2017年02月17日

僕たちの好きだった80年代アニメ Part.6

山本弘のSF秘密基地LIVE#65
僕たちの好きだった80年代アニメ Part.6


 1980年代──アニメがまだセルに描かれていた時代。でもストーリーや表現の面では、急速に新しい波が押し寄せ、激動の時期を迎えていました。
 山本弘と鋼鉄サンボ、いい歳してアニメが大好きな二人が、あの時代を振り返り、様々な作品の思い出話や裏話、マニアックなトリビアを熱く語りまくるという連続企画。1988年に突入し、そろそろ大詰めです。さて、どんな作品が登場するでしょうか?
 なお、「山本弘のSF秘密基地LIVE」、いつもは毎月最終金曜日ですが、今回は最終木曜日(23日)です。お間違えなく。

[出演] 山本弘、鋼鉄サンボ

[日時] 2017年2月23日(木) 開場・19:00 開始・19:30

[会場] なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園2F)(地図)南海なんば駅より南海通り東へ180m・駐車場有

[料金] 1500円  
(店内でのご飲食には別途料金がかかります。入場時に別途ワンドリンクをご購入いただきますのでご了承ください)

お申込みはこちらへ。
http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=113283472

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 すみません! いつものLiveWireですが、今月はうっかりして告知するのを忘れてました。
 いつもと違い、木曜日なのでお間違えなく。

 先月はどうにか1988年までたどりつけたので、今回でぎりぎり終わる予定です。おそらく『超音戦士ボーグマン』『トランスフォーマー・ザ・ムービー』『トップをねらえ!』『機動警察パトレイバー』『魔神英雄伝ワタル』『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』とかの話が出ます。『ポケットの中の戦争』は特に好きな作品なんで、熱く語りたいです。
 でも、どれももう、30年近く前の作品なんですよねえ……。
 あと、この時代になると、OVAがものすごい本数になってきていて、僕も鋼鉄サンボくんも全体のごく一部しか観てません。ご了承ください。
  
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Posted by 山本弘 at 18:52Comments(7)PRアニメ

2017年01月21日

僕たちの好きだった80年代アニメ Part.5

山本弘のSF秘密基地LIVE#64
僕たちの好きだった80年代アニメ Part.5

 1980年代──アニメがまだセルに描かれていた時代。でもストーリーや表現の面では、急速に新しい波が押し寄せ、激動の時期を迎えていました。
 山本弘と鋼鉄サンボ、いい歳してアニメが大好きな二人が、あの時代を振り返り、様々な作品の思い出話や裏話、マニアックなトリビアを熱く語りまくるという連続企画。1987年に突入し、そろそろ大詰めです。さて、どんな作品が登場するでしょうか?
 なお、「山本弘のSF秘密基地LIVE」、いつもは毎月最終金曜日ですが、今回だけは最終土曜日(28日)です。お間違えなく。


[出演] 山本弘、鋼鉄サンボ

[日時] 2017年1月28日(土) 開場・19:00 開始・19:30(約2時間を予定)

[会場] なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園2F)南海なんば駅より南海通り東へ180m・駐車場有

[料金] 1500円  
(店内でのご飲食には別途料金がかかります。入場時に別途ワンドリンクをご購入いただきますのでご了承ください)

お申込みはこちらへ。
http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=111826839

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 去年から続いてきたこの企画。ほんとにそろそろ終わりに近づいてます。あと2回ぐらいですかね。
 毎回、パワーポイントで、その年にどんな作品があったかという資料を作ってるんですが、これがもうほんとにめんどくさくて。劇場アニメやTVアニメはともかく、OVA! この時期、ものすごく多かったんですよ。
 厄介なのは、観たはずなのに内容を覚えてないとか、観たかどうかも思い出せないとか(笑)、そういうOVAが多いんですよね。『ルーツ・サーチ』と『LILY-CAT』が頭の中でごっちゃになってたり、『カリフォルニア・クライシス』と『アーバン・スクウェア』と『トウキョウ・バイス』が、どれがどれだか分かんなくなってたり(笑)。えーと、最後に敵のアジトの原子炉が爆発して、主人公がそこから生きて帰ってくるのは『トウキョウ・バイス』だったかな?
 とりあえずあと少し、おつきあいください。
  
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Posted by 山本弘 at 18:24Comments(3)PRアニメ

2016年12月26日

新連載『プラスチックの恋人』

 新作長編が今月から〈SFマガジン〉で連載開始です。

『プラスチックの恋人』イラスト/ふゆの春秋


 時は2040年代。AR技術とロボット技術の融合により、人間そっくりの立体映像をまとい、AC(人工意識)を有し、性機能を代替するアンドロイド〈オルタマシン〉が誕生。それを配備した合法的な娼館〈ムーンキャッスル〉が世界各地にオープンしている。そんな中、日本のキャッスルに、反対運動を押し切って、未成年型のオルタマシンが導入される。
 フリーライターの長谷部美里は取材のために訪れたキャッスルで、12歳の小学生の姿をした美少年オルタマシン・ミーフと出会い、しだいに惹かれてゆく。



 今回の長編、『プロジェクトぴあの』『地球移動作戦』と同じ時間軸上にあります。『プロジェクトぴあの』は2020年代から30年代にかけて、ARが本格的に普及する一方、最初のACが生まれつつあった時代。『地球移動作戦』は人類の多くがACOM(人工意識コンパニオン)と共生している時代の話。この『プラスチックの恋人』はその中間の時代を描いています。だから『プロジェクトぴあの』の中の出来事にも言及されていますし、『地球移動作戦』では普通に出てきた抗老化処置も普及してはじめています。
 今回のテーマは「エロス」です。
 実は『アイの物語』を書いた時から、ずっと気になってたんですよ。人間とロボットの性関係を描いてないということに。
 というか僕って、これまで作中でベッドシーンあんまり書いてないんですよ。(同人誌は別にして)
「詩音が来た日」の中で、詩音のようなアンドロイドが完成したら、いずれ性機能を持つアンドロイドも出てくるという話もちらっと書きましたけど、その先は描いてなかった。話がややこしくなりそうだから、そのへんの話題はわざと避けて通ってたんです。
 でも、ロボットが進化したら、将来、こうしたアンドロイドは絶対に出てくるはず。やっぱりその問題はきちんと描かなくちゃいけないだろうと思ったわけです。
 いちおう眉村卓『わがセクソイド』、石川英輔『プロジェクト・ゼロ』などの先行作は参考にしています。でも、どっちももう30年以上前の話なんで、時代に合わなくなってるんです。特に性に関する意識がすっかり変わってる。
 たとえば、こうした過去作品に出てくるセクソイドって、みんな女性型なんですよ。いや、男性型だって需要あるだろ、と思うんですが、当時の男性SF作家はそれを想像できなかったみたいなんです。
 だから21世紀の今、このテーマはもういっぺん語り直すべきだと思います。

 また、この作品には、成人男性や成人女性の姿をしたセクソイドではなく、小学生ぐらいの外見のセクソイドが登場します。アンドロイドが進歩したら、いずれそういうものも出てくるはず。そこで巻き起こる倫理をめぐる衝突は、けっこう面白いテーマになると思っています。
 
 最初、主人公は人間の男性にして、相手をアンドロイドの少女にしようかと思ったんですが、結局、性別を逆転させることにしました。こっちの方が面白いと思ったものですから。
 第一回はまだ美里とミーフが出会う前なんで、ベッド・シーンはありません。でも、だんだんエッチになっていきます(笑)。お楽しみに。
  
タグ :SFロボット


Posted by 山本弘 at 20:31Comments(10)SFPR

2016年12月26日

冬コミ直前情報

 どうも、長いことブログを放りっぱなしにしていて、申し訳ありません。今月はむちゃくちゃ忙しかったもので。昨日、ようやく今年最後のゲラと契約書その他もろもろを出版社に送って、一息つけました

 毎月、最終金曜は大阪で「山本弘のSF秘密基地LIVE」というイベントをやってるんですが、今月はお休みです。その日は昼間、コミケ会場におります(笑)。なお、次回の「山本弘のSF秘密基地LIVE」は2017年1月28日(土)を予定しています。いつものように金曜日じゃありませんので、お間違えなく。

 さて、冬コミの新刊はこれです。

 12月29日(木) 東ヒ-02a「心はいつも15才」
新刊『モーグリはパンツ穿いてない
40ページ・フルカラー


 僕が女ターザンものが好きなのは有名ですが、実は少年ターザンものも好きなんですよ。自分でも書いてます。『怪獣文藝の逆襲』に収録された「廃都の怪神」。ジャングルの奥地で少年が怪獣と戦う話。

 もちろん『ジャングル・ブック』も好きです。今年はディズニーの映画が公開されたし、ワーナー・ブラザースもアンディ・サーキス監督による『Jungle Book: Origins』を製作中(2018年10月公開予定)とのことなので、僕がずっと貯めてきた〈ジャングル・ブック〉フォルダを解放するのは今かなと思い、『ジャングル・ブック』資料本を出すことにしました。
 メインは、古今東西のイラストレーター(おそらく何百人という数)が、モーグリをどんな風に描いてきたかという話。僕がいちばん好きなのはフランスのピエール・ジュベールという人なんですが、他にもいろんなイラストレーターがいろんなイメージのモーグリを描いてるんですよ。ネットで検索しまくるうちに、恐竜の想像図で有名なチェコの画家ズデニェク・ブリアンの描くモーグリを見つけた時には「うわあ、ブリアンだ!」と感動しました。子供の頃、この人の描く恐竜にすっかり魅せられてたなあ……。
 映像化作品の紹介もいろいろ。もっとも、今年のディズニー映画についてはほとんど触れていません。最新の作品は資料が豊富だから、わざわざ同人誌で取り上げるまでもなかろうと。
 その代わり、1967年のソ連製アニメとか、1992年のベルギーのTVドラマとか、2010年のインド製のCGアニメとか、あまり知られていないものを取り上げてます。もちろん日本の『ジャングルブック・少年モーグリ』とかも。日本よりも海外で人気があるみたいなんです、あれ。
 日本の本では、昭和5年の菊池寛訳のバージョン、昭和27年の南洋一郎バージョンなども紹介。昭和21年に大佛次郎が訳したバージョンもあるらしいんですが、それは手に入れてません。

 今回は、30年以上も同人誌作ってきて、初めてフルカラー本に挑戦しました。当然、モーグリの裸の絵はいっぱい載ってますけど、児童書の表紙や挿絵ばっかりなので健全です。全年齢向け。

 あと、カタログには「『ミステリー・ゾーン』本在庫あります」と書いてありますが、『ミステリー・ゾーン』本と前に出した『世にも不思議な物語』本は、合本にして商業出版が決定していますので、今回は増刷しませんでした。悪しからず。現在、出版に向けて書き直し作業中です。もう少しお待ちください。
  


Posted by 山本弘 at 16:44Comments(7)PRコミケ

2016年11月18日

僕たちの好きだった80年代アニメ Part.4

山本弘のSF秘密基地LIVE#63
僕たちの好きだった80年代アニメ Part.4

 1980年代──アニメがまだセルに描かれていた時代。でもストーリーや表現の面では、急速に新しい波が押し寄せ、激動の時期を迎えていました。
 山本弘と鋼鉄サンボ、いい歳してアニメが大好きな二人が、あの時代を振り返り、様々な作品の思い出話や裏話、マニアックなトリビアを熱く語りまくるという連続企画。時代は1985年に突入。OVAも爆発的に増加。いよいよあの作品やあの作品も登場します。あなたも懐かしさと恥ずかしさをこめて振り返ってみませんか?


[出演] 山本弘、鋼鉄サンボ

[日時] 2016年11月25日(金) 開場・19:00 開始・19:30

[会場] なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園2F)南海なんば駅より南海通り東へ180m・駐車場有

[料金] 1500円  
(店内でのご飲食には別途料金がかかります。入場時に別途ワンドリンクをご購入いただきますのでご了承ください。

 詳しい情報、およびご予約はこちらへ。
http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=109171105

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 このシリーズ、もう3回やったんですが、ようやく1985年にまで到達しました。まだ半分か!?(笑) あと3回ぐらいはやらなくちゃいけないみたいです。
 でもね、自分で言うのもなんだけど、こうやって昔のアニメの話をするのってすごく面白い! 劇場アニメ、TVアニメ、OVAを各年ごとに振り返ってゆくんですが、「そうそう、この年にこれが公開されたんだよね」とか「あったあったこんなビデオ!」とか、懐かしさでいっぱいです。『軽井沢シンドローム』の最初のやつは、シャワーシーンになると実写になるんだけど、不評だったので後で全部アニメになったバージョンが出たとか(笑)、こんな話なんかいくらでもできます。
 だいたいほとんど打ち合わせせずにアドリブで話すんですか、今回は話しているうち、僕も鋼鉄サンボくんも『マジカルエミ』のファンだったことが判明。
「何も起きない話がいいよねー」
 と、意見が一致しました。
 知らない人は信じられないかもしれないけど、『マジカルエミ』はたまに大きな事件が何も起きない日常描写だけの回があって、それが下手にドラマのある回より面白いんですよ。普通に日常描写だけで30分、退屈させずに見せちゃう。後で出たOVA『蝉時雨』もやっぱり何も起きない話で、「これが『エミ』だよね!」と大満足でした。

 あとね、この時代でいちばん日本のアニメ界に最も衝撃を与えた作品は『トランスフォーマー』じゃないかという気がします。
 だって『エルガイム』とか『Zガンダム』とか『ボトムズ』とかが当たってた頃ですよ? 巨大ロボというのは人が操縦する兵器で、ロボットアニメはシリアスな戦争ものが常識だった時代(『超力ロボ ガラット』なんてギャグ作品もあったけど、いまいち受けなかった)に、いきなり口をもごもご動かして喋るロボットがアメリカからやってきた衝撃ときたら!(笑) カルチャーショックでした。
 当時、ハマりましたよ、『トランスフォーマー』。同人誌出しちゃったぐらいで。デタラメな話ばっかりだったんだけど、逆に「アニメってこんな自由で良かったんだ!」と思い知らされた気がします。TFがなかったら、のちの勇者シリーズとかもなかっただろうし。ロボットアニメの流れを劇的に変えたという気がします。
 さあ、次はいよいよ『ポップチェイサー』あたりが出るかな……。
  


Posted by 山本弘 at 20:00Comments(1)PRアニメテレビ番組

2016年10月07日

僕たちの好きだった80年代アニメ Part3

山本弘のSF秘密基地LIVE#62
僕たちの好きだった80年代アニメ Part3

 1980年代──アニメがまだセルに描かれていた時代。でもストーリーや表現の面では、急速に新しい波が押し寄せ、激動の時期を迎えていました。
 山本弘と鋼鉄サンボ、いい歳してアニメが大好きな二人が、あの時代を振り返り、様々な作品の思い出話や裏話、マニアックなトリビアを熱く語りまくるという連続企画。
 前回は1983年まででしたが、いよいよOVAも台頭してきて、いっそう混迷の度を深めます。どんな話題が飛び出すのか、あなたも懐かしさと恥ずかしさをこめて振り返ってみませんか?


[出演] 山本弘 鋼鉄サンボ

[日時] 2016年10月28日(金) 開場・19:00 開始・19:30

[会場] なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園2F)(地図)南海なんば駅より南海通り東へ180m・駐車場有

[料金] 1500円  
(店内でのご飲食には別途料金がかかります。入場時に別途ワンドリンクをご購入いただきますのでご了承ください)

予約申し込みはこちらへ
http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=108065145


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 いつもの企画です。これまで2回やったのに、まだ1983年までしか進んでいないんですよね。とにかく話すことが多すぎて……。
 ちなみに83年は最初のOVA『ダロス』が発売された年で、翌84年からどどっとOVAが増えてきます。『バース』『街角のメルヘン』『魔法の天使クリィミーマミ 永遠のワンスモア』がこの年。
 84年の劇場アニメでは『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』『風の谷のナウシカ』『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』『SF新世紀レンズマン』『少年ケニヤ』。
 TVアニメでは『重戦機エルガイム』『機甲界ガリアン』『巨神ゴーグ』『超力ロボ ガラット』『ビデオ戦士レザリオン』『ゴッドマジンガー』『超時空騎団サザンクロス』『星銃士ビスマルク』『夢戦士ウィングマン』『北斗の拳』『魔法の妖精ペルシャ』『とんがり帽子のメモル』『名探偵ホームズ』……うわー、なんかほとんど観てる(笑)。特に、あまり語られることのない『レザリオン』や『メモル』あたりを、熱く語ってみたいと思ってます。
 うーん、このペースだと、完結するまであと3回か4回は必要かな……。
  
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Posted by 山本弘 at 17:33Comments(3)PRアニメ

2016年10月07日

ホームページのURLが変わりました

 長らく利用してきたニフティの@homepage(アット・ホ ームページ)が11月10日でサービス終了するのに伴い、ホームページを移転いたしました。
 ブックマークされている方は変更をお願いします。

http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/

 現在のおすすめの記事はこのあたりです。

BISビブリオバトル部 解説
http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/bibliobatllebu01.html

BISビブリオバトル部 翼を持つ少女 
登場作品リンク集
http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/bibliobatllebu02.html

BISビブリオバトル部
BB部の本棚
http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/bibliobatllebu03.html

BISビブリオバトル部
埋火家のSFコレクション
http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/bibliobatllebu04.html
  


Posted by 山本弘 at 17:05Comments(2)PR

2016年09月14日

星新一『きまぐれ星からの伝言』

 こちらの本も紹介しておきますね。

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星新一『きまぐれ星からの伝言』(徳間書店)
徳間書店 1944円


 誰もが楽しめる小説を書き続け、その発想力がいまだ読者に生きつづけている作家・星新一。今年2016年は、1926年9月6日に誕生した彼の生誕90年にあたる。
 SF作家としてデビューした星新一作品は、かつてはシャレた大人の読み物とされたが、いつしか小中学校の教科書や児童書として多用され、子供たちのための小説の面白さの入門篇ともなっている。
 しかし、科学技術が進化し、SF的な発想が一般化した今だからこそ分かる星新一のすごさ。
 本書は「生誕90年記念」と銘打ち、これまで書籍未収録であったものを多く集め、さまざまな角度から「星新一」というワン・アンド・オンリーな作家をクローズアップしていきます。
 単行本未収録エッセイをはじめ、初収録となる対談やインタビュー、若き日の翻訳や講演録に、埋もれた傑作小説をセレクト。アンケート回答、にSF雑誌・同人誌に星新一が寄せたお便り、日本SF大会へのメッセージなどのレアトラックから、最前線で活躍中の15人の作家たちによる、星新一名作群への書き下ろし解説(長谷敏司・酉島伝法・牧野修・飛浩隆・谷甲州・恩田陸・宮内悠介・森岡浩之・藤崎慎吾・小川一水・新井素子・山本弘・北野勇作・池澤春菜・藤井太洋)まで。
 星新一のファンならかならず楽しめる1冊です。
http://www.tokuma.jp/topicsinfo?tid=11126
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 僕も『進化した猿たち』の解説を書かせていただいてます。星氏が収集した膨大な量の外国の1コマ・マンガを紹介した本。
 なぜこの本を選んだかというと、僕自身が大好きな本だったこともありますが、「ボッコちゃん」「おーい でてこーい」『声の網』などの有名な作品はきっと誰か他の方が取り上げるだろうと予想したからです。それに1コマ・マンガの収集という趣味も、星氏を語るうえで避けて通れないものだと思いますし。

 再録された作品は、有名な作品を避け、知名度はやや低いけども面白いものが選ばれています。特に僕が気に入ったのは「ミドンさん」。これはすっかり忘れてましたが、確かに面白い。名前以外は何も分からない人物の正体を探る物語で、小松左京「牛の首」を思わせます。でも、すごく上手いし、雰囲気がこれぞまさに星作品という感じなんですよ。
 他にもブラッドベリ作品の翻訳や、インタビュー、座談会、同人誌やSF大会のプログラムブックに載った文章まで紹介されています。
 そうそう、僕の「スタンピード!」や新井素子さんの「あたしの中の……」が佳作になった第一回奇想天外SF新人賞の選考座談会も収録されています。いやー、恥ずかしい(笑)。1978年2月号だから21歳の時だよなあ……。

   
タグ :SF星新一


Posted by 山本弘 at 18:05Comments(1)SFPR最近読んだ本

2016年09月14日

小飼弾の論弾「SF作家 山本弘氏:疑似科学から懐かしのSFまで」

 先のシンポジウムと同じ9月26日の夜、ニコ生にも出演します。

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http://live.nicovideo.jp/watch/lv275020777

小飼弾の論弾 9/26 ゲスト対談:SF作家 山本弘氏:疑似科学から懐かしのSFまで

2016/09/26(月) 開場:19:57 開演:20:00

ブロガー・小飼弾が、プログラマー脳で今時のニュースを一刀両断する! プログラマー/書評家/ブロガーの小飼弾が帰ってきた

社会問題から科学、IT、書評まで、四方八方に語り散らかす120分
小飼弾のプログラマー脳で今時の社会問題を一刀両断、科学・ITの­理系ネタも満載です。

今回は、『MM9』や『アイの物語』などの作品で知られるSF作家 山本弘氏との対談です。
緻密な設定と魅力的なキャラクターが織りなす作品はどうやって生まれるのでしょう。
疑似科学ビジネス批判から、懐かしのSFまで、ディープな話題をお届けします。

【出演者】
○小飼 弾(コガイ ダン)
投資家、プログラマー、ブロガー。株式会社オン・ザ・エッヂ(後のライブドア、現在の­株式会社データホテル)の取締役最高技術責任者(CTO)を務め、同社の上場に貢献。­著書に『弾言』、『「中卒」でもわかる科学入門』、『未来予測を嗤え!』など。
○山路 達也(ヤマジ タツヤ)
編集者/ライター。著作は『アップル、グーグルが神になる日』(共著)、『Googl­eの72時間』(共著)、『弾言』(共著)など。
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 というものです。約2時間、ぶっ続けで話します。同日のシンポジウムの続きで、『アイの物語』などの話もしますし、ASIOSがらみの疑似科学批判の話もします。
 有料ですが、見ていただけるとありがたいです。

  


Posted by 山本弘 at 17:22Comments(0)SFPR

2016年09月14日

公開シンポジウム 「こころの未来形」

 次はちょっとお堅い感じのイベントです。

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http://www.ifeng.or.jp/iftech_web/miraisite/20160926.pdf

公開シンポジウム 「こころの未来形」
   ~21世紀における「共感」と「響存」の可能性~

○ 日時:2016年9月26日(月)午後1時~4時45分(受付開始12:30)
○ 会場:築地本願寺(2階講堂)
メトロ日比谷線築地駅から徒歩 1 分
○ 主催:日本未来学会
○ 共催:浄土真宗本願寺派総合研究所、他力本願.net「ご縁ラボ」
○ 協力:築地本願寺、コンセプト・バンク
○ 対象:日本未来学会会員および一般希望者(定員100名)
○ 参加費:一般参加1000円(未来学会会員は無料、別途年会費3000円)
○ 趣旨
 20世紀、人々は物質的豊かさを追い求めてきました。21世紀は「こころの時代」ともいわれます。しかし、そのあるべき姿はいまだ暗中模索状態です。
 本シンポジウムは、1968 年の発足以来、人類と社会の未来にかかわってきた日本未来学会が、人間と人工知能は理解しあえるか?、21 世紀における宗教の社会的役割、などの様々の観点から、「こころの未来形」を共に考え、明日へ向けて問題提起しようとするものです。

○ プログラム構成
■第Ⅰ部:21世紀における宗教の社会的役割(60 分)
・稲場圭信(大阪大学教授)「21世紀の共生学とは」(仮題)
・丘山願海(浄土真宗本願寺派総合研究所所長)「響存という生き方」(仮題)
■第Ⅱ部:人間と人工知能は理解しあえるか?(60 分)
・高橋透(早稲田大学文化構想学部教授、「サイボーグ論」)
・山本弘(SF作家、「アイの物語」他)
■第Ⅲ部:パネル討論~21世紀における「共感」と「響存」の可能性(90 分)
上記講演者に加え、以下の指定シンポジストが登壇します。
・市原えつこ(メディアアーティスト、「デジタルシャーマン・プロジェクト」)
・佐野ハナ(一般社団法人お寺の未来)
(総合司会)和田雄志(日本未来学会常任理事)
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 真面目そうなイベントですが、僕はSF作家の立場から、過去のSF作品に描かれてきたロボットや人工知能についての話や、自作の『アイの物語』『地球移動作戦』などについて語る予定です。一般の方が聞いても面白い内容にしようと思っています。
 日本未来学会会員だけでなく、申し込みすれば一般の方も参加できるそうです。参加ご希望の方は、リンク先にある問い合わせ先にメールをお願いします。
  


Posted by 山本弘 at 14:23Comments(4)SFPR