2012年12月21日

冬コミ直前情報

31日(月)
東5ホール ハ-56b
 心はいつも15才

【新刊】

チャリス・イン・ハザード4
 ファイナル・オーバーヒート〈下〉

 動物学者を父に持ち、アフリカの大草原で育った美少女チャリス。カリブ海の独裁国家マガビアに拉致され、過激なチャイルド・ポルノに出演させられていた彼女に、ついに脱出の機会が訪れる。アメリカ軍が救出作戦を開始したというのだ。だが、その前に独裁者ガラバを殺さないと、アメリカは空前の気象テロに見舞われる。ガラバ暗殺のために地下シェルターに潜入したチャリスは、そこでこの国の真の支配者、謎の少女シュラウドと対面する!
 リミッター解除! ノンストップの美少女エロチック・アクション小説、ついに完結!
(裏表紙の解説より)

 ※この小説は過激な性表現・暴力表現を含みます。18歳未満の方にはお売りできません。
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 お待たせしました。夏コミで落とした『チャリス・イン・ハザード4』、印刷所から上がってきました。半数は仕事場に送ってもらい、残り半数はブースに直接搬入の予定。
 シリーズはこれで完結です。

 正直、最終巻はあまり面白くならないんじゃないかと思ってたんですよね。2巻の『脅威の少女核爆弾』のラストが、自分では神がかった出来だったと思ってるんで(読み直しても自分で感動します。いやマジで)、最終巻であれを超えられないのは、ちと情けないんじゃないかと。
 でも、実際に書いてみると、最初から最後までエロとサスペンスとアクションだらけで、ラストも十分に盛り上がったと思います。

 ただ、時間がなくて、じっくり校正できなかったのが心残り。
 いちおう入稿前に完成原稿に目を通して、間違いがないかチェックしたはずなのに、出来上がった本を読み直してたら、「目の前」であるべき箇所が「の目の前」になっていてがっくり。 ああ、そうだ、ここ初稿では「チャリスの目の前」になってて、推敲中に「チャリス」を消したんだ。でも「の」を消し忘れてたらしい。何でこんなの見落としたんだろ。不覚!
 こういう時は、商業出版物の編集者や校正者の存在がありがたく思えます。同人誌だと、自分一人でチェックしなくちゃいけないから、どうして見落としが多くなる。

 あと、いつものMAD本も出します。
 ちなみに夏コミの時と同様、娘は知り合いのサークルに手伝いに行かせる予定。さすがに16歳の娘に18禁本を売らせるわけにはいかないので。
  
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Posted by 山本弘 at 12:47Comments(18)PR

2012年12月16日

テレ東番組「ワクチン普及は陰謀」 ゲイツ氏「全く逆」

 前に紹介した『やりすぎ都市伝説』のことが、朝日新聞で取り上げられていた。

テレ東番組「ワクチン普及は陰謀」 ゲイツ氏「全く逆」
http://www.asahi.com/culture/update/1215/TKY201212150056.html

 この番組がどれだけデタラメだらけだったかについては、前回の内容を参照していただきたい。

http://hirorin.otaden.jp/e258455.html

 実は僕もこの件で、朝日新聞から電話でインタビューを求められた。
 もっとも、テレビ朝日も前にアポロ陰謀説の番組を流したことがあるから、あんまり他局のことは言えないんじゃないかとも思ったんだけどね(笑)。言わなかったけど。

 ネットでこのニュースについての反応を見ると、

http://blog.livedoor.jp/chuunisoku/archives/21272905.html

>誰もテレ東の都市伝説ネタを本当だと思ってないってwww

 なんて言ってる奴がいるんだけど、それは大衆の知性というものを過大評価しすぎ(笑)。
『やりすぎ都市伝説』で検索してみたら、あの番組の内容、特に関暁夫の話を鵜呑みにしてる人間がごろごろいるのが分かるはずだ。「松尾芭蕉の正体は徳川家康に仕えた服部半蔵」なんていう大バカな「都市伝説」を信じてる人が何人もいるのを知った時には、目が点になったもんである。学校で日本史の時間に何習ったんだと。
 さらに、上記のスレッドを見ると、ビル・ゲイツの陰謀を信じてる人間がいっぱい湧いて出て、後半はほとんど陰謀論一色になってしまっている。

 確かに多くの視聴者は、バラエティ番組を単なるお笑いネタとして見ているんだろう。しかし、真剣に信じてしまう視聴者が何パーセントかいるのは、まぎれもない事実だ。その事実から目をそむけちゃいけない。
 仮に100万人がこの番組を見て(実際にはもっと多いはず)、その視聴者の中のたった1%が信じてしまったとしても、1万人が信じることになる。
 僕が本を書いたり、このブログでいくら真相を解説しても、まあ10万人も読まないだろう。さほどメジャーではないバラエティ番組の影響の方が、活字よりはるかに大きいのだ。

「バラエティ番組だから」とか「ネタにマジレス」とか言って笑ってる人もいるけど、そういう人は、自分が同じ目に遭っても笑っていられるんだろうか。あなたが邪悪な陰謀を企んでいる人物だという話がテレビで堂々と流れ、何百万人という視聴者が目にしたら? それでも平然としていられるのか?
 朝日新聞の記事にも書かれているけど、発展途上国の子供たちへのワクチン接種というのは、何百万という子供の命を救う立派な仕事だ。デマを流してそれを貶める行為が、許されていいはずがない。
 アポロ陰謀説もそうだ。あれは月に降り立った12人の飛行士や、その偉業を支えたNASAの人々に対する重大な誹謗中傷なのだが、それを認識している者は少ない。
「バラエティ番組だから」という理由で、実在で存命の人物に関する悪質な嘘を流していいわけがないのだ。
 
 ちなみに関暁夫は、「都市伝説だって放送開始した当初、みんなは「ウソだよこんなの」って言ってたけど、どうやらウソじゃないなと気付き始めたんだよね」「『やりすぎ都市伝説』をただのテレビ番組、バラエティだと思うな!」などと発言している。『やりすぎ都市伝説』はただのバラエティじゃない、俺の言っていることは真実だぞ、と主張しているのだ。
 本人が「ただのテレビ番組、バラエティだと思うな!」と言っている以上、問題が起きても、「いえ、ただのバラエティ番組ですから」という言い訳は通じまい。

『やりすぎ都市伝説』は12月21日(金)にまた放映される。
http://www.tv-tokyo.co.jp/yarisugijp/index2.html
  


Posted by 山本弘 at 13:47Comments(17)メディアリテラシー

2012年12月14日

「2013年、あなたが選ぶ山本弘の新作は?」

山本弘のSF&トンデモNight #17
「2013年、あなたが選ぶ山本弘の新作は?」

 ご好評をいただいている、SF作家・山本弘のトークライヴ。2012年最後となる今回は、山本弘が構想中のアイデアや執筆予定の作品の設定を一挙公開! 会場のみなさんのご意見を求め、今後の参考にしようというものです。
 連載中の『プロジェクトぴあの』『僕の光輝く世界』の今後の展開に始まり、『脳内ガールズ』『MADなボクたち』『ブルーフリート』『熱闘!ラノベ道』『ティム』『スターエンジェル』『メドゥサ――War Goddess of Light』など、ライトノベル、青春ラブストーリー、近未来SF、スペースオペラ、秘境冒険小説、マンガ原作と盛りだくさん。幻のボツ企画『機装妖精チャイカ』『幻界戦記B-Kids』も紹介。そして『時の果てのフェブラリー』の続編『宇宙の中心のウェンズデイ』はどうなってる?
 あなたのご意見によって、来年の山本弘の予定が決まるかもしれません!

[出演]山本弘(SF作家/と学会会長)
[時間]12月28日(金)
    開場19:00  開演19:30 (約2時間)
[場所]トークシアターなんば紅鶴
    ・大阪市中央区千日前2-3-9 『レジャービル味園』2F
    ・南海なんば駅より南海通り東へ180m
[入場料]前売り¥1500 (当日500円up)
 ※飲食代別途

 チケットはこちらから↓
http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=52655283

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 「SF&トンデモNight 」、今年最後の企画です。これが終わったら、翌日は娘といっしょに、朝早くから東京に行かなくてはなりません(笑)。
 小説というのは多くの場合、作者から読者への一方通行なんですが、執筆前に読者のみなさんの意見を聞いて参考にするのも面白いかと思い、こんな企画を考えました。何か役に立つご意見があれば、取り入れさせてもらおうと思っています。
  
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Posted by 山本弘 at 18:53Comments(8)PR

2012年12月14日

○○と称する事実上の××

事実上の日本が「事実上のミサイル」と呼ぶ事実上の北朝鮮の事実上のロケットが事実上の打ち上げに事実上成功して事実上の人工衛星を事実上の太陽同期軌道に事実上投入成功したもよう
http://togetter.com/li/421620

 ああ、やっぱりロケットに詳しい方々は、今回の打ち上げ成功が持つ意味をちゃんと理解してるなあ。
 僕も正直、北朝鮮の技術力を侮ってた。今度のも「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルの実験だろうと思ってた。
 ところが、本当に人工衛星だった。それも一発で太陽同期軌道に乗せてきた!
 人工衛星について知っている人ならお分かりだろう。多くの人工衛星が、西から東に向かって打ち上げられるのは、軌道速度に達するのに、地球の自転速度を利用できるからだ。当然、極軌道や太陽同期軌道の方が難度が高い。
 北朝鮮はそれを一足飛びにクリヤーしてきた。これは恐るべきことである。

 このニュースに関して、各社の報道を見ると笑える。あくまで「長距離弾道ミサイル発射成功」「事実上の長距離弾道ミサイル」と言い張っているのだ。

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE8BB00U20121212
> 北朝鮮は12日午前、「人工衛星」と称するミサイルを発射した。

>北朝鮮政府は国営の朝鮮中央通信を通じ、発射は成功し、人工衛星が軌道に乗ったと発表した。北米航空宇宙防衛司令部も、北朝鮮がミサイルで飛ばした物体は軌道に乗ったもようだとしている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/121213/kor12121307530005-n1.htm
> 北朝鮮の事実上のミサイル発射で、打ち上げられた「衛星」とみられる物体が、地球の北極と南極を通る高度494~588キロのほぼ円軌道を回っていることが12日、専門家の分析で分かった。

“「人工衛星」と称するミサイル”(笑)。
“「衛星」とみられる物体”(笑)。
 地球周回軌道に乗ってることが確認されたんだから、定義上は「人工衛星」以外の何物でもない。何でそれをいまだに「人工衛星と称する」とか「衛星とみられる」なんてとぼけたことを言ってんだ?

http://sankei.jp.msn.com/world/news/121212/kor12121221580026-n1.htm
> 北朝鮮が国連安全保障理事会決議を無視して長距離弾道ミサイルの発射実験を事実上、成功させたことで、専門家は、北朝鮮による弾道ミサイル技術輸出の活性化を強く懸念している。

「事実上」なんてつけなくても成功したんだよ、人工衛星の打ち上げにな。
 もちろん今回のロケット技術が長距離弾道ミサイルに転用できるのは言うまでもない。
 でも、人工衛星の打ち上げを「長距離弾道ミサイルの発射実験」と呼んでいいなら、日本の衛星打ち上げもみんな「衛星と称するミサイル」「長距離弾道ミサイルの発射実験」になっちゃうんだが、それでもいいの?

 ざっと見た限りでは、メディアはどこも同じで、ストレートに「衛星」という言葉を使いたがらないようだ。必ず「と称する」「と見られる」とつけるのだ。
 人工衛星であることを認めないのだから、当然、太陽同期軌道に乗せたことの意味も、正しく解説してくれない。
 なんか「人工衛星」と認めてしまうと、北朝鮮の脅威が薄れるとでも思ってんじゃないだろうか。
 冗談じゃない。これだけ難度の高いロケット打ち上げに成功したという事実は、北朝鮮のロケット技術がミサイルに転用された場合の恐ろしさを示すものだ。十分すぎるほど脅威である。
 衛星そのものは、核を搭載できるほど大きくはないようである。でも、太陽同期軌道ということは、地球上のほとんどの地域の上空を通過するということだ。当然、北朝鮮が次に狙っているのは偵察衛星の打ち上げだろう。

 いつまでも「衛星と称するミサイル」なんていう言い方で事実を認めまいとするのは、現実逃避なんじゃないだろうか。 「撤退」を「転進」、「占領」を「進駐」と言い換えたり、「全滅する」を「未来に向かって脱出する」と言うような。
  


Posted by 山本弘 at 18:35Comments(59)メディアリテラシー

2012年12月06日

『UFOはもう来ない』




 新作です。PHP研究所より12月11日発売です。
 もうね、この表紙、しびれますね!
 編集さんからレイアウト案をいただいた時、心の琴線がびんびん震えましたよ。「地球は監視されている」というコピーも編集さんの案なんですが、これもレトロな感じが一周回ってかっこいいです。

 詳しい紹介は、僕のHPの方を参考にしてください。

 僕の大好きなUFOネタを詰めこんだ話で、おそらく「日本でいちばん濃いUFO小説」だろうと思います。
「本当に異星人のUFOが地球に来ていたら」という設定ですが、もちろん、ちゃんとしたファースト・コンタクトSFにもなってます。UFOに関するうんちくを山ほど語る一方で、従来のSF映画やUFO本に出てくる「異星人」のイメージを覆す設定をいろいろ盛りこんでいます。
 UFOと自衛隊機のチェイス、少年たちが活躍するジュヴナイル的な懐かしい展開、後半のコン・ゲーム展開、そしてラストの「“銀河の歴史”が解き明かされる!!」というところまで、見せ場の連続で、たっぷり楽しめると思います。例によって「分かる人だけ笑ってね」という小ネタもいろいろ仕掛けてありますし。

 担当編集さんは、星雲賞を受賞した『去年はいい年になるだろう』と同じ方。SFはぜんぜんご存じないんですが、SFに理解を示してくださって、好き勝手書かせていただけるので感謝しています。その昔、「SFは売れないから書くな」と言った某社の編集とはえらい違いですわ(笑)。
 今回、巻末には、「SF作家ならいつかやりたい」と思っていたアレを入れさせてもらえました。古いSFファンなら「うわっ、懐かしい!」と思っていただけるはず。
 もちろんSFファンでない方にも、SFの楽しさが分かっていただけるものと自負しております。

  


Posted by 山本弘 at 17:51Comments(8)PR

2012年12月06日

山本弘のSF&トンデモNight東京出張版

山本弘のSF&トンデモNight東京出張版
「SFとUFOの熱い夜」
 毎月、大阪なんば紅鶴で行なわれている人気企画「山本弘のSF&トンデモNight」が東京に進出!
 星雲賞受賞SF作家・山本弘が、クラシックSFや怪獣やプラモやトンデモ本や超能力番組や女ターザンなど、マニアックな話題をひたすら熱く語るというイベント。
  今回は新作のファースト・コンタクトSF『UFOはもう来ない』(PHP研究所)出版を記念して、SFの歴史とUFOの関係、いかがわしくも楽しいUFO話、テレビのUFO番組の噓、そして地球外知的生命体の可能性や、これからのSFにおける異星人の描き方についてのシリアスな話題に至るまで、SFとUFOと異星人にまつわる多彩なネタをノンストップで喋りまくります。
 師走の夜を濃密な2時間でトリップしてください。

[出演] 山本弘(SF作家/と学会会長)
[日時] 2012年12月22日(土) 開場・19:00 開始・19:30
[会場] Live Wire Biri-Biri酒場 新宿
  東京都新宿区新宿5丁目11-23 八千代ビル2F 
 ・都営新宿線「新宿3丁目」駅 C6~8出口から徒歩5分
 ・丸ノ内線・副都心線「新宿3丁目」駅 B2出口から徒歩8分
 ・JR線「新宿」駅 東口から徒歩12分
[料金] 1500円(当日券500円up)
 ※飲食代別途

 チケット予約はこちらから。
http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=51733303

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 いつも大阪でやっているイベントが東京に出張します。
 リンク先にもありますが、同時にサイン会もやりますよ。東京近辺の方、どうぞご参加ください。



 あと、12月14日にも、やはり東京でこういうイベントがありますので、お知らせしておきます。

と学会SP 世界滅亡なんて笑い飛ばせ!
http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_121112204094_1.htm

 残念ながら、僕はこっちには出演しません。(さすがに月3回東京に行くのはつらいので)

  


Posted by 山本弘 at 15:53Comments(11)PR