2011年09月02日

『戦争×文学 5 イマジネーションの戦争』

 集英社が『戦争×文学(せんそうとぶんがく)』という全20巻のアンソロジーを出版してるんだけど、

http://www.shueisha.co.jp/war-lite/top.html

 その第5巻『イマジネーションの戦争』に、僕の「リトルガールふたたび」が収録された。タイトル通り、SFやファンタジーや寓話などの空想上の戦争を扱った小説を集めた巻である。9月5日発売予定。3600円(税別)。


 先日、実物が届いたんだけど、700ページ近くあるずっしり重い本でびっくり。よく、厚い本のことを冗談で「人を殺せる」と言うけど、試しに自分の頭を軽く叩いてみたら、かなり痛かった。ハードカバーでこの重量だと、ほんとに凶器になるな。


(ピンボケでごめんなさい)

【収録作品】
芥川龍之介 『桃太郎』
安部公房  『鉄砲屋』
筒井康隆  『通いの軍隊』
伊藤計劃  『The Indifference Engine』
モブ・ノリオ『既知との遭遇』
宮沢賢治  『烏の北斗七星』
小松左京  『春の軍隊』
秋山瑞人  『おれはミサイル』
三崎亜記  『鼓笛隊の襲来』
青来有一  『スズメバチの戦闘機』
星野智幸  『煉獄ロック』
星 新一  『白い服の男』
山本 弘  『リトルガールふたたび』
田中慎弥  『犬と鴉』
稲垣足穂  『薄い街』
内田百閒  『旅順入城式』
高橋新吉  『うちわ』
赤川次郎  『悪夢の果て』
小島信夫  『城壁』

 うーむ、自分の作品が芥川龍之介や宮沢賢治や稲垣足穂と同じ本に載ってるって、なんかすごい。
 でも、個人的にいちばん嬉しいのは、星新一氏の「白い服の男」の次に載ってるってこと! 高校時代に読んで感激したあの作品と! 僕の小説が!
 考えてみれば、小学生時代に小松さんや筒井さんや星さんの作品を読んで「SF作家になりたい」と思った僕が、ようやく名前が並ぶところまで来られたんだから、まさに感無量。「その背中だけ追いかけて/ここまで来たんだ」と、なんか急に「空色デイズ」歌い出したくなったよ。

 中にはさまっている月報には、今年の5月に行なわれた小松左京氏インタビューを収録……ええっ!? これ、もしかして小松さんの最後のインタビューなの?


タグ :PRSF

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この記事へのコメント
はやぶさとの同時受賞に続いて、おめでとうございます。
重い本で頭たたくと膝がカクッとなりますね。重い本には「頭をたたくな」ってシャレで注意書きを入れたらどうでしょう。読書以外の目的に使用しないで下さい、とか。
Posted by 理力不足 at 2011年09月03日 13:46
妖魔夜行の新刊が角川のサイトに上がってましたが
新作ですか?

イラストは青木さんがよかったなあと思うも楽しみです。
Posted by ミルフィ at 2011年09月03日 21:09
おめでとう御座います!!「リトルガール…」は私も大好きな作品ですので、素直に嬉しいです(これ、映画とか TV ドラマにならないかな…)。
Posted by DRAKO(ドラーコ) at 2011年09月17日 11:21
星雲賞受賞に続き、おめでとうございます!

『リトルガールふたたび』は、途中の加速展開に笑い転げながら読みました。100年後の設定上、教育映像は完全に恣意的な編集でしょうが、1つ々々の記録画像自体は合成無しのあの歴史においての事実なんだろうな~と思いました。
『神は沈黙せず』の加古沢黎も言っていた近未来モノの弱点で、あの後3月11日が来ました。しかしバーチャル貴族ことバチャキさん達がもし日本の主導権を握ったら、原子炉を強制廃炉にしつつリトルガールの再来という芸当くらいはこなしそうな気がします。

実は私は実生活で『バチャキさん』を愚痴と自戒の意味で使っています。山本先生、ナイスな言葉を発明してくださりありがとうございます!
Posted by 沖峰ゆいき at 2011年09月23日 14:30
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