2011年01月17日

新刊『検証 陰謀論はどこまで真実か』

 ASIOSの本の新刊が出ます。


 文芸社。1月19日発売予定。1400円+税。
 これまでもアポロ陰謀説や911陰謀説を取り上げてきましたが、今回は日常から宇宙、歴史に至るまで、様々な陰謀論をまとめて検証。奥菜秀次氏と水野俊平氏にゲストで執筆していただいています。


まえがき――陰謀論の定義(本城達也)

第1章 私たちの日常は陰謀に満ちている!?――日常生活編

地球温暖化はでっち上げだ(山本弘)
有害物質を大量に含んだ雲ケムトレイルに気をつけろ(寺薗淳也)
競馬にはサインが隠されている(山本弘)
「思考盗聴テクノロジー」で特定の市民を攻撃する集団がいる(山本弘)
SARSはアジアの人口減少を狙ったアメリカの陰謀だ(寺薗淳也)

第2章 日本は昔から陰謀だらけ!?――日本史の陰謀論

孝明天皇は暗殺され、明治天皇はすりかえられた(原田実)
満洲事変はソ連による謀略だった(原田実)
国鉄・下山総裁はGHQに謀殺された(原田実)
ロッキード事件はアメリカが仕組んだ田中角栄つぶしの謀略だった(原田実)
日航ジャンボ機は米軍に墜落させられた(原田実)
阪神・淡路大震災はアメリカの地震兵器によって引き起こされた(原田実)
日本政府は「世界征服計画書」(田中上奏文)を作成した(藤野七穂)
「古史古伝」は公開されると時の政府から弾圧された(藤野七穂)
第2次世界大戦で、日本は負けていなかった(ブラジル勝ち組陰謀論)(皆神龍太郎)
日本が朝鮮の民族精気を断つために風水を破壊した(日帝断脈説)(水野俊平)

第3章 世界史も陰謀だらけ?――欧米の陰謀論

ナチスによるガス室でのユダヤ人虐殺はなかった(奥菜秀次)
CIAはマインド・コントロール実験(MKウルトラ)により暗殺者を作り上げた(奥菜秀次)
アメリカがハープを使って人工地震・人工津波を起こしている(奥菜秀次)
湾岸戦争はアメリカがしかけた(奥菜秀次)
9・11テロはアメリカの自作自演だ(長澤裕)
CIAが世界に麻薬を蔓延させている(奥菜秀次)
地球的通信傍受システム・エシュロンが私たちの生活を監視している(奥菜秀次)
ノーベル賞は選考時に人種差別をしている(原田実)
インド洋大津波は、核爆弾によって人工的に起こされた(寺薗淳也)
ダイアナ妃は英国王室に謀殺された(ナカイサヤカ)

第4章 宇宙開発をめぐる陰謀

アポロは月には行っていない(アポロ陰謀説総論)(横山雅司)
アポロ1号と13号も疑惑に包まれている(寺薗淳也)
アポロ計画で持ち帰った「月の石」は、地球の石だった(本城達也)
スペースシャトル「チャレンジャー」の爆発はペンタゴンが起こした(寺薗淳也)
神州7号の「中国初」船外活動は、地上で撮影されたやらせだった(寺薗淳也)

第5章 定番・有名な陰謀論はどこまで本当か?

フリーメイソンとイルミナティとユダヤが世界を支配している(皆神龍太郎)
切り裂きジャックの正体はフリーメイソンだった(皆神龍太郎)
UFO陰謀論――ロズウェル事件とエリア51(皆神龍太郎)
「M資金」はGHQの秘密資金だ(原田実)

あとがきに代えて――陰謀論にだまされないためにはどうしたらよいか
  


Posted by 山本弘 at 17:56Comments(12)PR

2011年01月17日

ガンダム紙切り・歌舞伎レールガン・女装メイドクッキーetc.

 12月29~31日、娘といっしょに冬コミに行ってきて、同人誌をどっさり買ってきた。
 中でも特に感動した2冊をクローズアップしたい。

●『第二次紙切り一年戦争』(切り刻み亭)

 ガンダム紙切りの作品集である。
 作者は岡本京子さんという女性。2007年5月、故・大東両閣下のガンダム紙切りをネットで見て、独学で紙切りを勉強し、ほんの2年ほどですごいテクを身につけたのだそうな。
 ブログにいろんな作品が載っているので、まあ見てほしい。ガンダムはもちろん、ガンタンク、ガンキャノン、ゲルググ、ボール、アッガイ、ジオング、アッザム、ブラウ・ブロ、ザクレロ、ビグ・ザムなどなど、どれも大東両閣下に負けない出来である。

わたしは紙をだきしめていたい
http://kamikirikiri.otaden.jp/c2092.html

 今回は偶然、『けいおん!』系のブースで発見。作品をポストカードにして売っていた。モビルスーツもすごいんだけど、この「イセリナとガルマ」には圧倒された。よくこんなの切ったな。

 本とポストカードを何枚か買った後、「1分ほどお時間をいただけますか」と言われた。リクエストすると、モビルスーツの顔を何でも切ってくれるというのだ。
「じゃあ、アッガイを」とリクエストすると、目の前でちゃかちゃかと紙を切り、本当に1分ほどでクマ耳アッガイを作ってしまった。僕も娘も大感動である。

 あと、もちろん『けいおん!』の切り紙もいろいろ。これなんか、簡単なように見えるけど、「おちません。」が見事に切り抜かれているのがすごい。


●『伝統オタ舞台!』(秘本衆道会 衆道士ペドフェチ)

 古典をオタク向けに紹介するという活動をやっているサークルなんだけど、この本は現代のマンガやアニメやゲームを、能や狂言や歌舞伎に翻案するという試み。
 たとえば謡曲『得奢第(えるしゃだい)』はこんな感じ。

>瑠士笛流:
>「ひとへならず。かの者に七十と二つの異名ありて候。されど初に我と対面せし折には、猪駆(いのく)とぞ名乗りたりて候。いかなる諌め言も聞かぬ猪武者なれど、素性は潔くありて候。
(中略)
>瑠士笛流:
>「斯様なる生装ひ、大丈夫に似つかわしきものとは覚えず、

>猪駆:
>「いやいや大丈夫ゆゑにこそ、頓着もなけれ。

 狂言『烏賊娘(いかむすめ)』はこう。

>烏賊娘:
>「我、地の上に立つ全ての者を総領せんと欲す。さればただ今より、これなる茶屋をば我が砦といたしたくゲ候。

 この「ゲ候」がツボにはまって噴いた。ゲ候。
 いちばんおかしかったのが、歌舞伎『電撃姫無双雷砲(でんげきひめむそうのれいるがん)』である。

>佐天:
>「サテサテ初春、今日の湯文字はどんな色ぢや(初春の裾をめくり上げる)

>初春:
>「(はぢらひて)エエ、天下の往来にて迷惑千番のお戯れ。おやめくだされ。

 おおっ、これは確かに『レールガン』!
 ストーリーは1話の再現で、両替屋を襲った賊を退治する話。ちなみに黒子の縮地の術(テレポート)は、舞台の穴から舞台下に飛び降りることで表現されている。
 きわめつけは美琴の登場シーン。

>美琴:
>「(揚幕の内より)ア、イヤ、しばらく」

>(舞台上の一同、声に驚く)

>一同:
>「ヤア」

>初春:
>「荒事の場に凛々と。

>佐天:
>「響くは天晴れ、女暫。

>黒子:
>「歌右衛門めく肝ツ玉。

>賊甲:
>「仁左衛門より愛敬の。

>一同:
>「その麗々しき声の主、恐る恐るに仰ぎ見れば。

>美琴:
>「しばらく、しばらく(花道の上に登場)」

>黒子:
>「オオ、あれはまさしく姉午前様」

 ああ、すごい! なんか絵がありありと思い浮かぶんですけど!
 これはぜひシリーズ化していただきたい。もっといろんなパターン、見てみたいよ。

 他にもこんな同人誌が面白かった。

●『イモモノガタリ』(モノノフノウタゲ)

 このサークルの『化物語』本はけっこう買ってる。今回はキャラの弱い月火をどうやってキャラ立てするかという話題。壮大な話になってる!

●『文学少女で幸福な妄想』(恋愛大殺界)

『文学少女』パロ本。電子書籍が食べられない遠子先輩がかわいい。

●『狼と同人業』(Reveil)

『狼と香辛料』パロ本。ロレンスやホロたちがコミケに参加する話。キャラに味があっていい。

 同人誌ではないけど、衝撃的だったアイテムをふたつほど。

●東方麻雀セット

 ごめんなさい、サークル名失念。これは本格的だ!
 見ただけで買わなかったんだけどね。くそー、僕が東方のファンだったら絶対買ってたよ。(娘は東方やってるけど麻雀やってないし)
 東方のファンではないことを、悔しがるべきなのか安堵すべきなのか。

●『女装メイドクッキー 漢』

 ビッグサイトの売店で売っていたおみやげのお菓子。これを出しているコアデというメーカーは、これまでも「オヤジ萌えパイ」「ヤンデレパイ」「ツンデレクッキー」「オレカッコイイクッキー」「オトコの娘でもい~い?」「おにぃちゃん、あ~ん」などのネタ菓子を出している。
 ……なんかもう、来るとこまで来たって感じ?
 お土産に買っちゃったけどね。
  


Posted by 山本弘 at 17:27Comments(5)コミケ