はデマになんかひっかからないと思っている。

・注意力の欠如
 文章をよく読まない。時には記事の見出ししか読まない。

・論理性の欠如
 理屈で考えて明らかにおかしい話なのに疑問に思わない。

・知識の欠如
 基本的なことを知らない。

・検証精神の欠如
 事実なのか確認してみようと思わない。

・モラルの欠如
 デマを拡散することを悪いと思っていない。

・羞恥心の欠如
 デマにひっかかったことを恥ずかしいと思わない。

・学習能力の欠如
 何度騙されても学習せず、また騙される。

 確かにデマを発信する者も悪い。しかし、それに騙されて拡散してしまう者も悪い。特にそれが、誰かの名誉を傷つけるデマであった場合、信じて拡散してしまった者にも大きな責任がある。
「騙されただけだ」という言い訳は通じない。あなたがデマを信じてしまっただけなら被害者だが、それを拡散した時点で、あなたも加害者なのだ。被害者ではなく加害者になることを恐れてほしい。
 デマにひっかからないためには、次のことを心がけたい。(これは何度もデマにひっかかった僕自身への自戒でもある)

【その1 普段から心がけておくこと】

・「自分は情弱ではない」「デマになんか騙されない」などと思ってはいけない。
 そんな風に思い上がっている人間こそ、警戒心が薄く、デマにひっかかりやすい。

・「ネットはマスコミよりも信じられる」などと思ってはいけない。
 確かに新聞やテレビはたまに誤報もするし、事実を報じないこともある。しかし、情報にデマが含まれる率は、ネットの方が圧倒的に多い。マスコミ情報は警戒しなくてはならないが、ネット情報はその何倍も警戒しなくてはいけない。

・「火のないところに煙は立たない」という格言はウソ。
 実際には、うわさの大半は火のないところに立っている。

・デマのパターンを知る。
 デマの中には、以前のデマの焼き直しのものがよくある。過去にどんなデマがあったか知っておけば、似たような話を目にした時に「これもデマかも」と疑う心が生まれるはずだ。

・「言論の自由」を拡大解釈しない。
 いくら「言論の自由」と言っても、何を言ってもいいわけはない。デマを流して人を中傷していい自由なんてものはない。

・「軽い悪ふざけだからかまわない」などと思ってはいけない。
 あなたにとって軽い悪ふざけでも、デマを流された相手にとっては深刻な問題である場合もある。

【その2 情報を目にしたら】

・「拡散希望」と書かれている話は警戒する。
 拡散を要求する話はデマである可能性が高い。

・「いい話」「怖い話」には警戒する。
 当たり前だが、拡散したくならない話はデマとして成立しない。感動的だったり衝撃的だったり恐ろしかったりで、思わず多くの人に伝えたくなる話こそ、デマの特徴である。

・あなたが嫌っている人物・団体を貶める話には、特に警戒する。
 その人物・団体の悪評をもっと聞きたいと願っているあなたの願望に、デマはつけこんでくる。

・画像をうかつに信じるのは危険。
 最近のデマは合成写真を伴う場合がある。今や画像なんていくらでもパソコンで加工できるということを忘れずに。

【その3 ソースを確認する】

・マスコミの情報を確認する。
 重大事件なら新聞やテレビでも報じられるはず。ネットでしか流れていない重大情報は、デマの可能性を疑うべきだ。

・ソースへのリンクが貼られている場合、必ずクリックしてみる。
 デマの場合、リンク先が存在しないか、無関係なページにリンクが貼られている。

・元の記事にちゃんと目を通し、本当にそんなことが書かれているかを確認する。
 2ちゃんねるなどでは、記事を改竄したり、記事の内容と違うタイトルをつけて流布する者がよくいるので要注意だ。見出しだけしか読まないなんて言語道断である。

・デマかどうか検索してみる。
 話に出てくるキーワードに「デマ」という検索ワードを追加して検索すると、すでにデマだと判明している場合、その情報がヒットするかもしれない。

・ソースが不明な話は信じない。
 誰が言っているのか分からない話は、とりあえず判断を保留し、拡散しない。言うまでもないが、「私の知り合いの知り合いが」とか「あるお医者さんが」とか「東大生が」などという、人物を具体的に特定できない話はすべて、「ソース不明」と同義語である。

【その4 内容を検討する】

・論理的に「そんなことがありうるのか」と考えてみる。
 たとえば「女子高生がパンツ見せながら痴漢撲滅を呼びかける」なんて、冷静に考えれば「ニュースでこんなパンチラ映像を流すだろうか?」と気づくはずだ。

・ジョークの手がかりを探す。
 いわゆる「釣り」の場合、ジョークであることを示す手がかりを文中に埋めこんでいる場合が多い。特に「田所」とか「野獣」とかいう単語が入っていたら要注意(笑)。

・出てくる数字に注意を払う。
 あまりにも大きすぎる、または小さすぎる数字には疑問を抱こう。

・固有名詞で検索してみる。
「○○大学の××博士によると」などと具体的な団体名や人名が書かれていても、そんな団体や人物など実在しないということがある。ヒットしそうな名前は検索して、実在を確認しよう。

・ソースとされる本を探して読んでみる。
「『●●●』という本にはこう書いてある」と書いてあっても、実際にはそんな記述などどこにもないという場合も多い。図書館か書店でその本を探して確認しよう。手間はかかるが、その価値はある。

【その5 それでも真偽が不明の場合】

・すぐに拡散せず、数日待つ。
 緊急に拡散しなければいけない情報なんて、そんなにないはずだ。数日待ってみれば、その間にもっと確実な情報が流れてくるか、デマだと判明するかもしれない。事実だと分かってから拡散したって遅くない。

 デマのない世界なんてものは実現不可能かもしれない。しかし、せめて、誰かを傷つけるデマは少しでも減らしたいと、僕は願う。



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N 「いやあ、久しぶりに山本弘さんが、やってくれました~!」

水城 「何興奮してるんです?」

N 「ブログで連続してネットなどに出回っているデマを紹介してるんだけど。で、その...
「おっしゃることはわかりますけど、無茶じゃないですか?」~山本弘さんのブログ『デマがいっぱい』の論考~【きょうも下機嫌なナナクマンのFC2ブログ】at 2013年04月20日 21:21
この記事へのコメント
この記事こそ、正しい意味で「拡散希望」ですね。
Posted by 666 at 2013年04月20日 16:20
 大変興味深く読ませていただきました。もうこれらのエントリだけでも、加筆して書籍にして、多くの人に読んでもらったらと思うくらいに。

 別エントリでも言いましたが、デマが流布されるんなら無害なものだけであってもらいたいものです。
 
 しかし本当に、自分もデマに引っかかりやすいものだと実感。
 自分の嫌いなものを、より悪く言うタイプのデマ、その反対で、自分の好きなものを、擁護するタイプのデマ。それらは「事実がどうであれ、自分の願望と一致しているため、嘘でもOK」と思い込んでしまいがちなんだと、自戒したく思います。

 マスコミもそうですが、ネットも情報を発信するという点では、人の手によるもの。それゆえ、同じく信憑性を疑わねばならないのに、その点を忘れてしまってる人が多々いるように感じます。
 デマの片棒を担ぎ、自分自身がトンデモない事を行う側に立たないよう、重々気を付けないと。
 
Posted by 塩田多弾砲 at 2013年04月20日 16:33
「ソースへのリンクが張られている場合必ずクリックする」は危険じゃないでしょうか…
Posted by フィルムセンター at 2013年04月20日 17:57
お晩でした〈(~。~)屮

ホント、莫迦ばっかですな(ToT)


因みに、こんなのも…。
『放射性物質に汚染された缶ビールは、勢い良く振ってから飲めばオ~ケ~』


お粗末様m(_ _)m
Posted by 孤星 at 2013年04月20日 21:31
お疲れ様です。大変興味深く読ませていただきました。

個人的な感想ですがデマの拡散をする人たちにとって
デマの拡散、あるいはそれによる(特にツイッターか)他人とのつながりというものはどうも娯楽という精神的利益ではないかと感じます。
私はとーほぐの百姓で例えば韓国がどーしたとかいう特に自分の利益不利益と直接関係ない情報なぞわりとどうでもよく実に鈍いです。拡散なんか思いもよらぬ。
そういう事に敏感になるのは物書きさんに任せておけばよろしい。
彼らは人生かけてやってるんですから出鱈目ばかりなら破滅しますでしょうから。
そしておそらく大抵の日本人の人生にとって韓国とかそれほど重要でもないでしょう。
それが一大事のようになる。一銭にもならないのに。
これは娯楽じゃないのか。極めてゲスな。
デマをばらまく人たちがまことに楽しそうに見えるのは私だけでしょうか。
Posted by あのつ at 2013年04月20日 22:07
今回のデマ検証シリーズ、大変興味深く読みました。手間もかかったでしょうが、非常に有益なまとめで、今後発生しても、「ここを見ろ」とリンクして解決しやすくなるとも思います。お疲れ様でした。
 

ただ、ひとつ質問。ユーモア・トークの一環だとも考えられる部分もあると思いますが、この基準でいうと伝説の「封印」「回収」「絶版」「ヨイコ」の鼎談四部作、特にO氏の発言には一部”デマ拡散”と批判されるべき部分がなかったでしょうか?
Posted by Gryphon at 2013年04月21日 00:07
 「韓国人の犯罪率が高いのは遺伝」という都市伝説の件でも言いましたが、「なぜ

そのようなデマが発生したのか?」背景と原因を見極めないといけません。
 アトランティスの伝説が「大津波によるミノア王国の滅亡」という歴史的大災害

をモデルとしているように、デマの中にもベースとなった事件があったり、ある

程度の事実が含まれているものです。
 ただ単に「差別によるデマ」で切り捨てていたのでは、本質を見失いますよ。
 で、山本さんが指摘した数あるデマの中で「韓流ブームは電通が仕掛けた」で

すが、「当たらずしも遠からず」で単純にデマとして片付けられないと思います。
 韓流ドラマに関しては、買い上げの値段が安いうえに1作品あたり50話以上ある

ためプログラムの穴埋めとして重宝された結果でしょう。内容も『冬ソナ』や『

チャングムの誓い』『朱蒙』など、多少のやっつけ感はあるものの、それなりに

おもしろい作品も見受けられます。いわば値段が安くてそこそこおもしろい、お

得なユニクロ感覚ですね。
 問題は、韓流アーティストの売り込み方にあったと思います。「BOA」「ユンソ

ナ」「東方神起」あたりまでは、日本で普通に受け入れられていました。
 ネット住民の間で「おかしい」と話題になり始めたのは、「KARA」「少女時代」がデ

ビューしたあたりからです。

>>サクラを暴露!空港でK-POPアイドルお出迎え!韓流ブームの裏側
>>http://entameblog.seesaa.net/article/191109287.html

 来日の際のサクラの動員に、観客数やyoutubeの動画再生数の水増し、バラエテ

ィ番組での唐突なK-POPの紹介など、当時のテレビ局内で露骨な情報操作が行われ

ていたのは、津田大介さん、小田嶋隆さんなどフジテレビデモに批判的な業界人

の方でも認めています。

>>「韓流ブーム批判」と「デモ」はなぜ起こったのか? 津田大介
>>http://news.nicovideo.jp/watch/nw101491
>>「面倒くさい」あの話に触れてみようと思う 小田嶋 隆
>>http://kuromacyo.livedoor.biz/archives/1552626.html

なぜこのように露骨な韓国推しが行われていたかと言えば、フジテレビの木村太

郎さんが「K-POPにハマる女たち、韓流男子にひかれるワケ」という報道で暴露し

ていたことが真相だと思います。

>>「K-POP人気は韓国政府の操作」 木村太郎氏が「爆弾発言」
>>http://www.j-cast.com/2011/02/28089238.html
>>ネットの動画投稿サイトにあるK-POPアイドルのプロモーションビデオ(PV)

に関して、ブランド委員会が広告代理店を通じて再生回数を上げさせていると主

張した。
>>http://ipodstyle.tumblr.com/post/7288779914
>>大韓民国ブランド委員会の予算は国家予算の1割と言われる
>>1兆6000億。そのうち対日予算は半分の8000億。

つまり、大韓民国ブランド委員会から日本の大手広告代理店(電通、博報堂)に

多額の予算が流れて、お金を受け取った広告代理店がテレビ局へK-POPなど韓流の

宣伝を指示し、視聴者が違和感を抱くような韓国推しをテレビやネットで目にするようになった。こう考えると「韓流ブームは電通が仕掛けた」はあながち間違ってはいないと思いますよ。
Posted by ももい at 2013年04月21日 03:17
このトラックバックの記事にもびっくり。
http://nanakuman876.blog.fc2.com/

この人は、かなり独りよがりに思い込みをしている。
その上で、自論を展開し、それに酔いしれている様が恐ろしい。
山本さんが注意していることそのままを実現している。
どこまで人は愚かしい行動ができるのか。
反論のための反論。
自分は頭が良いと思い込んでいる、気持ちの悪さ。
不毛だ。
Posted by たね at 2013年04月21日 10:29
大変興味深いお話でしたが、対策として挙げられている「ソースへのリンクが貼られている場合、必ずクリックしてみる」というのは問題ではないでしょうか。

誰でも書き込める掲示板やツイッター内のリンク先には、いわゆる「ブラクラ」、ブラウザやOSの脆弱性を突いて悪質なマルウェアを仕込もうとするサイトがままあるということはご存知だと思います。

そういう危険がある以上、むやみにリンクそのものは踏まず、別の方法でソースを確認するよう心がけるべきではないでしょうか。
Posted by D+ at 2013年04月21日 14:32
>画像をうかつに信じるのは危険。
今はググルに「画像で検索」があって
簡単な画像流用やネット上の画像を弄ったコラなんかは
あっというまにわかりますね
Posted by ふにゅら at 2013年04月21日 14:54
「ソースへのリンクが貼られている場合、必ずクリックしてみる」は結構危険だと感じました、ソースへのリンクについて一旦検索サイトに問い合わせしてから安全確認してクリックしてみたりするアクションが必要だと思います
Posted by i at 2013年04月21日 17:06
あれ?
山本先生は「ザ・コア」に素手で核燃料掴んでアチチっていうシーンがあるとデマ飛ばしてましたよね?
何故その山本先生がデマ批判を?
Posted by 通りすがりの名無し at 2013年04月22日 13:40
ものすごい量のエントリーお疲れ様でしたw
中には自分も信じてたものがあったので反省することしきりです。

最近原田実さんがtwitterでよく指摘してますが「江戸しぐさ」っつーのもでっちあげっぽいですね。
http://togetter.com/li/467543
これなんかも「水伝」と同じく真実かはともかくいい話なんで広めようという種類のデマですよね。
Posted by 黄不動 at 2013年04月22日 16:36
列挙お疲れ様でした。

これだけ出ると気持ちのいい反面、ちょっと数が多すぎて圧倒的すぎて、思わずスルーする人や引いてしまう人も多いのでは・・・。

ところでヤフコメに「一理あるな」と思わせる書き込みがあったので、引用します。


>爆破という物理的なテロもあれば、情報によるテロもあり…
>在日右翼による日本に対するテロがまさにそれ…

>「慰安婦問題の根幹」は、「民族差別問題」であります。

>この慰安婦問題を利用して、在日右翼(ネトウヨ)は民族差別意識を煽り、「ほらね、日本には民族差別意識が歴然としてあるでしょ…これが慰安婦問題はあったっていう最大の証拠ですよ」的なメッセージを世界に発し、逆に日本を貶【おとし】めているという事実があります。


デマは確かに「情報テロ」にもなり得ますね。で、それで効果がありゃまだ救われるでしょうが、多くのデマや不確実な情報や極端な主張の拡散は逆効果にしかなっていないです。
童話「オオカミと少年」を引き合いに出すまでもなく、よく考えたら分かるでしょうに。
Posted by 狼少年 at 2013年04月23日 10:17
 山本さんブログ史上、最多の記事更新ですね!

 「その人となりを知るには、その人が何に怒りを感じるかを知れ」とH×Hの台詞にありましたが、正に一連のデマ考察は山本さんの信念を如実に表していると思います。

 私のエイプリルフールネタも、後ほど…
Posted by toorisugari at 2013年04月23日 17:32
小人は閑居して不善を為し、バカは死ななきゃ治らない。

…にも関わらず、愛と正義のSF作家である山本先生の「人生はつまらなくなんかない!オレの幸せをオマエにもお裾分けしてやりたいよ!」という心意気には濡れてしまいそうですが、『残念度2000%!トンデモ・トホホ列伝』はほどほどにして、本業で新作をビシバシ出される事を切に願います。

てゆ〜かほら…最近の有川先生とかスゴいじゃないですか?映画とかドラマとか!
『ツンデレで口より先に手が出ちゃう土佐弁の血の繋がらない妹』…どんだけ御褒美やねんって話ですよww

山本先生も、深夜ドラマのひとつやふたつで(失礼!)満足せずに、もっと貪欲に攻めていきましょう!
シャフトさんに頼んで『戦まほ』のアニメ化とか!
もし実現すれば速攻で「『戦まほ』は『まど☆マギ』のパクリww」なんてお祭り騒ぎで盛り上がる事間違いなし!
Posted by 活字スキー at 2013年04月23日 21:00
「ソースへのリンクが貼られている場合、必ずクリックしてみる。」と言う方針は危険ではないでしょうか。
リンクそのものが罠でWebサービスの脆弱性(XSSやCSRFなど)によりクリックするだけでデマポストが広がる可能性があります。
過去の事例としてmixiでの「ぼくはまちちゃん」 騒動が相当します。
Posted by ShunActU at 2013年04月24日 10:29
>「軽い悪ふざけだからかまわない」などと思ってはいけない。

>緊急に拡散しなければいけない情報なんて、そんなにないはずだ。

 私は特に、この二つを気を付けなくては、と感じました。(恐らく、直さなければならないことはもっとあるでしょうが)

 前者は悪意がなくとも、軽い気持ちでやったことが後で大問題になる或いは誰かを傷付けることを考えていません。私もネット上のちょっとした発見をコピペしまくり、迷惑をかけたところとかありますし…
http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20130418/1366243669

 後者は常にネットに繋がってないと不安な、中毒性から来る様な気がします。勿論情報の収集は大事ですが、それを文章にする作業だって大事な時間です。手間隙惜しんではいけません。私の場合、逆に考えすぎて(というより妄想を膨らませて)一言、「いとうのいぢさんに何をお願いしに行ったのですか?」と質問すれば良かったことをデマを流してしまい、去年の夏コミはその節で大変ご迷惑をお掛けしました。
Posted by toorisugari at 2013年04月25日 00:42
詐欺や宗教の勧誘にも言えそうですね。それ。私にも経験あります。宗教の勧誘でしたが。
社会人になってしばらくしてからでしたっけ。同じ夢を追っていた学友から久しぶりに食事にでも行かないかと誘われましてね。
その学友は学生時代から有名な仏教系宗教団体Sにかぶれていて有名でしたが、私も甘かった。警戒心なくファミレスに行ってしまいましたよ。
食事の途中に偶然を装って(明らかにみえみえの芝居でした)、その宗教団体の人がやってきて勧誘をはじめたんです。
その勧誘の中で勧誘の人は「Sに入って祈ったら弟のシンナー中毒が治った」とか言ってきて、私が「病院や専門の団体にかからずにですか?」と聞くと「そう!だからSはすごいよ」とか言ってきました。
内心キレましたね。それと同時に「お前、こんなのに騙されたのかよ……」と、おそらくこの勧誘の人に勧誘されたのであろう学友に失望と軽蔑の念を抱きましたよ。
どんだけシンナー中毒をナメているのかと。祈るだけで治るなら世の中のシンナー中毒で苦しむ人やその家族は苦労しないでしょうに!
たぶんその弟は実在しないか、隠れてシンナー吸ってるかのどちらかだと思いましたが私はあえて口には出しませんでした。
ただ、「ああ、私も家族が風邪をひいた時に神社にお参りしましたら風邪が治ったんですよ」と皮肉のつもりで言ってやりました。
すると、その勧誘の人は「そりゃあ、ただの偶然だね」と軽く言ってきたので、その理不尽さに私はキレました。その後、私は近所の神社のご利益を一方的にまくしたてて場の空気を最悪にしたので、そのまま帰してもらえました。
帰り際に勧誘の人は「気分を害したようだけど(学友の名前)くんとはこれからも友達でいてね」と言いましたが、今ではその学友とは連絡もとっていません。
そういえば向こうからの選挙協力の電話もかかってこなくなって久しいなあ……。
Posted by ドードー at 2013年04月25日 12:41
うーん。
情報のソースを確認する事は重要だと思いますが、
デマの可能性がありそうな情報のリンクを必ずクリックするというのは危ないと思います。
そのリンク先がやばいサイトとかに繋がっている危険性もあるので。
Posted by 風追い人 at 2013年04月27日 15:48
ここに書いてあることが、ほとんど唐沢俊一氏に当てはまるのは氏に対する皮肉なのか・・・なんてことはまず無いでしょうね。
Posted by たーまん at 2013年04月28日 09:39
韓国系のネタでいうと、最近2つほど気になったことが。

1つは、何年か前のフィギュアの大会で「韓国人が日本の浅田選手などに毒を盛って体調を崩させ、逮捕された」という話。
ちょっと調べたらすぐに話の出どころまでわかるデマでしたが、うちの妻をはじめ、ネットでは結構信じ切っている人が多かったようで。
逆に、「なぜ日本のマスコミは報道しないんだ」(事実じゃないから当たり前なんですが)と怒り出す人まで。

もう1つは、「ネパールのシェルパ組合が韓国人の客を拒否している。理由はすぐ殴るから」というもの。
これは事実ならどこかにちゃんとしたソースが見つかりそうなものですが、今のところ個人のブログやWebページの記事程度しか見つからず。
でもそれがやたらと多く、そのせいでどんどん信憑性だけは増している・・・ように見えてしまいます。
でもデマだという確証もないため、私自身かなりもやもやしてますが。

ちなみにこの話はWikipediaの「嫌韓」の項にも載ってましたが、「要出典」が付いてました。
(この項自体、結構アレな感じですが)
Posted by 影の楽園 at 2013年04月30日 20:06
 予想通り、「デマにいちいち目くじら立てるな」とか「デマを広めて何が悪い」的なことを主張する倫理観の麻痺したコメントや、興奮して汚い言葉を並べ立てるコメントがいくつかあったので、不愉快だからまとめて削除させていただきました。
 何で悪を擁護できるのかも分からないんですが、泥棒が「俺の他にも悪いことをやってる奴がいるじゃないか」と開き直るような論法は、頭が悪いとしか言いようがありません。
Posted by 山本弘山本弘 at 2013年05月04日 16:07
>フィルムセンターさん
>D+ atさん
>iさん
>ShunActUさん
>風追い人

 リンク先がニュースサイトかどうかは、URL見れば分かるでしょう? まあ、短縮URLだと分かりませんけど、その場合、「何で短縮するんだ?」と怪しむべきですよね。
 あと、2ちゃんねるとかなら、先にリンクを踏んだ誰かが「ブラクラだから踏むな」と警告してくれるんじゃないでしょうか。
 ただ、前のコメントでデマであることが指摘されてるのに、それを読まない奴もけっこういるみたいで……「自分の前のコメントにはちゃんと目を通す」というのも必要ですかね。
 何にしても、元記事を読まずに判断するのは大変に危険ですよ。コピペする際に元記事が改竄される例というのは、けっこう多いですから。

>たねさん

 それは読みました。最初から嘘と分かっているフィクションと、「事実だ」と称して流布するデマとを、混同して論じるというハチャメチャさには大笑いでした。典型的な、「自分を頭がいいと思ってる人」の文章ですね。

>黄不動さん

「江戸しぐさ」というのも怪しいみたいですね。このへんは歴史に詳しい人にきっちり検証していただきたいです。

>活字スキー さん

 ドラマ化というのは、作者が望んでできるもんではありません(笑)。
Posted by 山本弘山本弘 at 2013年05月04日 16:26
「ソース元リンクを踏むのが危険」についての続きですが、

先生は「リンク先がニュースサイトかどうかは、URL見れば分かる」と仰っておいでですが、ソースとして挙げられているリンク先がニュースサイトとは限らないのではありませんか?

先生ご自身、原発問題では原子力資料情報室へのリンクをよく貼っておいでですが、このサイトは単なるNPOのサイトですから、URLを見ただけでは信頼できるサイトかどうかは判断できません。

また、URLに「news」の文字列があったからといって、それで即そのサイトがまともなニュースサイトであると判断することもできないと思うのですが。
Posted by D+ at 2013年05月05日 07:50
大変興味深く読ませていただきました。本当にこれだけ分かり易く「デマ」について書かれているのは、見事です。他のブログで指摘されていましたが、「デマ」のほとんどに、「ネット右翼」(ネトウヨ)が、関わっていますね。特に韓国、中国の事柄に関してはなんでしょうね。あの異常とも言えるしつこさは、しかも、嘘だらけ。ちょっと薄ら寒い物を感じましたが。(皮肉なことに、一番このブログを読まないといけない人達が、全く読もうとしないのがなんともはや。)
Posted by くり金時 at 2013年05月05日 14:21
まず前提として
「ソースへのリンクが貼られている場合、必ずクリックしてみる」とは
「リンク先が『ニュースサイトと確認できる場合』なら必ずクリックする」と言う事なのでしょうか。

でしたら第一に世の中の「信頼できるニュースサイト」のリストが必要ではありませんか?
私の様な日本の新聞・通信社とCNN、BBCくらいしかニュースサイトを知らない者は確認できる情報が限られてしまうので、
有効な対策にならないかと存じます。

第二にtwitterの様な短文投稿サイトでは短縮URLを用いることはごく普通のことでしょう。

第三にDNS偽装という技法が存在する以上、URLから接続先のサーバーが信用できるとは限りません。
昨日までは http://foo.bar/ は立派なニュースサイトだったかも知れませんが、
今日私が見ているのは罠サイトかも知れないと言うことです。
SSLが有効な https://foo.bar/ ならまだ信用できるかも知れませんが、
その一文字あるかないかのわずかな違いに気付きにくいです。
Posted by ShunActU at 2013年05月05日 23:56
>確かにデマを発信する者も悪い。しかし、それに騙されて拡散してしまう者も悪い。

ジョージ・W・ブッシュのスピーチでの発言です。
「テキサスの諺に「私を欺く者に恥あれ。私を2度欺くときに、私に恥あれ」というのがあります。」
騙されすぎるのは本人の過失でもあります。

>そんな風に思い上がっている人間こそ、警戒心が薄く、デマにひっかかりやすい。

悪徳商法の方に言わせると、そういった根拠のない自信家ほどひっかけやすいそうです。

>「ネットはマスコミよりも信じられる」などと思ってはいけない。

なんのかんの言って、編集や校閲のいる商業メディアの方が第三者の目を通しているため、確実性はありますね。まあ、事実はあっても、その解釈に偏見があるということは、ままありますが(朝日でも産経でも)。

>・あなたが嫌っている人物・団体を貶める話には、特に警戒する。

私の場合は創価学会や日蓮正宗などのウワサですね。気を付けましょう。

>・画像をうかつに信じるのは危険。

私の友人で大学院で歴史学を専攻している方が、「写真は史料的価値が文献に比べて低いんだよね~」と言ってました。

とまあ、とりとめのない感想ですが、結局のところデマに惑わされない為に必要なのは「良質な常識」なのではないかと思います。
山本先生は気を悪くされるかも知れませんが、常識というのはなかなか馬鹿にはできないと思うのです。昨今の少年犯罪に対する認識など、事実と常識が食い違うこともありますが、多くの人間の知恵の積み重ねでもありますし。
では、良質な常識をどうやって養うかというと、やっぱり教養を磨くことなのかな~とは思います。
Posted by 一介のネトウヨ at 2013年05月06日 15:57
最近、武田邦彦氏がなぜか歴史問題に進出して
すさまじいデタラメを展開してますね。
http://takedanet.com/2013/05/post_f61c.html
↑たとえばこのページだけでも
何ヵ所も間違い…というか小中学生レベルの間違いが
山ほどある(@∀@)

学者ならせめて参考文献か原典を明示してくれ!と
公開質問状を送ったら、
返ってきたのがこれですよ。

>ありがとうございます。順次、私が考える「正しい歴史認識」を示していきます。近代科学は、まず自らの整理結果や意見を述べて非難されることはないという手続きを承認することにあります。議論の前に相手を誹謗中傷することは政治の世界であって、科学ではないと思っています。

>武田

それで、原典はどうなったの?(@∀@)ないの?w

あまり面白いので近日まとめを作成します。
Posted by 九郎政宗 at 2013年05月10日 02:25
ちなみに武田邦彦氏のこの記事の要約は
http://takedanet.com/2013/05/post_f61c.html
「朝日新聞(※)が扇動したせいで大日本帝国は
第一次世界大戦で中国への領土的野心を持つようになり、
これがその後の破滅につながった」というものです(@∀@)

※もちろん「東京朝日新聞」の誤りです。

大隈重信・加藤高明・井上馨といった、
領土的野心で知られる政治家の名前はいっさいなく、
新聞紙法でがっつり規制されていたはずの当時の一新聞社が
日本を牛耳っていたことにされてます。

なんかもう
まるで平行世界もののSFみたいですね(@∀@)
Posted by 九郎政宗 at 2013年05月10日 03:23
ん? ありませんでしたっけ?
素手で核燃料掴んでアチチ。
正確には素手ではないけど。
核弾頭が足りなくなくなったので、燃料使おうってシーンですよね?
地殻の薄い海底から、とか、妙にマニアックで細かいのに、ハリウッドB級の大味っぷりと基本は明るいノリが堪能出来て、アヒルと赤く塗ったトカゲの出てくる「地底探検」とか「2012」が好きな人間としてはたまらない映画でした。
あの基本地下へ落っこちるだけのマシンがまたそそるんです!
あんまり関係ない話題ですみません。
Posted by とおりすがり at 2013年05月10日 20:10
あと、もうひとつ。
アトランティスのミノア文明洪水説は否定されてた気がするんですが……。
ミノア文明の洪水滅亡説も否定されてたような。
アトランティスはタイムリーな話題ですが、JAMSTECの人のツィート曰く……いや、ぐぐってください。笑
ところで、困った事に、最近はwikiにもおかしな書き込みをしてくる輩があって、「弥生時代」の項目に、歴史学でも考古学でもない日本の戦後教育を糾弾するソレ系の啓発書からの引用が混ぜられていたり(消されましたが)、書いた本人はそれが正しい知識だと思っているみたいなので始末に負えないと言いますか、結局、マトモでいたかったらネットに依存せずに勉強しろ、って時代になってきてると思います。
でも、これはまだ古代に興味があった事と、文章のテンションがおかしかった事(笑)とで、すぐ分かりましたが、仏教や仏教美術関係の間違いなんて、私にはお手上げです。
Posted by さきほどの通りすがり at 2013年05月10日 21:29
> D+さん
>ShunActUさん

 現実に「リンクを踏まない」(=ソースを確認しない)ことによるデマの被害が多数発生していることは、どのようにお考えでしょう?
 確かに警戒は必要でしょうが、「リンクを踏まない」という原則を無条件に貫くことは、「ソースを確認しない」ことの方便に使われる危険があるんじゃないでしょうか?
 それは結局、どちらのリスクを重視するかでしょう。僕としては、デマの被害があまりにも多すぎることから、ソース確認の方を重視しますけどね。
もしどうしても怖いからリンクを踏みたくないのであれば、「そこで読んだことは決して拡散しない」というぐらいの覚悟は必要だと思います。
Posted by 山本弘山本弘 at 2013年05月13日 16:27
>九郎政宗さん

 いやー、いきなり笑いました。「日本が戦争に突入した瞬間は、1914年11月8日」って、青島要塞、1日で陥落したのか! しかも調べてみたら陥落は11月7日だし。
 武田教授は他にも「タバコを吸うとガンになる可能性は3分の1以下になる」などという珍説も発表しております。詳しくはNATROMさんのブログへ。

■[トンデモ]「タバコを吸うとガンになる可能性は3分の1以下になる!」。何が何だか分からないよ!
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20120318#p1

これは鵜呑みにしてタバコを吸う人が増えたら大変なことですよ。ガンになる人間が増えるかもしれない。食品に含まれる微量の放射線なんかよりよっぽど危険です。

>とおりすがりさん

 ええ、熱い核燃料を手で持って運ぶというトンデモないシーンがあるのは事実です。ただ、よく見ると手袋をはめてたのに、僕がうっかり掲示板で「素手で」と書いちゃったら、鬼の首を取ったように、「山本弘がデマを飛ばした!」と騒ぎ立てる奴が現われたんですよね。
 間違いを指摘されたもんで、『と学会年鑑Rose』(楽工社)にその話を収録する際には「素手」を「手」に修正してます。
『ザ・コア』の公開は2003年ですから、もう10年もネタにされてることになりますね。もういいかげん、新しいネタはないのかと(笑)。

「アトランティス」の話ねー。見つかったのは約5000万年前に海に沈んだとされる花崗岩だから、どう考えたってアトランティスと関係ないんですけどね。
 
Posted by 山本弘山本弘 at 2013年05月13日 16:48
申し上げたいことは「ソースの確認は不要」ではなく、
「何者かも知らない者の用意したリンクをクリックするのは危険である」
なので、その点ご理解いただけたとして話を進めます。

山本さんが仰りたい事は「クリックしよう」ではなく「ソースを確認しよう」ですよね。
では「クリックせずにどのようにソースを確認すれば良いのか」ですが、
単純に件の内容で検索すれば良いのではないでしょうか。
私の個人的ポリシーとしては
「検索して確認できるソースがなければ信用しない」
「単一のソースでも半信半疑」
「複数のソースが確認できれば信用する」
を心がけていますが、なかなか信用に値する情報まで行き着くのは難しいですね。
なのでここに属人的評価「この人(やサイト)は信用できる/できない」が加わります。

最近のメッセージングサービスは送信者が特にそのアカウント所有者だと
信頼置ける様な設計なので、この点助かりますね。
(最近AP通信のアカウントがハックされた件でツイッターの信用は落ちたと思いますが)
反面メールは送信者偽装が比較的容易なので、個人的には「早く滅びろ」と考えています。
Posted by ShunActU at 2013年05月15日 17:03
レスが遅れてすみません。

なぜ、「リンクを踏まない」ということと「ソースを確認しない」というのがイコールなのでしょうか?

私の最初のコメントでは、ちゃんと「むやみにリンクそのものは踏まず、別の方法でソースを確認するよう心がけるべき」と書いてあるのですが。

リンクを直接踏まなくても、検索を駆使すれば、その情報が信頼できるソースに基くかどうか、十分に確認できると思います。
Posted by D+ at 2013年05月21日 23:29
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