2016年11月18日

僕たちの好きだった80年代アニメ Part.4

山本弘のSF秘密基地LIVE#63
僕たちの好きだった80年代アニメ Part.4

 1980年代──アニメがまだセルに描かれていた時代。でもストーリーや表現の面では、急速に新しい波が押し寄せ、激動の時期を迎えていました。
 山本弘と鋼鉄サンボ、いい歳してアニメが大好きな二人が、あの時代を振り返り、様々な作品の思い出話や裏話、マニアックなトリビアを熱く語りまくるという連続企画。時代は1985年に突入。OVAも爆発的に増加。いよいよあの作品やあの作品も登場します。あなたも懐かしさと恥ずかしさをこめて振り返ってみませんか?


[出演] 山本弘、鋼鉄サンボ

[日時] 2016年11月25日(金) 開場・19:00 開始・19:30

[会場] なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園2F)南海なんば駅より南海通り東へ180m・駐車場有

[料金] 1500円  
(店内でのご飲食には別途料金がかかります。入場時に別途ワンドリンクをご購入いただきますのでご了承ください。

 詳しい情報、およびご予約はこちらへ。
http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=109171105

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 このシリーズ、もう3回やったんですが、ようやく1985年にまで到達しました。まだ半分か!?(笑) あと3回ぐらいはやらなくちゃいけないみたいです。
 でもね、自分で言うのもなんだけど、こうやって昔のアニメの話をするのってすごく面白い! 劇場アニメ、TVアニメ、OVAを各年ごとに振り返ってゆくんですが、「そうそう、この年にこれが公開されたんだよね」とか「あったあったこんなビデオ!」とか、懐かしさでいっぱいです。『軽井沢シンドローム』の最初のやつは、シャワーシーンになると実写になるんだけど、不評だったので後で全部アニメになったバージョンが出たとか(笑)、こんな話なんかいくらでもできます。
 だいたいほとんど打ち合わせせずにアドリブで話すんですか、今回は話しているうち、僕も鋼鉄サンボくんも『マジカルエミ』のファンだったことが判明。
「何も起きない話がいいよねー」
 と、意見が一致しました。
 知らない人は信じられないかもしれないけど、『マジカルエミ』はたまに大きな事件が何も起きない日常描写だけの回があって、それが下手にドラマのある回より面白いんですよ。普通に日常描写だけで30分、退屈させずに見せちゃう。後で出たOVA『蝉時雨』もやっぱり何も起きない話で、「これが『エミ』だよね!」と大満足でした。

 あとね、この時代でいちばん日本のアニメ界に最も衝撃を与えた作品は『トランスフォーマー』じゃないかという気がします。
 だって『エルガイム』とか『Zガンダム』とか『ボトムズ』とかが当たってた頃ですよ? 巨大ロボというのは人が操縦する兵器で、ロボットアニメはシリアスな戦争ものが常識だった時代(『超力ロボ ガラット』なんてギャグ作品もあったけど、いまいち受けなかった)に、いきなり口をもごもご動かして喋るロボットがアメリカからやってきた衝撃ときたら!(笑) カルチャーショックでした。
 当時、ハマりましたよ、『トランスフォーマー』。同人誌出しちゃったぐらいで。デタラメな話ばっかりだったんだけど、逆に「アニメってこんな自由で良かったんだ!」と思い知らされた気がします。TFがなかったら、のちの勇者シリーズとかもなかっただろうし。ロボットアニメの流れを劇的に変えたという気がします。
 さあ、次はいよいよ『ポップチェイサー』あたりが出るかな……。
  


Posted by 山本弘 at 20:00Comments(1)PRアニメテレビ番組

2016年10月07日

僕たちの好きだった80年代アニメ Part3

山本弘のSF秘密基地LIVE#62
僕たちの好きだった80年代アニメ Part3

 1980年代──アニメがまだセルに描かれていた時代。でもストーリーや表現の面では、急速に新しい波が押し寄せ、激動の時期を迎えていました。
 山本弘と鋼鉄サンボ、いい歳してアニメが大好きな二人が、あの時代を振り返り、様々な作品の思い出話や裏話、マニアックなトリビアを熱く語りまくるという連続企画。
 前回は1983年まででしたが、いよいよOVAも台頭してきて、いっそう混迷の度を深めます。どんな話題が飛び出すのか、あなたも懐かしさと恥ずかしさをこめて振り返ってみませんか?


[出演] 山本弘 鋼鉄サンボ

[日時] 2016年10月28日(金) 開場・19:00 開始・19:30

[会場] なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園2F)(地図)南海なんば駅より南海通り東へ180m・駐車場有

[料金] 1500円  
(店内でのご飲食には別途料金がかかります。入場時に別途ワンドリンクをご購入いただきますのでご了承ください)

予約申し込みはこちらへ
http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=108065145


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 いつもの企画です。これまで2回やったのに、まだ1983年までしか進んでいないんですよね。とにかく話すことが多すぎて……。
 ちなみに83年は最初のOVA『ダロス』が発売された年で、翌84年からどどっとOVAが増えてきます。『バース』『街角のメルヘン』『魔法の天使クリィミーマミ 永遠のワンスモア』がこの年。
 84年の劇場アニメでは『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』『風の谷のナウシカ』『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』『SF新世紀レンズマン』『少年ケニヤ』。
 TVアニメでは『重戦機エルガイム』『機甲界ガリアン』『巨神ゴーグ』『超力ロボ ガラット』『ビデオ戦士レザリオン』『ゴッドマジンガー』『超時空騎団サザンクロス』『星銃士ビスマルク』『夢戦士ウィングマン』『北斗の拳』『魔法の妖精ペルシャ』『とんがり帽子のメモル』『名探偵ホームズ』……うわー、なんかほとんど観てる(笑)。特に、あまり語られることのない『レザリオン』や『メモル』あたりを、熱く語ってみたいと思ってます。
 うーん、このペースだと、完結するまであと3回か4回は必要かな……。
  
タグ :PRアニメ


Posted by 山本弘 at 17:33Comments(3)PRアニメ

2016年10月07日

ホームページのURLが変わりました

 長らく利用してきたニフティの@homepage(アット・ホ ームページ)が11月10日でサービス終了するのに伴い、ホームページを移転いたしました。
 ブックマークされている方は変更をお願いします。

http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/

 現在のおすすめの記事はこのあたりです。

BISビブリオバトル部 解説
http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/bibliobatllebu01.html

BISビブリオバトル部 翼を持つ少女 
登場作品リンク集
http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/bibliobatllebu02.html

BISビブリオバトル部
BB部の本棚
http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/bibliobatllebu03.html

BISビブリオバトル部
埋火家のSFコレクション
http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/bibliobatllebu04.html
  


Posted by 山本弘 at 17:05Comments(2)PR

2016年09月14日

星新一『きまぐれ星からの伝言』

 こちらの本も紹介しておきますね。

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星新一『きまぐれ星からの伝言』(徳間書店)
徳間書店 1944円


 誰もが楽しめる小説を書き続け、その発想力がいまだ読者に生きつづけている作家・星新一。今年2016年は、1926年9月6日に誕生した彼の生誕90年にあたる。
 SF作家としてデビューした星新一作品は、かつてはシャレた大人の読み物とされたが、いつしか小中学校の教科書や児童書として多用され、子供たちのための小説の面白さの入門篇ともなっている。
 しかし、科学技術が進化し、SF的な発想が一般化した今だからこそ分かる星新一のすごさ。
 本書は「生誕90年記念」と銘打ち、これまで書籍未収録であったものを多く集め、さまざまな角度から「星新一」というワン・アンド・オンリーな作家をクローズアップしていきます。
 単行本未収録エッセイをはじめ、初収録となる対談やインタビュー、若き日の翻訳や講演録に、埋もれた傑作小説をセレクト。アンケート回答、にSF雑誌・同人誌に星新一が寄せたお便り、日本SF大会へのメッセージなどのレアトラックから、最前線で活躍中の15人の作家たちによる、星新一名作群への書き下ろし解説(長谷敏司・酉島伝法・牧野修・飛浩隆・谷甲州・恩田陸・宮内悠介・森岡浩之・藤崎慎吾・小川一水・新井素子・山本弘・北野勇作・池澤春菜・藤井太洋)まで。
 星新一のファンならかならず楽しめる1冊です。
http://www.tokuma.jp/topicsinfo?tid=11126
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 僕も『進化した猿たち』の解説を書かせていただいてます。星氏が収集した膨大な量の外国の1コマ・マンガを紹介した本。
 なぜこの本を選んだかというと、僕自身が大好きな本だったこともありますが、「ボッコちゃん」「おーい でてこーい」『声の網』などの有名な作品はきっと誰か他の方が取り上げるだろうと予想したからです。それに1コマ・マンガの収集という趣味も、星氏を語るうえで避けて通れないものだと思いますし。

 再録された作品は、有名な作品を避け、知名度はやや低いけども面白いものが選ばれています。特に僕が気に入ったのは「ミドンさん」。これはすっかり忘れてましたが、確かに面白い。名前以外は何も分からない人物の正体を探る物語で、小松左京「牛の首」を思わせます。でも、すごく上手いし、雰囲気がこれぞまさに星作品という感じなんですよ。
 他にもブラッドベリ作品の翻訳や、インタビュー、座談会、同人誌やSF大会のプログラムブックに載った文章まで紹介されています。
 そうそう、僕の「スタンピード!」や新井素子さんの「あたしの中の……」が佳作になった第一回奇想天外SF新人賞の選考座談会も収録されています。いやー、恥ずかしい(笑)。1978年2月号だから21歳の時だよなあ……。

   
タグ :SF星新一


Posted by 山本弘 at 18:05Comments(1)SFPR最近読んだ本

2016年09月14日

小飼弾の論弾「SF作家 山本弘氏:疑似科学から懐かしのSFまで」

 先のシンポジウムと同じ9月26日の夜、ニコ生にも出演します。

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http://live.nicovideo.jp/watch/lv275020777

小飼弾の論弾 9/26 ゲスト対談:SF作家 山本弘氏:疑似科学から懐かしのSFまで

2016/09/26(月) 開場:19:57 開演:20:00

ブロガー・小飼弾が、プログラマー脳で今時のニュースを一刀両断する! プログラマー/書評家/ブロガーの小飼弾が帰ってきた

社会問題から科学、IT、書評まで、四方八方に語り散らかす120分
小飼弾のプログラマー脳で今時の社会問題を一刀両断、科学・ITの­理系ネタも満載です。

今回は、『MM9』や『アイの物語』などの作品で知られるSF作家 山本弘氏との対談です。
緻密な設定と魅力的なキャラクターが織りなす作品はどうやって生まれるのでしょう。
疑似科学ビジネス批判から、懐かしのSFまで、ディープな話題をお届けします。

【出演者】
○小飼 弾(コガイ ダン)
投資家、プログラマー、ブロガー。株式会社オン・ザ・エッヂ(後のライブドア、現在の­株式会社データホテル)の取締役最高技術責任者(CTO)を務め、同社の上場に貢献。­著書に『弾言』、『「中卒」でもわかる科学入門』、『未来予測を嗤え!』など。
○山路 達也(ヤマジ タツヤ)
編集者/ライター。著作は『アップル、グーグルが神になる日』(共著)、『Googl­eの72時間』(共著)、『弾言』(共著)など。
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 というものです。約2時間、ぶっ続けで話します。同日のシンポジウムの続きで、『アイの物語』などの話もしますし、ASIOSがらみの疑似科学批判の話もします。
 有料ですが、見ていただけるとありがたいです。

  


Posted by 山本弘 at 17:22Comments(0)SFPR

2016年09月14日

公開シンポジウム 「こころの未来形」

 次はちょっとお堅い感じのイベントです。

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http://www.ifeng.or.jp/iftech_web/miraisite/20160926.pdf

公開シンポジウム 「こころの未来形」
   ~21世紀における「共感」と「響存」の可能性~

○ 日時:2016年9月26日(月)午後1時~4時45分(受付開始12:30)
○ 会場:築地本願寺(2階講堂)
メトロ日比谷線築地駅から徒歩 1 分
○ 主催:日本未来学会
○ 共催:浄土真宗本願寺派総合研究所、他力本願.net「ご縁ラボ」
○ 協力:築地本願寺、コンセプト・バンク
○ 対象:日本未来学会会員および一般希望者(定員100名)
○ 参加費:一般参加1000円(未来学会会員は無料、別途年会費3000円)
○ 趣旨
 20世紀、人々は物質的豊かさを追い求めてきました。21世紀は「こころの時代」ともいわれます。しかし、そのあるべき姿はいまだ暗中模索状態です。
 本シンポジウムは、1968 年の発足以来、人類と社会の未来にかかわってきた日本未来学会が、人間と人工知能は理解しあえるか?、21 世紀における宗教の社会的役割、などの様々の観点から、「こころの未来形」を共に考え、明日へ向けて問題提起しようとするものです。

○ プログラム構成
■第Ⅰ部:21世紀における宗教の社会的役割(60 分)
・稲場圭信(大阪大学教授)「21世紀の共生学とは」(仮題)
・丘山願海(浄土真宗本願寺派総合研究所所長)「響存という生き方」(仮題)
■第Ⅱ部:人間と人工知能は理解しあえるか?(60 分)
・高橋透(早稲田大学文化構想学部教授、「サイボーグ論」)
・山本弘(SF作家、「アイの物語」他)
■第Ⅲ部:パネル討論~21世紀における「共感」と「響存」の可能性(90 分)
上記講演者に加え、以下の指定シンポジストが登壇します。
・市原えつこ(メディアアーティスト、「デジタルシャーマン・プロジェクト」)
・佐野ハナ(一般社団法人お寺の未来)
(総合司会)和田雄志(日本未来学会常任理事)
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 真面目そうなイベントですが、僕はSF作家の立場から、過去のSF作品に描かれてきたロボットや人工知能についての話や、自作の『アイの物語』『地球移動作戦』などについて語る予定です。一般の方が聞いても面白い内容にしようと思っています。
 日本未来学会会員だけでなく、申し込みすれば一般の方も参加できるそうです。参加ご希望の方は、リンク先にある問い合わせ先にメールをお願いします。
  


Posted by 山本弘 at 14:23Comments(4)SFPR

2016年09月14日

「SFバカの人生総決算・それでもSFが好っきゃねん!」Part2

 仕事が多忙のため、しばらく管理をさぼっていてすみません。
 今月は後半にどどっとイベントが重なります。

 まず最初は9月18日に神戸の三ノ宮で開催されるイベント「読まなきゃ!in KOBE」。作家の福田和代さん、初野晴さんらとビブリオバトルをやったり、初野さんの講演やサイン会も開かれるんですが……。

http://www.fukudakazuyo.com/yomanakya/biblio2016/index.html

 ごめんなさい。事前申し込みが必要だということを、ころっと失念していました。申し込み期間、すでに終わっています。本当にごめんなさい。

 次は毎月恒例のこれ。
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山本弘のSF秘密基地LIVE#61

SFバカの人生総決算・それでもSFが好っきゃねん!

「多々良島ふたたび」の星雲賞日本短編部門受賞を記念し、SFひとすじに歩んできた作家・山本弘の半生を振り返ろうという企画の続編です。
 前回はSFの魅力に目覚めた幼児期から、本格的にSFを読みまくるようになった高校時代までの思い出でしたが、後半はいよいよ20代に突入。〈奇想天外〉新人賞佳作入選、スランプに苦しんだ時期、同人作家活動、〈ファンロード〉の投稿常連といったアマチュア時代を経て、グループSNE入社、処女長編出版、ゲームのシナリオやリプレイを書きまくっていた時代、そして結婚と、怒涛の80年代~90年代を語ります。あの時代を知っているオールド・ファンにも、昔を知らない若い方にも、興味深い話が満載です!
 なお、終了後に山本弘のサイン本の販売を予定しています。既刊本にもサインいたしますので、どうぞお持ち寄りください。

[出演] 山本弘

[日時] 2016年9月23日(金) 開場・19:00 開始・19:30

[会場] なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園2F)南海なんば駅より南海通り東へ180m・駐車場有

[料金] 1500円  
(店内でのご飲食には別途料金がかかります。入場時に別途ワンドリンクをご購入いただきますのでご了承ください)

 詳しい情報、ご予約はこちらへ

http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=106635157
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 いつもと違い、月末ではなく23日なのでお間違えなきよう。
 先月の話は、生い立ちからはじまり、1970年代後半、〈問題小説〉新人賞や〈ネオ・ヌル〉入会あたりの話までしたところでタイムアップ。〈奇想天外〉新人賞の話や、80年代にいっぱい作ってた同人誌の話、最初のゲームブック、グループSNE入社、プロ作家としてデビューした当時の話などを語る予定です。どこまで語れるかな? なんとか結婚まではたどりつきたいですが。
 ちなみにこのイベントのために、80年代に寄稿してたり自分で作ってたりした同人誌、大量に発掘しました。SF同人誌、ゲーム同人誌はもちろん、『トランスフォーマー』の同人誌とかも(笑)。「この頃、こんなの書いてたんだ!」と、自分でも驚くような記事がいろいろ。かなり濃い話になるのは間違いありません。お楽しみに。
  


Posted by 山本弘 at 13:13Comments(0)SFPR作家の日常

2016年08月11日

コミケ直前情報:『ミステリー・ゾーン』徹底解説

 今年の夏コミのブースは、土曜日(13日)東パ-21b「心はいつも15才」。
 新刊は

『ミステリー・ゾーン』徹底解説


 半世紀前に作られた伝説のSF・ホラー・ファンタジー番組。メイン・ライターのロッド・サーリングはもちろん、レイ・ブラッドベリ、リチャード・マシスン、チャールズ・ボーモントらが脚本を手がけた傑作アンソロジー・ドラマを徹底的に解説。
 全話ストーリー・ガイド(一部を除いてネタバレなし)はもちろん、脚本家と演出家のリスト、日本での放映リスト、翻訳のある原作リスト、幻のエピソード、特撮シーン、登場する怪人・宇宙人、評論「僕らはみんなメープル通りに住んでいる」など、マニアのための1冊!


 あとがきでも愚痴ったんだけど、今、海外ドラマに関する本は日本でたくさん出ているのに、そのどれも、『ミステリー・ゾーン』について、ほんの数行しか触れてないんですよ。まあ『スタートレック』や『謎の円盤UFO』あたりに負けるのはしかたないけど、『事件記者コルチャック』や『悪魔の手ざわり』よりも扱いが小さいなんて信じられない。
 だから今の日本人、プロの作家でさえ、『世にも奇妙な物語』は知っていても、その元ネタである『ミステリー・ゾーン』は知らない。

 あんなにすごい番組だったのに!
 あんなに大きな影響与えたのに!

 それが悔しくて、いったいどういう番組だったのか、その魅力や見どころを現代に語り継ぐ同人誌を作りました。
 B5判、180ページ!
 がんばりすぎだ自分!(笑)

 だって、好きなエピソードがいっぱいあるんだもの。
 ホラーなら「誰かが何処かで間違えた」「ヒッチハイカー」「めぐりあい」「マネキン」「遠来の客」「墓」「No.22の暗示」「亡き母の招き」「二万フィートの戦慄」などなど。
 泣ける感動作なら、「過去を求めて」「弱き者の聖夜」「縄」「遠い道」……もう「遠い道」なんて、何度見てもラストで泣けちゃうんですよ。
「沈黙の世界」「到着」「狂った太陽」「奇妙な奈落」あたりは、最後のすごいどんでん返しに仰天するし、逆に「みにくい顔」「合成人間の家」「生きている仮面」あたりは、オチが途中で読めるけどやっぱり衝撃的だし。
「子供の世界」なんて、原作(ジェローム・ビクスビイの「今日も上天気」)をよくぞここまで見事にアレンジしたなと感心するしかありません。クライマックスで悲鳴あげそうになりましたよ。
 あと、「疑惑」「生と死の世界」「亡霊裁判」「日本軍の洞窟」「暗闇の男」などにこめられた強烈な問題意識。今、こんな重いテーマで、なおかつ面白い話を書ける作家や脚本家が何人いるか。

 とにかく、半世紀前の番組とはいえ、とんでもなくレベルが高くて、今見ても古くない。十分すぎるほど面白いんですよ。
 こんな番組が忘れられるなんて、あってはならない──そう強く思います。

 執筆の途中、資料を調べていて、番組のトリビアもいろいろ知ったんだけど、どこまで入れるかは悩みましたね。やっぱりマニア的に見て面白いものに厳選しようと。
 たとえば演出陣。ドン・シーゲルやリチャード・ドナーやジャック・スマイトが演出してたのは知ってたけど、『キャット・ピープル』や『遊星よりの物体X』や『宇宙水爆戦』の監督がいたっていうのは、恥ずかしながら、今回初めて知りました。そう言えば『宇宙水爆戦』って特撮は注目してたけど監督の名前覚えてなかった(笑)。

 下は裏表紙。この意味、分かる人なら分かりますよね?

  


Posted by 山本弘 at 14:50Comments(13)SFPRコミケテレビ番組

2016年08月06日

『映画で読み解く「都市伝説」』

 うっかりして、6月に出たASIOSの新刊を紹介するのを忘れてました。


第1章 本当にあった「怖い事件」

旧ソ連時代に起きた怪奇事件―「死の山」でいったい何が起きたのか
『ディアトロフ・インシデント』(本城)

「アミティヴィルの恐怖」はまったくのでっち上げだった!
『悪魔の棲む家』(バーソロミュー)

元ネタとなった「悪魔祓い事件」とモデルとなった「少年」の真実
『エクソシスト』(皆神)

「死者との交信手段」「混入するはずのない“何者かの声”」
コラム・EVP(若島)
※心霊映画でおなじみの電子音声現象(EVP)、「録音される謎の音」にまつわる解説。

知っておいたほうが楽しい「アメリカ映画」と「背景知識」
コラム・「キリスト教」の多大なる影響下にあるアメリカ社会(若島)

第2章 「超能力」と「古代文明」

本当に将軍は壁を通り抜けようとして激突した!
『ヤギと男と男と壁と』(山本)


“貞子”のモデルとなった超能力者たちの末路
『リング』(本城)

「エリア51」よりもすごい!ノースカロライナ州ブラウン山の“怪光伝説”
『エリア0<ゼロ>』(加門)

箱舟も洪水も存在しなかった!?
『ノア 約束の舟』(皆神)
※キリスト教圏では最低映画とされながらも箱舟伝説の問題点はクリアしていた意外な映画。

ピラミッドは王の墓ではない……いったい、誰が何の目的で造ったのか
『ピラミッド 5000年の嘘』(ナカイ)

第3章 「呪い」と「心霊現象」

出演者やスタッフたちに襲いかかる呪い
『スーパーマン』/『ポルターガイスト1・2・3』/『プロフェシー』/『アトゥック』

場面に映りこんだ心霊現象
『the EYE』/『青木ヶ原』/『感染』/『着信アリ』/『サスペリア』(この章すべて本城)

第4章 妖しき「陰謀」の世界

アクションコメディからサイコスリラーまで「MKウルトラ」が生んだ作品群
『エージェント・ウルトラ』『ジェイコブス・ラダー』(原田)
※「MKウルトラ」とはCIAがかつて実際に行っていた秘密プロジェクト。

映画は現実より奇なり……現実は陰謀より奇なり
『カプリコン・1』(寺薗)

月面で起きる「ポルターガイスト現象」
『アポロ18』(寺薗)

「シオン修道会」という組織は妄想の産物だった!?
『ダ・ヴィンチ・コード』(皆神)

戦後の日本経済を漂流した怪伝説―「M資金」をめぐる謎
『人類資金』(原田)

巨大昆虫に投影された「恐怖」の暗喩の正体
コラム・「空を見ろ! アリだ! カマキリだ!!」(原田)

第5章 「UFO」と「宇宙人」

“ロズウェル”に本当にUFOは墜ちたのか?
『インデペンデンス・デイ』(山本)


アメリカの人気テレビシリーズに囁かれる“ある噂”
『V』(原田)

「ナチス」はハイテク技術を有するオカルト集団だったのか
『アイアン・スカイ』(横山)

“UFOロア”が散りばめられたSFコメディ
『MIB』(秋月)
※“宇宙人あるある”の解説が面白いです。

地球外知的生命体からのメッセージは届いているのか……?
『コンタクト』(皆神)

映画の内容は「すべて事実」」に基づいている!?
『フォース・カインド』(秋月)

月面着陸はNASAがキューブリックに撮らせたヤラセだった!?
『2001年宇宙の旅』(山本)


宇宙人はかつて、尖った鼻、尖った耳、そして、腕は毛むくじゃらだった
コラム・宇宙人〝グレイ〟がついに脱ぐまで(山本)


第6章 遥かなる宇宙

NASAの彗星探査機はこの映画のタイトルをパクった!?
『ディープ・インパクト』(寺薗)

地球の危機を救うには、もっと安全で確実な方法があった!?
『アルマゲドン』(寺薗)

NASAはなぜ制作協力を拒否したのか?
『ゼロ・グラビティ』(寺薗)

それでも、人類は「赤い星」を目指す―
『オデッセイ』(寺薗)

 僕の担当した原稿は4本。『ヤギと男と男と壁と』『インデペンデンス・デイ』『2001年宇宙の旅』は、前に別の本に書いた原稿を書き直した再利用で、ちょっと心苦しい(^^;)。
 完全新作は「コラム・宇宙人〝グレイ〟がついに脱ぐまで」。グレイ・タイプの異星人のイメージがどこから生まれてどう進化し、現代の「宇宙人」のイメージのスタンダードになっていったかを論じたもの。
 SF映画とアブダクション体験者の証言のフィードバック関係というのは、意外に知られてないんじゃないでしょうか。最近の若い人は、宇宙人は昔からグレイ一色だったと勘違いしていそうで、こういうことはやっぱり誰かがきちんと文章にして残しておかないといけないと思いました。
  


Posted by 山本弘 at 21:05Comments(2)オカルトPR都市伝説

2016年08月06日

「SFバカの人生総決算・それでもSFが好っきゃねん!」

山本弘のSF秘密基地LIVE#60
SFバカの人生総決算・それでもSFが好っきゃねん!

 怪獣愛がぎっしり詰まった小説「多々良島ふたたび」(早川書房『多々良島ふたたび:ウルトラ怪獣アンソロジー』に収録)が第47回星雲賞日本短編部門を受賞! それを記念し、SFひとすじに歩んできた作家・山本弘の半生を振り返ろうという企画です。
 幼い頃に観ていてSFマインドに目覚めた番組、初めて映画館に観に行った怪獣映画、初めて読んだ活字SF、ノートに鉛筆で怪獣小説を書きはじめた小学生時代、初めて読んだ『SFマガジン』、がむしゃらにSFを読みまくった高校時代、新人賞投稿、スランプ、同人作家時代、処女長編出版、ゲームのシナリオやリプレイを書いていた時代……そして今は何を書いていて、これから何を書くつもりなのか。あの時代を知っているオールド・ファンにも、昔を知らない若い方にも、きっと興味深い話が満載です。
 トーク終了後、山本弘の著作の販売もいたします。

[出演] 山本弘

[日時] 2016年8月26日(金) 開場・19:00 開始・19:30

[会場] なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園2F)南海なんば駅より南海通り東へ180m・駐車場有

[料金] 1500円  
(店内でのご飲食には別途料金がかかります。入場時に別途ワンドリンクをご購入いただきますのでご了承ください)

 詳しい情報、ご予約はこちらへ
http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=103888198
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 星雲賞獲った記念に、急遽、こういうイベントをやることになりました。先月に続き、「僕たちの好きだった80年代アニメ」(これも実はけっこう好評なんですが)はお休みです。申し訳ありません。
 原点を語ろうとすると、やっぱり怪獣の話が多くなるかなあ……という気がします。「多々良島ふたたび」のあとがきでも書いたけど、子供の頃に夢中になっていたもので原稿料を貰い、そのうえ賞もいただけたんですから、やっぱりこれまでやってきたことは間違いじゃないと思いますね。
 子供の頃の特撮体験とか、グループSNE時代の話とかは、これまで断片的には語ってきたんだけど、こんな風にまとめて語るのは初めてかもしれませんね。小学生時代に書いてた小説とか、同人誌に書いてた頃のことは初めてかも?
 とにかく盛りだくさんの内容になると思います。お楽しみに。

  


Posted by 山本弘 at 19:44Comments(0)SFPR作家の日常