2011年04月17日

『地球移動作戦』文庫版印税を全額寄付します

 5月10日、『地球移動作戦』(早川書房)の文庫版が出版されます。21世紀後半から22世紀初頭にかけての時代を舞台に、迫り来る巨大天体がもたらす大災害を避けるために、人類の力を結集して地球を動かすという話です。

 内容の紹介
http://homepage3.nifty.com/hirorin/earthshift00.htm
(ご注意! これは文庫版の表紙ではありません)

 2年前に出た作品の文庫化なんですが、問題がひとつ。いや、ふたつ。

・最初の方で登場人物が放射線障害で死ぬシーンがあること。
・クライマックスで、日本を高潮と津波が襲うシーンがあること。

 2年前の作品なんで、震災に便乗したわけでも何でもないんですが、今、これで儲けるのは不謹慎なんじゃないか……と悩んだ末に、ひとつの決断を下しました。

『地球移動作戦』文庫版(上・下)の印税を、すべて東日本大震災の義援金として寄付いたします。

「印税」というものをご存知ない方のために、少し解説を。
 本が出版されると、その定価(税抜き)と発行部数と「印税率」というものを掛けた金額が著者に支払われます。これが印税です。

(定価)×(発行部数)×(印税率)=(印税)

 印税率は普通、10%が相場です。オリジナル作品ではなく、マンガやアニメやゲームのノヴェライズなど、他に著作権者がいる場合は、そちらにも配分されますので、小説の作者の印税率は10%よりも小さくなります。
 基準が売り上げではなく発行部数であることに注意してください。発行部数1万部で、5000部しか売れなくても、著者には1万部分の印税が支払われます。逆に、よく売れて増刷がかかった場合、増刷のたびに印税が支払われます。

『地球移動作戦』の場合、予定では上下巻とも660円(税抜き)で、初版1万3000部(計2万6000部)です。

660円×26000部×0.1=1716000円

 となります。実際には源泉徴収が引かれるので、もうちょっと少なくなります。150万円ぐらいでしょう。
 これは初版だけの額です。売れ行きが良くて増刷がかかれば、その分、寄付する額も増えます。みなさんに買って楽しんでいただければ、その分、被災者が助かるのです。
 今年は他にも本が何冊か出る予定なので、収入はそちらでカバーしようと思っています。

 寄付する先はまだ決めていませんが、公明正大に、どこそこにいくら寄付したと、このブログで発表してゆくつもりです。
 多くの方のご賛同をいただくことに期待しております
  


Posted by 山本弘 at 17:51Comments(22)PR

2011年04月17日

『日本トンデモ本大賞』&前月祭

 イベントのお知らせです。
 今年は「日本トンデモ本大賞」も20回目ということで、それを記念して、いつもと少し違うスタイルでやります。

日本トンデモ本大賞2011前月祭

日時:2011年4月24日 日曜日 16時半開場/17時半開催(予定)
会場:新宿ロフトプラスワン
入場料:前売り2,200円/当日2,500円 ※飲食別
チケット販売方法:ローソンチケット(Lコード:34960)&ロフトプラスワン店頭販売
出演者:山本弘 with と学会

日本トンデモ本大賞2011

日時;2011年6月11日 土曜日 12時開場/13時開演(予定)
会場:銀座ブロッサム
出演者:米粒写経、山本弘 with と学会、他豪華ゲスト
入場料:前売り3,800円/当日4,000円
前売り券販売方法:ローソンチケット(Lコード:38189)

 何が違うかというと、恒例のトンデモ本大賞のノミネート作紹介と投票は、前月祭でやってしまいます。と学会エクストラ(会員によるトンデモ物件の発表)もあります。

 本チャンのトンデモ本大賞では何をやるかというと、過去20年間の受賞作の中から、「トンデモ本・ベスト・オブ・ベスト」を選びます!
 いろいろありましたね。フロッピー挿入口に写真入れちゃう人とか、ニャントロ星人の陰謀とか、サタンとの漫才とか、エッチしながらエヴァ論をぶつ小学生とか、人類の月面着陸は無かったとか、平和宇宙戦艦とか。その中から一番トンデモない一冊を投票で決定しようというものです。
 今年の演芸ゲストはお笑いコンビの米粒写経です。

 どちらもローソンで前売り券が発売中ですが、売り切れの際はご容赦ください。
  


Posted by 山本弘 at 17:34Comments(3)