2010年08月26日

鹿野司氏がホメオパシーを擁護

 先月(9月号)の『SFマガジン』の連載「サはサイエンスのサ」の中で、サイエンス・ライターの鹿野司氏がホメオパシーを擁護していた。
 いや、ストレートに「ホメオパシーは正しい」と言ってはいないんだけど、そんなもん信じたってたいした害はないし、信じるのは個人の自由だ、みたいな論法なんである。
 鹿野氏は昨年起きた、ホメオパシーを信じる助産師によってビタミンKを与えられなかった子供が死亡した事件について、「二十年に一回しか起きないようなできごとなわけね」と言ってのける。

> そういう意味では、ホメオパスでやんすの人たちにとって、この死亡事例はまことに確率的に不幸なできごとだった。

 このくだりにはムカムカきた。
「不幸」なのは死んだ赤ちゃんとその母親だろう!?
 なぜ「二十年に一回しか起きないようなできごと」なのか。鹿野氏の論法を要約するとこうである。

・日本の年間の出生数は110万人。
・助産院を利用する人は1%
・助産院でビタミンKを投与しないケースが1%
・ビタミンKが投与されなかった場合にビタミンK欠乏症で死亡する確率は1/2000

 110万×0.01×0.01×1/2000≒1/20

 ちょっと待った。「ビタミンK投与をしないケースが一%」というのは、どういう根拠で言っているのか。今回の事件で明るみになったのは、助産師の世界にホメオパシー信仰がかなり浸透しているらしい、という事実だ。

助産師会とホメオパシーとの濃密な関係
http://putorius.mydns.jp/wordpress/?p=716
ホメオパシー問題について
http://midwifewada.seesaa.net/article/159141957.html

 どうもホメオパシーを信じる助産師や赤ん坊にビタミンKを投与しない助産院は、けっこう多いらしいのだ。そのパーセンテージは不明であるが、仮に20%だとしたら、毎年1回、死亡事例が発生することになってしまうのだが。
 それに、今回発覚したビタミンKレメディの件は氷山の一角で、まだ他にどんなレメディが処方されているか(=正しい薬が処方されていないか)見当もつかない。もちろん、犠牲者は赤ん坊だけとは限らない。だから鹿野氏のこの計算はまったく意味がないのである。
 実際、東京では今年5月、病院に行かずにホメオパシーに頼っていた女性が悪性リンパ腫で死亡するという事件が起きている。

代替療法ホメオパシー利用者、複数死亡例 通常医療拒む
http://www.asahi.com/health/news/TKY201008100476.html?ref=recc
ホメオパシー被害「あかつき」問題を憂慮する会
http://www012.upp.so-net.ne.jp/mackboxy/Health/

 死亡には至っていないが、怖い事例は他にもいろいろある。

アナフィラキシーショックをホメオパシーで治した!スゴイでしょ!
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20100819

 夫がアナフィラキシー・ショックを起こしてるのに、砂糖玉を舐めさせて、ワカメとドクダミとよもぎとビワの葉を入れた風呂に入れ、息子を剣道の練習に送っていった奥さん。あまりの危機感のなさに冷や汗が出る。
 これ、外出してる間にご主人が風呂の中で死んでいてもおかしくない状況だ。助かったのは幸運だろう。
 さらに恐ろしいのは、親がホメオパシーを信じてしまったために、子供がまともな医療を受けさせてもらえない事例が多いことだ。

医療ネグレクトと思われる例があるということで通報した
http://d.hatena.ne.jp/lets_skeptic/20100715/p1

 幸い、大事には至っていなかったらしいが、これも恐ろしい話である。

ホメオパシーで、てんかんを治している子はどうなっているのか。
http://ameblo.jp/moonsun3/entry-10528060180.html

 ホメオパシーに切り替えたために、かえっててんかんの発作が増えたという。これも子供がかわいそうだ。

5歳の娘が線香花火の火の玉を60センチぐらいの高さから素足の足の甲に落としてしまい、皮膚に5mmぐらいの焦げ後がつく火傷をしてしまいました。
http://www.rah-uk.com/case/wforum.cgi?no=3405&reno=no&oya=3405&mode=msgview&page=0
>熱には熱ですが、火傷には、40度のぬるま湯よりも、蒸気をあてる方が本当は効果的です(そのときは痛いですが、少しの我慢です)。

 火傷した子供に蒸気を当てろって……正気か!?

 被害者が自分の意思でホメオパシーを選択したならまだしも、選択の余地のない子供たちが結果的に虐待を受けているのだ。
 こうしたことを知ってもなお、鹿野氏はホメオパシーを擁護するのだろうか?

 ようやく日本学術会議や日本医師会もこの問題を取り上げはじめた。

医療敬遠に危機感 学術会議、ホメオパシー否定
http://www.asahi.com/health/feature/homoeopathy_0825_01.html
http://www.asahi.com/health/feature/homoeopathy_0825_02.html

ホメオパシー 日本医師会・医学会、学術会議に賛同
http://www.asahi.com/health/news/TKY201008250328.html

 さらにホメオパシーはペットの世界にも広がっているらしい。「獣医 ホメオパシー」で検索すると、びっくりするほどたくさんヒットする。
 今日、マイミクさんの日記で知って驚いたブログ。

http://blogs.yahoo.co.jp/setsu_forum_k/24371932.html
>犬には今年から狂犬病の予防接種を控えています。水銀やホルムアルデヒドなどの有害な重金属を防腐剤で使っているので、犬のよだれの原因にもなっています。何よりも日本では狂犬病もないのですから、犬の体に負担をかけることはもうしたくないのです。

 愛犬に狂犬病の予防注射を受けさせてないって……それは狂犬病予防法第五条違反(20万円以下の罰金)なんですが。

狂犬病予防法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO247.html

 こうした危険性があるからこそ、これ以上ホメオパシーを普及させないように警鐘が発せられているわけなのだが、鹿野氏はそこを理解していないのだろうか。
 菊池誠氏が「ホメオパシーのレメディに薬効がないのは自明」と言ったことに対する鹿野氏の批判はこうだ。

>(前略)自明という表現を使ってしまうと、それは「知恵のあるものが愚かなものを見下す」ニュアンスを強く漂わせる。同じ問題意識を共有する仲間内なら、こういう表現でもそうだよねそうだよねってみんな思うけど、身近にホメオパシーに傾倒している人がいたとして、その人に向かってこういう物言いをしたら、反発されるだけで、かえって受け入れてもらえないだろう。

 じゃあ何か? 知恵のある人が「これこれこういう理由でこれを信じるのは間違い」と説くこと自体がいかんと? それは科学リテラシーというものを根本的に否定した物言いではないか?
 無論、事実を聞かされて反発する人はいるだろうけど、それは反発する側の責任であって、道理を説く側の責任ではないはずだ。
 そもそも鹿野氏はどれぐらいホメオパシーについて知っているのだろうか。彼が「レメディの効果の原理はこんなかんじ」と解説している文章を読んでみよう。

> 標準療法の薬は利くかも知れないけれど、そのぶん自然治癒力を弱めてしまう。でも、薬を薄めてやれば、それを補うように自然治癒力が活発になるはず。薬をうんと薄めたもの=レメディを飲むことで、自然治癒力を最大限に引き出すことができるわけですよお客さん。
> おお~。なるほど~。それなら利きそうだよね(*v*)

 はい、もうお分かりですね。レメディは「薬をうんと薄めたもの」ではない。その逆で、病気の症状を惹き起こす物質を薄めたものなのだ。
 さらにその希釈率が問題である。たとえば30Cというレメディの場合、元の物質を水で100倍に薄めてよく振り、それをさらに100倍に薄めてよく振り、それにさらに100倍に薄めて……ということを30回繰り返す。濃度は元の物質の10の60乗分の1になる。つまり1000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000分の1である。これではもはや元の物質の分子は1個も残っていない。ただの水である。これを砂糖玉に染みこませたものがレメディなのだ。
 鹿野氏は何かとホメオパシーを漢方医学と比較したがる。だが、漢方では少なくとも薬効成分が体内に入る。ホメオパシーでは(砂糖と水以外)何も体内に入らない。これは決定的な違いだ。
 だから「レメディに薬効がないのは自明」と言い切ってしまっていいだろうし、実際、プラシーボ効果以上の効果がないことは証明されている。このへんのことはサイモン・シン&エツァート・エルンストの『代替医療のトリック』(新潮社)に詳しい。



 鹿野氏はこうも書いている。

> ホメオパシーについてはオレも深堀りしたいとは思わないけど、欧米では古くからある伝統医療だから、やっぱり漢方医学に匹敵する複雑で深淵っぽい説明原理の体系はあるのだろう。
(誤字は原文ママ)

 そう、鹿野氏はホメオパシーについて何も知らない! 知らないならウィキででもちょっと検索すればいいだけのことなのに、何も調べずに2ページの記事を書いちゃうのだ。
 これはサイエンス・ライターとしてアウトでしょ。
 さらに彼はこうも書く。

>(前略)お母さんもたぶん、お子さんが亡くなるまでは、良い体験をしていると感じていたんじゃないかな。

 母親に責任の一端があるかのような書き方をしているが、新聞報道によれば、ビタミンKレメディ投与は助産師が独断でやったことで、母親の同意は得ていなかったようだ。

> 人の心は弱いものなので、こういう特別さを求めがちであり、それは懐疑論者だってそうなんだよね。たとえば、いちはやくiPadを手に入れて見せびらかしたい気持ちと、水中出産とか特別な秘技のもとに我が子を産みたい気持ちは、本質的には同じものだ。汝ら、罪無き者から石を投げよ。

 要約すれば、「iPadを買って自慢している人間はホメオパシーを批判するな」ということだ。んなアホな(笑) そんなもん、比喩にも何にもなっていない。だいたい、iPadを買うことのどこが「罪」だ?
 iPadを買うことと、非科学的な信仰で赤ん坊を死なせることを、同列に論じられてはたまらない。

 いやね、ネットにちょくちょくいるんだよ。誰かが集中砲火を浴びていると、議論に割って入ってきて、「そんなにきつく言わなくても」とか擁護しはじめる人。でも、その問題について何も知らない。ただ、いじめられている人を見かけたから、反射的にかばいたくなっただけ。
 攻撃している側を揶揄することで、本人は問題を相対化している気になっちゃうんだろうけどね。せめてその問題について最低限の勉強してから発言してほしいと思うよ。

 この号だけでも十分にむかついたんだけど、よせばいいのに、今月号(10月号)の『SFマガジン』にその続きが載っていた。例によって、漢方とホメオパシーを並べて論じ、どっちも似たようなもんだからホメオパシーを悪く言うことない……というような論法。

> 西欧の伝統医療であるホメオパシーは、西欧では長い歴史があるので、標準医療にはかかるなとか無茶なことはたぶん言わない。それにホメオパシーで処方される薬も、全部が全部、超希釈された薬効成分のないものばかりではなくて、普通の煎じ薬みたいな、それなりの薬効のあるものも多いみたい。極端に酷いことがほとんど起きないような加減がわかっていて、それなりのベネフィットはあるから、伝統医療は続いているわけね。
(中略)
> それに対して、日本におけるホメオパシーは輸入品で、発生期の「教祖あり宗教」と同じく過激になりやすい。

 えー、あまりにも間違いだらけでどこからツッコんでいいやら(笑)。「伝統医療」「長い歴史」とか言ってるけど、ハーネマンがホメオパシーを創始したのは1810年で、まだ2世紀の歴史しかなく、漢方と並べるのは無理があると思う。海外でもホメオパシーに頼ったために死亡した事例があるのは、『ニセ科学を10倍楽しむ本』でも書いた通り。また、レメディ自体で「極端に酷いこと」なんか起きようもない。それはただの水を染みこませた砂糖玉なんだから。
 ホメオパスの中にはレメディ以外に「普通の煎じ薬みたいな、それなりの薬効のあるもの」を処方する者もいるのだろうか。いたとしても、それはすでにホメオパシーではない。別の代替医療だろう。鹿野氏はホメオパシーと代替医療全般をごちゃ混ぜにしているとしか思えない。
 あきれたことに、そのすぐ後には、こんなことも書いちゃってる。

> オレはホメオパシーのことはほとんど知らないけど、たぶん欧州においては、ホメオパスでやんす的な生きかたというのがあって、それは養生訓みたいな感じで、レメディですべて解決するわけではなくて、生活全体を見直していこうというようなものを含むのだろう。

 だから、「たぶん」なんて推測で書くな! 知らないんだったら調べてから書け!
 一般人がブログで書くならまだしも、これはサイエンス・ライターを名乗る者が雑誌に載せるような文章ではない。
 
 おまけ。
 ホメオパスのシャーリン・ワーナーという人の講演(字幕つき)。「隣人の犬が庭でウンチしたことに怒って爆弾で仕返し」とか、何のことやらさっぱり分からない。ほんとにソーカル事件みたいなパロディじゃないかと思えるほどのすさまじい内容で大笑い。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11517284

 これが鹿野氏が言うところの「漢方医学に匹敵する複雑で深淵っぽい説明原理の体系」である。


タグ :ニセ科学

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この記事へのコメント
ホメオパシーってプラシーボ効果以上の物があるとは思えませんでしたが、日本学術会議の発表でこれ以上無駄な犠牲者がでなくなるといいですね
Posted by シュウ at 2010年08月26日 19:58
鹿野さんといえば、最近「水伝」を道徳の授業に使う事を批判する人達を批判するようなやりとりをtwitter上でやられていたみたいです。
http://togetter.com/li/44031
Posted by kagestar at 2010年08月26日 21:54
まあ、山本さんが正義のこころでこのように燃え上がる気持ちも、わからないではないです。

オレは別にホメオパシーを擁護しているつもりはなくて、人間には非科学に頼っていきている部分があるという話をしているのです。

オレはいろいろな人がいるのが自然だと思っているので、山本さんのように攻撃的に非科学を批判する人がいるのは当然だと思うし、どんどんやってって思ってるけど、そういう間合いの取り方の人ばっかってのも偏ると思うのね。

へんてこな療法に引っかかるのが、オレの個人的な知りあいなら、オレもちょっと考え直してみたらっていうよ。でも、一般論としてそれをいう気にはならない。そういう非科学を選択した、それぞれの事情がきっとあると思うのね。

http://bit.ly/aIFMRX

という話もあるわけですし。
Posted by 鹿野 司 at 2010年08月26日 23:04
今回の事件などに関して医療者のひとりとしてトラックバックさせていただきました。
Posted by Namibia2007 at 2010年08月27日 23:42
ホメオパシーについては、とうとう日本学術会議が「科学的に明確に否定されている。治療に使用することは厳に慎むべき行為」との談話を発表する事態になりましたね。

ホメオパシーを使おうがイワシの頭を使おうが、たまたま自然治癒しちゃう人や、アナフィラキシーショックを起こしてもたまたま死ななかった人というのは少数ながら確率的にどうしても生じてしまうわけで、これは単に運が良かったに過ぎないのですが、ナシーム・タレブ著『まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか』よろしく、ホメオパスたちは生存バイアスによってこれをホメオパシーの効力によるものだと思い込んでしまうのでしょうね。

最近、岡田斗司夫さんが「『生存バイアス』については、と学会の山本会長がすごく分かりやすい例えをしてたんだけど」と、「テレビに出演して視聴者にサイコロを振らせる超能力者」の話をした後、「人間は生理的に『確率』というものを納得できない、頭では分かっていても『確率』を冷静に俯瞰できない生物だ」と語っていましたが、まさにそれが、オカルト・疑似科学に嵌ってしまう人が後を絶たない大きな理由かもしれませんね。
Posted by ポコイダー at 2010年08月28日 09:41
漢方は確かに西洋医学とは違うかもしれないけれどちゃんとした論理と、それなりの根拠があってやってるのに~。泣くぞ。
Posted by Ryu at 2010年08月28日 11:42
ホントに腹が立つ話です。人の命を何だと思っているのでしょう?(ホメオパシ、ビタミンKに関するだけで、新生児の死亡率は2000人に1人)
自分で信じるのは勝手です。害をもたらす前に、この夏の間に熱中症でどっかに行ってほしいものです。(酸欠や空腹にはどう対処するんでしょうか?)
鹿野氏、病気の時には、是非、上から目線の医者ではなく、呪術師の所へ。マンネリカオ氏の相手がでもしてはいかが?
Posted by 理力不足 at 2010年08月28日 13:20
えええっ(◎o◎)。鹿野司氏には山本さん同様、中学ぐらいから、当時のパソコン雑誌ログインの『オールザットウルトラ科学』でSF科学啓蒙を受けてたんですが…ショックだなぁ。人間が海生に適するには、脇腹にエラを作った方がよさそう、とか…

氏は最近『サはサイエンスのサ』の単行本を出して、さらにSFマガジンの連載を落としてましたよね(山本さんの『地球から来た男』のSFマガジン特大号を大枚はたいて買いました)。目次に載ってるのに、一生懸命探しちゃいましたよ(-.-;)

他にどれだけ連載持ってるか知らないけど、まだ時間がなくて、いい加減な原稿上げちゃったのかなぁ。やっぱりメディアリテラシーって大事ですね。

ちなみに今は山本さんに影響されて、主に聖書の矛盾点について調べてます。『捏造された聖書』では、写本による聖書の改変にも言及してて、なかなか面白かったです。
Posted by ギルス at 2010年08月28日 18:43
ホメオパシーでいちばんヤバいのは予防接種否定だと思います。
http://d.hatena.ne.jp/tikani_nemuru_M/20090514/1242242625

無論、標準医療の否定によって医療からとおざかるのも問題なんですが、それは大人が自分の意思でやる限りは愚行権といえなくもない。

子供への医療ネグレクトと予防接種否定による公衆衛生への影響は「信者さん」以外にも影響のある話です。
Posted by 地下に眠るM at 2010年08月28日 20:17
長妻昭厚生労働相は8月25日、ある種の水を含ませた砂糖玉を用いた代替療法「ホメオパシー」や、
西洋医療に代替医療を加えた「統合医療」の治療効果について、厚生労働省で研究する方針を示した。
横浜市内で行われた高齢者住宅の視察後の記者会見で明らかにした。


マヂで我が家のすぐ裏に長妻が住んでいます。
サーバリックスの件といい、本当に気分が悪い。
Posted by 兵器爺 at 2010年08月29日 03:25
http://www11.atwiki.jp/doroboumama/pages/1640.html

似たような話でこれを思い出しました。
Posted by タケチャン大佐 at 2010年08月29日 06:48
お久しぶりです。憶えておられますでしょうか?今年の「トンデモ本大賞」の本選会で、受付をやってらしたナジャさん(スペルは Naja でいいのかな?)を通じて、山本先生に(トンデモ)本を何冊かと、その他、諸々の資料をお渡しした者ですが…
…今回のホメオパシーを巡る一連の騒ぎ、「起こるべくして起きた」という感じですね…先生はやってらっしゃらないかもしれませんが、SNS の GREE でも、「ホメオパシー」で検索すると、何件も日記や質問が引っかかります( GREE は mixi と違い、「 Yahoo! 知恵袋」みたいな機能があります)。
…「振り込め詐欺」に引っかかる奴がこれだけ多いのと、根が同じなんでしょうか…とにかく、最近の日本人は「どうかしている」としか言い様がありません!!
Posted by DRAKO (ドラーコ) at 2010年08月29日 14:14
ホメオパシーは治験を行っていないので、非科学的な偽医療ですよね。効果があるなら、臨床試験を行えば良いのだと思います。
Posted by uncorrelated at 2010年09月04日 03:43
>鹿野さん
擁護するのも攻撃するのも、非科学的な治療にたよって子供危険にさらすのもひとそれぞれぞれなので自由にやって下さい、って、それもはやなにも言ってないのと一緒じゃないですか。
そもそも「ホメオパシー」の傾倒者が本当にその危険性を認識してるのかどうか。
親や助産院が正しい情報を得て、リスク覚悟で自覚的に医療を選択するためにはその非科学性が自明であることははっきりさせるべきだと思いますが、それは彼らを「見下している」ことになるから駄目なのかな?
Posted by 盗塁王赤星 at 2010年09月04日 17:52
>鹿野司様

 ご本人でしょうか? その前提で話をさせていただきます。

>オレは別にホメオパシーを擁護しているつもりはなくて、人間には非科学に頼っていきている部分があるという話をしているのです。

 僕も非科学的なものに頼る心理までは否定しませんよ。たとえば神社でお守りを買ったり、お祓いをしてもらったりすることまでは批判しません。うちも正月に神社でお守りや破魔矢ぐらい買ってますし。
 ホメオパスの中には「病気が悪化したらホメオパシーに頼らず病院に行きなさい」と指導している良心的な人も多いそうで、そういう人まで非難はしたくないです。実際、ちょっとした症状を軽減するぐらいなら、ホメオパシーのプラシーボ効果も有効だろうと思ってます。
 ただ問題は、大手のホメオパシー団体のひとつ、日本ホメオパシー医学協会(由井寅子会長)が現代医学を否定し、「薬を飲むな」「予防接種を受けるな」と指導していることです。これはさすがにダメです。危険すぎます。

>へんてこな療法に引っかかるのが、オレの個人的な知りあいなら、オレもちょっと考え直してみたらっていうよ。でも、一般論としてそれをいう気にはならない。そういう非科学を選択した、それぞれの事情がきっとあると思うのね。

 まだ問題点が分かっておられないご様子。
 いい年した大人がホメオパシーにひっかかって死ぬのは、まだ「本人の選んだ道だ」と言えなくもない。
 でも、子供たちが犠牲になっている現実をどう考えますか? てんかんの治療を受けさせてもらえず発作に苦しんでいる子供を、「それぞれの事情がきっとある」とか言って放っておけとおっしゃる?
 子供が自由意志でホメオパシーを選択したわけではないと思いますけどね。

>http://bit.ly/aIFMRX

>という話もあるわけですし。

 読みましたが、どういう意図で引用されたのかさっぱり分かりません。この人はレメディ以外に抗ヒスタミン剤やステロイドを処方されているらしいから、治っても何の不思議もないですよね。(コメントでも「それカウンセリングでしょ」とツッコまれてますが)
Posted by 山本弘山本弘 at 2010年09月04日 18:06
鹿野氏ご紹介のサイトにあったコメント
「イギリスのとあるテレビ番組のショートコーナーより。 ホメオパシー救急病棟 http://www.nicovideo.jp/watch/sm11404088 イギリスでのホメオパスの評価なんてこんなもんだよ。」

面白い!BBCで放送したコント。日本語字幕付きです。
「イギリスではホメオパシーは社会的に認められている」と言う輩に見せるのにちょうど良い教材ですね。オチがこれまた面白いので、是非ラストまでどうぞ。
Posted by shiba at 2010年09月06日 11:00
鹿野さんは、科学のあたらしい楽しみ方を開眼させてくれた恩人だとおもっていたのうですが、SFマガジンの連載で鬱をカミングアウトされたころから、「なんか変だな?」と思っていたのですが。
科学という権威で魔女狩りをしたくないという氏の気持ちも判りますが、kikulogによくコメントを寄せていた氏が、「現在、科学はニセ科学に負けている」という見地を知らない筈はないとおもうのですが・・・。
ただ、ネットでニセ科学を馬鹿にする連中が、おなじ論調でホロコースト否定や温暖化否定論をを叫ぶのを見るとくらくらします。
Posted by Sasico at 2010年09月07日 20:53
 ホメオパシー信者らしき人による、亡くなった赤ちゃんのお母さんを傷つけるような無神経な発言がありましたので、削除いたしました。
 匿名なら何書いてもいいと思ってるなら大間違いだからね!
Posted by 山本弘山本弘 at 2010年09月11日 16:48
発言内容からすると削除は当然ですが「ホメオパシー信者らしき人による」は不要な文言だと思います
Posted by rotten_bless at 2010年09月17日 20:23
記事に書かれたホメオパスに3つ言いたいことがあります。

1.助産院の方々、きちんと親の同意を得てから、レメディを投与しましょう。命を預かる者として、最低限のルールです。

2.どのような医療を選ぼうと個人の自由ですが、他人にまでそれを強要しないでください。それでその人が死んだら、あなたは殺人者、家族は殺人者の身内として後ろ指を指され続けます。

3.狂犬病予防注射は絶対に受けてください!この病気は犬だけでなく、哺乳類のものです。
Posted by 宮崎県民 at 2011年05月08日 22:46
鹿野さん。
好きな文を書く方だったのに、いつのまに・・・?

残念です。

モロに被害者が出てしまう問題に関しては、個人の好き好きの領分を超えていると思います。
Posted by さきち at 2012年10月05日 16:39
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