2012年06月21日

「『SFマガジン』を創刊号から読んでみる part.3」

山本弘のSF&トンデモNight #11
「「幻の名作・怪作を発掘! 『SFマガジン』を創刊号から読んでみる part.3」

【出演】山本弘(SF作家/と学会会長)
【時間】6月29日(金)
     開場19:00〜 開演19:30〜(約二時間)
【場所】トークシアターなんば紅鶴
大阪市中央区千日前2-3-9 『レジャービル味園』2F
南海なんば駅より南海通り東へ180m
【入場料】前売り¥1500- (当日500円up)
 ※飲食代別途

http://go-livewire.com/index.html#

 グレッグ・イーガンやテッド・チャンもいいけれど、昔のSFだって面白かった!
 1959年12月に創刊され、すでに半世紀の歴史がある『SFマガジン』。80年代以前のクラシックSFを深く愛する山本弘が、その初期の号の中から、今となっては読めない幻の名作、心温まる佳作、奇想天外な怪作、爆笑の珍作の数々を、主観と偏見でピックアップ。素朴だけれど楽しいクラシックSFの魅力を語り尽くします。
 今回はついに100号からを紹介します。日本人作家も出揃い、世は万国博覧会景気に酔う未来論盛んなりし70年代。SFブーム到来で誌面も充実。クラークやアシモフなどの大御所と違い、決してスポットの当たらないマイナーな作家たちの、想像力の競演をお楽しみください。
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 もうそろそろ1年になりますね、「SF&トンデモNight 」。そんなに続けられないだろうと思ってたんだけど、けっこうネタはあるもんです。
 ちなみに前回のLiveWireのイベントの映像。 テーマは「同人誌」。

http://www.ustream.tv/recorded/22837130

(プロジェクターの映りが悪いんで、声だけ聴いて想像していただけるとありがたいです)
「星群」から「あすたりすく」から「と学会」、『トランスフォーマー』に『赤ずきんチャチャ』、『Speed Fighter』、『プラモ狂四郎』、『オトナ帝国の興亡』、『さよなら絶望先生』、女ターザンと、いろいろ作ってたなあ。
『ようこそようこ』の同人誌が見つからなくて、持ってこれなかったのが、本当に残念。
 買う方もいろいろ買ってきたなあ、こうして見ると。

 こちらは前々回の「『SFマガジン』を創刊号から読んでみる part.2」。51号から100号を取り上げて紹介してます。

http://www.ustream.tv/recorded/22243596
  


Posted by 山本弘 at 17:05Comments(0)PR

2012年06月21日

「スカイツリーは地下も含めると666m」というのはデマ

634mスカイツリーに666m説出る 「陰謀めいてる」との声
http://www.news-postseven.com/archives/20120617_119790.html
  5月に開業した東京スカイツリーでは、数々のミステリーがささやかれている。

 スカイツリーの高さは、武蔵野国の名にちなんで634mに決めたとされている。ギネスブックにも634mと記録されている。だが、本当は666mだという説がある。超常現象に詳しいUFO研究家の並木伸一郎さんはこう語る。

「スカイツリーは地下に頑丈な土台が築かれていますが、これが深さ10階建て以上に相当するといわれています。10階建ての建物の高さは、一般的に31mほど。10階建て以上ということは31m以上掘ってあるということで、これが32mだとすると、高さ634m+地下32m=666mということになるのです。

 666は新約聖書では不吉な数字とされていますから、日本のシンボルとなるスカイツリーが666の数字をもとに造られているとしたら、どこか陰謀めいたものを感じずにはいられません」(並木さん・以下同)
(中略)
※女性セブン2012年6月28日号

 ああ、また並木さんが口からでまかせのええかげんなことを(笑)。
 はい、大林組のサイトを見てみよう。

http://www.obayashi.co.jp/news/skytreedetail22

 基礎の深さは50mだってしっかり書いてあるよ!
 だいたい「10階建て以上」だから32mって、論理がむちゃくちゃだろう。
「深さ10階建て以上に相当する」という話はどこから出てきたのか。元ネタを探してみたら、こんなのが見つかった。 昨年の7月24日にアップされている。「東京スカイツリー 世界最難関への挑戦」という番組はこの日に放映されているので、この人が言い出しっぺと考えていいだろう。

http://d.hatena.ne.jp/goro358/20110724
今晩、NHKスペシャルでスカイツリーの建設ドキュメントをやっていた。
「東京スカイツリー 世界最難関への挑戦」
地下に土台部分を掘削する様子が出た!
~10階建て以上に相当する深さ~とナレーションが出た!

10階建てで高さ31m、というのが一般的だ。
地上634m+地下31mで、665m。
10階建て以上、ということで、地下は32mにしているのでは?
634+32=666。

 うわ、「10階建てで高さ31m、というのが一般的だ」→「10階建ての建物の高さは、一般的に31mほど」、「10階建て以上、ということで」→「10階建て以上ということは31m以上掘ってあるということで」と、言い回しまでそっくりだ! 並木さん、明らかにこのブログ読んでるだろ!
 このブログ主、「+マクロビオティック+小林正観+水と食の健康法クラブ+エコロジー+中丸薫+ニューエイジ+ 」なんだそうで、

http://d.hatena.ne.jp/goro358/20120514
シナ(中国)は尖閣諸島を日本から略奪したくて日本に敵対。
偉そうにチューコクってか。
イイ加減にシナさい。
チョーセンは慰安婦だかで謝罪と賠償の言いがかりで日本に敵対。
偉そうにチョーセンってか。
コリァあきれた。

 ネトウヨでオカルトマニアで陰謀論者のうえにダジャレ好きかよ!(笑)数え役満だな。
 コリァあきれた。並木さん、こんなのネタにしてんのか。

 ちなみにビルの1階あたりの高さは、ビルによってかなり差がある。
 僕の仕事場のマンションは、前に測ったことがあるけど、1階あたり約3m。実はこれはかなり低い。前にアメリカからテレビの取材班が来た時、スタッフが戸口で頭ぶつけていた(笑)。あくまで日本人向けの、それも低層マンションにおける数字なのだ。
 大きなビルではもっと高いのが普通だ。日本で最も高いマンションである大阪のThe Kitahamaは、54階で209.4 mなので、1階あたり約3.9m、サンシャイン60は60階建てで239.7mなので、1階あたり約4.0m。NEC本社ビルは43階で180mなので、1階あたり4.2m。
 だから深さ50mを「10階建て以上に相当する深さ」と形容するのは間違いではない。それを「32m」と解釈するのが間違いなだけで。

 スカイツリーについては、2年前、『MM9─invasion─』の舞台にするためにいろいろ調べた。ネットで検索したのはもちろん、テレビで特集組んだら欠かさず録画したし、建設途中の現場にも足を運んで、下から見たらどんな感じに見えるかを実感した。
 もっとも、けっこう基本的なことが分からなくて苦労した。エレベーターが展望台の何階に到着するのかとか、料金はいくらぐらいかとか。当時はまだ正確な完成予定日さえ決まっていなかった。
 わざわざ東武タワースカイツリー株式会社に電話かけて、「エレベーターは何階に到着するんですか?」と訊ねたこともあったけど、「まだ決まっておりません」という返事だった。しょうがないので、かなり想像でごまかすしかなかった。
 だから完成した実際のスカイツリーとはかなり違っている。たとえば作中ではオープンしたのは2012年の3月ということなっているし、当時はまだ「天望デッキ」「天望回廊」という名前もなかったので、作中では「第一展望台」「第二展望台」と呼ばれている。
 かなり混むことは予想していて、作中でもそういう描写は入れてるけど、チケットが完全予約制になるというのはさすがに予想外だった。実物に登れるのはいつなんだろうか。
  


Posted by 山本弘 at 14:56Comments(5)メディアリテラシー

2012年06月21日

「史上最強にレベルの高い「男の娘」」はデマでした(涙)

史上最強にレベルの高い「男の娘」の全裸写真がネットで話題に! ネットの声「これはやばいだろ」
http://rocketnews24.com/2012/06/19/222456/

近年、漫画・アニメ、そしてコスプレの世界で大きな注目を浴びている「男の娘」。この男の娘とは、女の子ような容姿を持つ男性のことを指し、「男でありながら女子よりも可愛い」というそのギャップに多くの人が萌え悶えている。

そんな男の娘ブームが巻き起こっているなかで、史上最もレベルが高いと思われる男の娘の全裸写真が、現在ネット上で大きな話題になっている。

「【裸注意】女装男子なんてレベルじゃない」というタイトルのもとアップされた写真には、それはもう完璧に近い男の娘 ”らしき”人物が写っている。なぜ ”らしき” という文言を付けたかというと、記者(私)はどうしてもこれが男性だと信じられないからだ。

「こんな女の子みたいな男性がいるなんて信じられない! きっとこれはただ胸が小さい女の子なんだ!」。そう思いたくなるほど、この人物の女子度は高い。

ネットではこの写真を見て、「これはやばいだろ」など驚きの声が多く上がっており、ぜひみなさんにもその驚愕の写真を自分の目で確認して頂きたい。記者が感じたようにきっと多くの人が、この写真の人物が男であるという可能性を否定したくなるに違いない。

 白状します! 僕も最初、このニュース見た時、信じました!(笑)
 世の中にはかよぽりすみたいなきれいな人もいるんだし、これぐらいの男性がいても不思議じゃない……と素直に思っちゃったんだよね。
 ところが。
 じゃあこの人っていったい何者なの?……と思って検索したら、実は希志あいのというAV女優(けっこう有名な人らしい)の写真だったと発覚。

 本人のツイッター。
https://twitter.com/kishi_aino/status/214765465141116928
>あ、なんかちょっとした話題になってるみたいですが、この男の娘は私ですね。たぶん… 一応中身は女です( ´ ▽ ` )ノてへ

 証拠写真。(注意! ヘアヌードです)
http://www.wadaino.com/erogazoudx/img/erogazou/av/kishiaino/025.jpg

 いやー、短い夢だったな(笑)

 そう言えばこの前の「ベルギーで朝放送されている性教育番組」もロケットニュースだったっけ。
http://hirorin.otaden.jp/e240578.html

「ニュース」とは名がついてるけど、まともな新聞社や通信社が配信しているんじゃないこの手のニュースは、ネットで流れている話を検証もせずに載せることが多く、どんなガセネタがまぎれこんでるか分からない。「ネットを流れる突拍子もないニュースは、まずソースを確認すべき」ということを、あらためて思い知らされた。
  


Posted by 山本弘 at 14:36Comments(6)メディアリテラシー