2012年02月10日

「『SFマガジン』を創刊号から読んでみる」

山本弘SF&トンデモNIGHT#7
「幻の名作・怪作を発掘!『SFマガジン』を創刊号から読んでみる」

【出演】山本弘(SF作家/と学会会長)
【時間】2月24日(金)
    開場19:00~ 開演19:30~(約二時間)
【場所】トークシアターなんば紅鶴
    大阪市中央区千日前2-3-9 『レジャービル味園』2F

 グレッグ・イーガンやテッド・チャンもいいけれど、昔のSFだって面白かった!
 1959年12月に創刊され、すでに半世紀の歴史がある『SFマガジン』。80年代以前のクラシックSFを深く愛する山本弘が、その初期の号の中から、今となっては読めない幻の名作、心温まる佳作、奇想天外な怪作、爆笑の珍作の数々を、主観と偏見でピックアップ。素朴だけれど楽しいクラシックSFの魅力を語り尽くします。クラークやアシモフなどの大御所と違い、決してスポットの当たらないマイナーな作家たちの、想像力の競演をお楽しみください。

↓前売り券などの情報はこちらから。
http://go-livewire.com/

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 何でこういう企画を思いついたかというと、実は60年代の『SFマガジン』がどんなものだったのか知ってる人って、SFファンの中でも少ないんじゃないかと思ったからです。
 かく言う僕も、初めて読んだのが1972年の4月号。それ以前の号は、友人から借りたり古本屋で見つけたり図書館で読んだりして、全冊読破しました。
 今のSF界で中心になって活躍している作家や評論家の人たちも、たいてい僕と同世代か、僕より年下の人ばかり。60年代どころか、70年代の『SFマガジン』も読んでないんじゃないかと思うのです。

 僕の印象だと、『SFマガジン』がいちばん面白かったのは60年代です。
 理由は簡単。1940~50年代は英米のSFの黄金時代で、その時期に書かれた名作の数々が少し遅れて訳されていた。もちろん60年代の(当時)最新のSFも載っていた。それに加えて、星新一、小松左京、筒井康隆、光瀬龍、眉村卓、半村良、豊田有恒、平井和正といった日本作家の方々も次々にデビューしてきて、傑作をいっぱい発表していた。60年代後半になると、バラードやオールディスなどのニューウェーブも台頭してきた……。
 つまり、ものすごく凝縮されたエキサイティングな10年間だったんです。
 あと、当時のSFは今に比べてプリムティヴな分、とっつきやすいというのもありますね。今のSFと違って専門用語が少ないし、ディテールに凝ったりしてないから、すらすら読める。その素朴な面白さを今のSFファンの方々にも伝えたいと思っています。

 ちなみに、クラーク、アシモフ、ハインライン、ディック、ブラウン、ブラッドベリらに関しては取り上げません。そうした巨匠の作品のほとんどは、後で短編集に再録されているので、今でも読もうと思えば読めますから。
 むしろ復刻の可能性ほとんどゼロの、ダニエル・F・ガロイとかJ・T・マッキントッシュとかワイマン・グインとかキャロル・エムシュウィラーとかアナトリイ・ドニエプロフとかの作品について、熱く語りたいと思っております。他にも、あまりにひどすぎて逆に記憶に残ってしまった怪作もいろいろ(笑)。
 大阪近辺にお住まいで、興味がおありの方、お越しいただければ幸いです。


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この記事へのコメント
お晩で御座いました。


おお!丁度休みの日だけど、関西はキツい(┳◇┳)


ワタシも、SFマガジンは福島さんの没前後が楽しかった、と思う(既に)年寄りです。
Posted by 孤星 at 2012年02月10日 22:10
「竹取物語」が日本最古のSFというのは、トンデモ説ですか??

いや、「浦島太郎」だったかな?
Posted by ボイン・シュタイン at 2012年02月17日 08:06
東京在住です。
東京でないのがなんとも残念です。
60年代後半、高校の頃、まだSFがマイナーだったころに偶然手にして衝撃を受け読み漁りました。
「復活の可能性ゼロの作家」の名前、懐かしいものばかりです。この時代、日本の作家の作品も加えて、後のSFにはない独特の味が間違いなく感じられます。
その後、すべて失ってしまいましたが、後に、古本屋で手に入れた60年代の十冊前後のSFマガジンは、今も手じかにあって、ときどき見ています。
企画盛会を願っています。
Posted by 山根朝生 at 2012年02月23日 17:03
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