2018年04月17日

「オタク映画を力いっぱい語ろう!」

山本弘のSF秘密基地LIVE#78
オタク映画を力いっぱい語ろう!

『パシフィック・リム:アップライジング』『レディ・プレイヤー1』など
濃いオタク向け特撮大作が次々に公開されている今こそ
俺たちがその魅力を熱く語らなくてどうする!?
山本弘・友野詳・鋼鉄サンボの「浪速の特撮三兄弟」が再び集結!
特撮とSFとマンガとアニメをからめて、怒濤のオタク・トークを展開します!
マニアックな濃いネタが聞きたい人、全員集合!

[出演] 山本弘、友野詳、鋼鉄サンボ

[日時] 2018年4月27日(金) 開場・19:00 開始・19:30

[会場] なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園2F)(地図)南海なんば駅より南海通り東へ180m・駐車場有

[料金] 1500円  
(店内でのご飲食には別途料金がかかります。入場時に別途ワンドリンクをご購入いただきますのでご了承ください)

 ご予約はこちらへ。
http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=129672215


 久しぶりの「浪速の特撮三兄弟」の集結であります。

『パシフィック・リム:アップライジング』は観てきました。夜間シーンや水中シーンが多くて見えにくかった前作と比べ、昼間の戦闘シーンが多くて、さらにエキサイトできましたね。
 あと、『レディ・プレイヤー1』は一足先に試写会で観ました。3年前にこのブログで原作の『ゲームウォーズ』の魅力を紹介して以来、ずっと映画化を心持ちにしてたんですよね。

ビブリオバトル・チャンプ本『ゲームウォーズ』
http://hirorin.otaden.jp/e409011.html

 レオパルドンが出なかったのはちょっと残念ですが、原作の膨大な内容を上映時間内に納めるために、脚色はしかたなかったんでしょうね。
 まだご覧になっていない方のためにストーリーは伏せますが、観て損はない映画です。あと、映画観た後で原作も読んでみてください。いっそう楽しめますから。

 ちなみに『ゲームウォーズ』は『君の知らない方程式』でも取り上げています。
  
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Posted by 山本弘 at 19:13Comments(0)SF特撮PR映画怪獣

2018年03月31日

『リジー&クリスタル』文庫版・解説は菊地秀行先生!

 おっと、新刊が出てたのに宣伝するの忘れてました。



 内容については、こちらを参照してください。

http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/lizzie01.html

 今回は菊地秀行先生に解説をお願いしました。こういう内容だけに、古いホラー映画とかが大好きな菊地先生だったら面白がってくださるかな……、と思って思いきって依頼してみたんですが、予想をはるかに超える熱い解説を書いていただきました。
 タイトルが「先を越されて頭に来た解説」!
 最初に、解説というのは本来、作品と距離を置いて書かれるべきものであり、この距離を維持するのが解説者の自制心だ……と書いた後で、

 ところが、ゲラの一頁目の物語と主人公二人の設定を読んだ途端、そんなのはダメだと思った。どころか、自制心なんて最初から無いねと嘯くに至った。こういう小説を書ける時代になったのである。感慨はすぐ怒りに変わり、更に呆気に取られた。
 何とまあ、好きな材料を好き放題に料理していることか。しかも、客たちは全員、ナイフとフォークを手に、早く早くとテーブルを叩いていると来た。


(中略)作品をパクッたりする悪党も多いが、クリエイターはパクられなければお終いである。
 山本氏の本作には、パクリの心配がない。
 詰まらないのではなく、作品の個性が強烈すぎるのだ。


(中略)こう書いただけで、「やりやがったな」と溜息をついたり、「先を越されたか」と歯ぎしりする同業者は多いだろう。本書に火を点ける奴もいるかもしれない。

「おれはやるぞ!」
 氏は自宅の風呂場か、パーティ会場のど真ん中でこう叫び、家族や友人知人の不安げな目差しを浴びつつ、パソコンのキイを叩きはじめたのである。

 第三話が大人しめだったから第四話も、などと考えた人は、世の中と山本弘がわかっていない。
「軽はずみな旅行者」こそ、本短篇集のキモである。


 こんな調子で、全編、アクセル踏みっぱなしの解説! こんなに暴走した解説なんてめったにあるもんじゃありません。「菊地秀行を本気にさせた」というのは、僕にとって誇るべき勲章です。
 とりわけジンときたのは、「軽はずみな旅行者」の解説。レイ少年に語りかけるルークが作者自身だと指摘した後で、

 やるに事欠いて、自分まで出演させてしまうとは、到底、理性ある作家の行為ではない。恥を知れと言いたい。私は「先を越され」てしまったのだ。

 ええ、そうですとも! あの「自分を信じろ。未来を信じろ。君の未来は明るいんだ」というくだりは、フィクションの枠を越えて、心から、作者の本音をぶつけましたよ。
 というわけで、この菊地先生の解説だけで一読の価値はあります。ぜひ書店でお手に取ってみてください。





  


Posted by 山本弘 at 22:28Comments(2)SFオカルト特撮PR レトロホラー

2018年03月17日

スーパー!ドラマ オーセンティック海外ドラマ研究室 『ミステリーゾーン』

 特撮に詳しい岸川靖さんと、『ミステリーゾーン』について解説してきました。
 ちなみに、大雪が降った日の翌日、1月23日に東京に行って収録しました。スタジオのあるビルの前の坂道が凍ってて、上り下りするのがちょっと怖かったです。

スーパー!ドラマ オーセンティック海外ドラマ研究室 Vol.11「ミステリーゾーン その1」
https://vod.superdramatv.com/members/movie/11

スーパー!ドラマ オーセンティック海外ドラマ研究室 Vol.12「ミステリーゾーン その2」
https://vod.superdramatv.com/members/movie/12/

 まだ2本分しかアップされてませんが、3時間以上話したんで、たぶんもう何回か続くんじゃないかと思います。

 あいにく「スーパー!ドラマ クラシック」に入会した人しか視聴できませんけど、僕はこの機会に入会しました。月500円ぐらいなら安いものですし。
『ミステリーゾーン』も(本国でも封印されたエピソード以外は)全部視聴できます。

https://vod.superdramatv.com/

 僕の場合、『ミステリーゾーン』も『サンダーバード』も『キャプテンスカーレット』もDVDで持ってるし、『謎の円盤UFO』も『スペース1999』も何回も観てるから、そのへんは今さら必要ないんですけど、『冒険野郎マクガイバー』がどうしても最初から全話観たくて(笑)。実は好きなんですよ、『マクガイバー』。

 ちなみに「『ミステリーゾーン』を観てみたいけどどこから観れば分からない」という方には、こちらの本が絶好のガイドブックになります。

 おすすめは第3シーズン。第2話から10話まで、「到着」「生と死の世界」「遠い道」「栄光の報酬」「鏡」「墓」「子供の世界」「亡霊裁判」「狂った太陽(二つの太陽)」と傑作が目白押し! 特に「生と死の世界」「子供の世界」「狂った太陽」は必見です。他にも「奇妙な奈落」「日本軍の洞窟」「消えた少女」「亡き母の招き」あたりもいいです。

 第1シーズンは「誰かが何処かで間違えた」「ヒッチハイカー」「めぐりあい」「疑惑」「マネキン」あたりがすごく怖いです。

 第2シーズンは「みにくい顔」「遠来の客」が文句なしの傑作。

 あと、映画版でリメイクされた第5シーズンの「2万フィートの戦慄」もいいですね。
 

  


Posted by 山本弘 at 21:25Comments(3)SFPR レトロホラー

2018年03月17日

菊地秀行×山本弘「妖魔饗宴~特撮レトロSF&ホラードラマを語り倒す」

『怪奇探偵リジー&クリスタル』文庫化記念トーク
菊地秀行×山本弘「妖魔饗宴~特撮レトロSF&ホラードラマを語り倒す」


『怪奇探偵偵リジー&クリスタル』は、1938年のロサンゼルスを舞台に異能探偵が怪奇事件の数々を解決していく連作短編集ーーそれは『ミステリーゾーン』をはじめ、作者山本弘が少年時代に夢中になった特撮系レトロSF&ホラードラマのテイストがたっぷり詰め込まれたオマージュ作。

この作品の文庫化にあたって、超アツい解説文を寄せたのが、やはりホラー&SF映画のディレッタント菊地秀行!

未だ怪物的ペースで新作を刊行するこのSFホラーの巨匠の原点は、何と言っても怪奇映画。個人輸入した未公開作品の膨大なコレクションを持ち、『魔界シネマ館』や『怪奇映画の手帖〜ホラー・シネマ・パラダイス』などディープなエッセイ集を刊行した“怪奇の血”は未だ燃えたぎって止むことがない。

昨年Live Wireにご出演頂いた際、山本氏のミステリゾーン研究本『世にも不思議な怪奇ドラマの世界』に言及、あの時代のSF&ホラードラマについて話してみたいとのご提案を受けて、ついに実現した好事家2人の初対談! 

東西怪奇通の2人が身を乗り出して語る、ディープなマニアックなレトロ特撮談義に刮目あれ!


[出演] 山本弘、菊地秀行

[日時] 2018年4月1日(日) 開場・19:00 開始・19:30 (約2時間を予定)

[会場] Live Wire HIGH VOLTAGE CAFE
     東京都新宿区新宿5丁目12-1 新宿氷業ビル3F(1F割烹「いちりん」右階段上がる)(Googleマップ)
    ・都営新宿線「新宿3丁目」駅 C6~8出口から徒歩5分
    ・丸ノ内線・副都心線「新宿3丁目」駅 B2出口から徒歩8分
    ・JR線「新宿」駅 東口から徒歩12分
 
[料金] 1500円 (当日券500円up)

※終演後に出演者を交えてのフリーフード&フリードリンクの懇親会を開催します(約2時間)。参加費は3500円です。懇親会参加者には、入場時にウェルカムの1ドリンクをプレゼント。参加希望の方はオプションの「懇親会」の項目を「参加する」に変更してお申し込みください。参加費も一緒にお支払いただきます。
※懇親会に参加されない方は、当日受付時に別途1ドリンク代500円が必要となります。(2ドリンク購入の場合は100円引きの900円とお得です)
ご予約はこちらへ。
http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=129008217

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 4月1日、菊地秀行先生とのトークライブを行ないます。
 これまでにものすごい数の作品を発表されてきたうえに怪奇映画の超マニアの大先輩なんですが、考えてみればお会いするのは初めて。菊地先生の側からご提案を受け、解説を書いていただいた『怪奇探偵偵リジー&クリスタル』の出版にちなんで、トークライブが実現しました。僕なんかとても頭が上がらない方なんで、緊張しています。
 だって僕なんか、ホラーに対する菊地先生の知識量と愛の深さに対しては、足下にも及びませんよ!
 もちろん『ミステリー・ゾーン』もお好きなんだそうで、そういう懐かしいホラー関係の話題については話が進むと思います。

 というわけで、菊地先生のファンの方、昔のホラー映画やホラー番組の好きな方、お待ちしてます!

  


Posted by 山本弘 at 19:55Comments(6)PRホラー

2018年03月17日

今日も科学はエキサイティング! 科学雑誌からSFネタを探そう! Part2

山本弘のSF秘密基地LIVE#77
今日も科学はエキサイティング! 科学雑誌からSFネタを探そう! Part2


 今月は前回に続き、最新科学の話題。科学雑誌の中から好奇心が刺激される面白いニュース、奇妙なニュースを見つけて紹介します。
 スーパーアースってどんな惑星? 九州で破局噴火が起きたら日本はどうなる? 超新星爆発にはいくつもの種類があった? テクネチウム危機って何? 宇宙エレベーターを使ってブラックホールからエネルギーを取り出すには?
 遠い未来を夢想したSF的なアイデアから、今まさに開発中の新技術まで、SFに使えそうなネタの数々を、SF作家・山本弘がピックアップ。最先端のエキサイティングな科学トピックスを、野次馬精神で楽しんじゃおうという企画。お楽しみに!

[出演] 山本弘

[日時] 2018年3月23日(金) 開場・19:00 開始・19:30

[会場] なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園2F)(地図)南海なんば駅より南海通り東へ180m・駐車場有

[料金] 1500円  
(店内でのご飲食には別途料金がかかります。入場時に別途ワンドリンクをご購入いただきますのでご了承ください)

ご予約はこちらへ。
http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=128709540

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 最初に前回の訂正を。謎の天体「Tabby’s Star」のことを「KIC 9462852」と書きましたが、正しくはKIC 8462852でした。お詫びします。
 もちろん「異星人の建設したダイソン球」という説は天文学者のジョークみたいなものなんですが、不思議なことであるのは確か。もうしばらく様子を見守りたいです。
「ブレイクスルー・スターショット計画」もね、記事を読んだ瞬間に「野尻抱介の『沈黙のフライバイ』じゃん!」と思ってしまいました。あれは他の太陽系から探査機が来る話でしたが、こっちからαケンタウリに探査機を送るという計画。とりあえず資金さえあれば、今世紀後半もしくは来世紀には実現しそうでわくわくします。

 あとですね、今年の1月に国立循環器病センターで、テクネチウムを血管に入れて検査を受けたもんで、テクネチウムという元素にちょっとだけ親近感を覚えます(笑)。
 センターで気になったのは、通路の壁に「RI検査」としか書いてないこと。RIが何の略なのかどこにも書いてない。注射するときも看護師さんが「お薬を入れますね」としか言わないんですよ。RIって「ラジオアイソトープ(放射性同位元素)」の略だってことは見え見えなんですけど……。
 テクネチウム99mって半減期が6時間しかない元素で、体内に入っても数日で無害になるから、まったく安全なんです。でもやっぱり「放射性元素を体内に入れます」と正直に言うと、不安になっちゃう人がいるからなんでしょうね。僕はぜんぜん気にしませんでしたが。役に立つ物質なんですが、半減期が短いだけに保存できない。作ったらすぐに使わなくちゃいけないんだそうです。
 何にしても、医療現場には核物理学関係のテクノロジーが入りこんでいて、今も人の役に立っているということは、多くの方に知っていただきたいです。  


Posted by 山本弘 at 19:27Comments(1)サイエンスPR

2018年02月09日

「今日も科学はエキサイティング! 科学雑誌からSFネタを探そう!」

山本弘のSF秘密基地LIVE#76
今日も科学はエキサイティング!
科学雑誌からSFネタを探そう!


 科学の世界は日進月歩。今この瞬間も、古い説がどんどん時代遅れになる一方、エキサイティングな発見、すごい仮説や理論が次々に生まれてきています。
 雷の中で核反応が起きていたことが判明しました。ゴキブリをゾンビのように操るハチがいることや、地球の深部には地表の生態系を上回るかもしれない謎の始原生命体が大量に存在しているらしいことも。異星人の建設したダイソン球ではないかと言われている天体KIC 9462852や、マルチバース、スーパーフレア、スターショット計画のようなSF的な題材を、科学者たちが真剣に論じているんです。
 科学雑誌を毎月読んでいるSF作家の山本弘が、SFに使えそうなネタをピックアップ。最先端のエキサイティングな科学トピックスを、野次馬精神で楽しんじゃおうという企画です。お楽しみに!


[出演] 山本弘

[日時] 2018年2月23日(金) 開場・19:00 開始・19:30

[会場] なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園2F)南海なんば駅より南海通り東へ180m・駐車場有

[料金] 1500円  
(店内でのご飲食には別途料金がかかります。入場時に別途ワンドリンクをご購入いただきますのでご了承ください)

ご予約はこちらへ。
http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=127546091



 いやあ、この前のファルコン・ヘビーの打ち上げ、感動しましたよね。スポーツカーを宇宙に飛ばしたのもすごかったですけど、切り離されたブースターが180度旋回して戻ってきて、逆噴射しながら着陸脚を展開、2基そろってまっすぐに降りてくるのがたまりません。サンダーバード3号かウルトラホーク2号かって感じで、もうかっこよくてかっこよくて。しびれましたね。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=582&v=sB_nEtZxPog

 科学にはまだまだ可能性がある。誰かの発明や発見によって、また何か大きな夢が実現するかもしれない――そう感じさせてくれました。

 山本弘のSF秘密基地LIVE、今回は『日経サイエンス』の記事を中心に、最新の科学トピックス、特にSF的でわくわくする話題をいろいろ取り上げます。
『日経サイエンス』、2月号では「仮面ライダーの方程式」なんてものを取り上げたり(『仮面ライダービルド』に出てくる方程式がみんな実在のものだという話)、一昨年の12月号は「シン・ゴジラの科学」なんて特集をやったり、いろいろ目が離せないんですよ。



 今月号でも、地下から発見された始原生命体「CPR細菌」の話が、正しかったら地球の進化史を塗り替えてしまうほどの大発見で、エキサイティングです。即座に「これSFのネタになる!」と思っちゃいました。
 こうした話題をいろいろご紹介します。お楽しみに!  


Posted by 山本弘 at 20:02Comments(5)サイエンスSFPR

2018年01月19日

「わが青春のSFエッチトーク!」

山本弘のSF秘密基地LIVE#75
「わが青春のSFエッチトーク!」


 未成年型SEX用アンドロイドを題材にした『プラスチックの恋人』(早川書房)出版記念!
 SF作家・山本弘が、若い頃に夢中になったエロいSFの話題を語りまくります。
 山本弘が70年代に青春を捧げたSFヒロインは誰?
 「ハヤカワvs創元・おっぱい戦争」を君は知っているか?


[出演] 山本弘

[日時] 2018年1月26日(金) 開場・19:00 開始・19:30

[会場] なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園2F)南海なんば駅より南海通り東へ180m・駐車場有

[料金] 1500円  
(店内でのご飲食には別途料金がかかります。入場時に別途ワンドリンクをご購入いただきますのでご了承ください)


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(アップしようとしたら、またこの「オタクの電脳」ブログの禁止ワードにひっかかりました。ここではセ●クスって使っちゃいけないらしいです。「おっぱい」や「エロ」はいいのに)


 基本的に、昨年12月22日に新宿でやったイベントと同じ内容です。前回は伊藤ヒロさんと対談形式でしたけど、今回は僕一人です。SF関係のエロい話をたっぷりする予定です。
 http://hirorin.otaden.jp/e442021.html
 70年代の「ハヤカワvs創元・おっぱい戦争」って、もうSF界でも忘れられてるみたいなんですよねー。早川書房の編集さんですら、『地球移動作戦』の文庫版を出す際に、「早川では女の子を表紙にしません」なんて言ったぐらいで(笑)。ラノベみたいに思われるのを嫌ってるらしいんですけど、70年代のハヤカワ文庫の表紙、知らないんですか?
 こんなだったんですけど。



 てゆーか、『地球移動作戦』の文庫の前の年に、『アリスへの決別』出してるのに!

 そう言えば仁賀克雄さん、亡くなられましたね。若い頃、この方の訳されたSFをずいぶん読んだものでした。特にC・L・ムーア。「シャンブロウ」は僕にとって、SFとエロが結びついた最初の体験でした。
 とにかく「昔のSFはエッチだったんだ!」というのを全力でアピールしたいと思っています。あと、中学生時代に感化された山田風太郎とかの話も。  
タグ :SFPRエロ


Posted by 山本弘 at 20:30Comments(7)SFPR

2017年12月20日

新刊『プラスチックの恋人』


 早川書房 12月19日発売
 1800円+税

 2040年代、AC(人工意識)とAR(拡張現実)の併用により、人間そっくりのSEX用アンドロイド「オルタマシン」が実用化していた。生きた人間が関与しない機械による売春行為は、本物のSEXではないために合法とみなされ、しだいに世間に受け入れられていった。
 そんな時、オルタテックジャパン社は新しいサービスを発表した。9歳から17歳までの美少女・美少年の姿をしたオルタマシンーーマイナー・オルタマシンである。
 マイナー・オルタマシンによる性的なサービスを売り物にする施設〈ムーンキャッスル〉が日本にオープン、それをめぐる賛否が巻き起こる中、ジャーナリストの長谷部美里は、編集者から体験取材を命じられる。キャッスルに行って、実際に未成年の姿をしたオルタマシンとSEXをしてこいというのだ。
 マイナー・オルタマシンに対する強い嫌悪感を抱えたまま、やむなく取材に赴く美里。そこで彼女は、12歳少年型の緑の髪のオルタマシン、ミーフと出会う。


 この作品は、『プロジェクトぴあの』(PHP研究所)と『地球移動作戦』(ハヤカワ文庫JA)をつなぐ内容です。ARが本格的に普及しつつある一方、最初のACが誕生した2020年代を描いた『プロジェクトぴあの』。多くの人間がアーゴ(拡張現実ゴーグル)を常に着用し、ACOM(人工意識コンパニオン)と共生している2080年代を描いた『地球移動作戦』。その二つの時代の中間、ACを有するアンドロイドが現われた時代を描いています。
 もっとも、ストーリーは『プロジェクトぴあの』とも『地球移動作戦』ともあまり関係がないので、この『プラスチックの恋人』だけお読みになっても特に支障はありません。まあ、『プラスチックの恋人』が気に入られたなら、『プロジェクトぴあの』と『地球移動作戦』もお読みいただけるとありがたいんですけどね。どっちも傑作なんで(笑)。

 この小説を思いついたきっかけは、『アイの物語』(角川書店)を書いた時のことです。
 何種類もの人工知能やアンドロイドが登場する短編集ですが、「アイの物語」のアイビスは「私にヴァギナはついてない」と明言します。「詩音が来た日」の詩音は、「でも、将来的にはSEXの機能を持つモデルも、ジオダイン社は発売するのではないかと思いますが」と予想しますが、その予想が当たったかどうかは語られません。「正義が正義である世界」の彩夏は、SEXという概念すら持ちません。
 つまりSEXの話題を完全に避けてたんですね。
 古来より、SEXは小説家にとって大きなテーマです。まして人工知能とのSEXとなると、問題が厄介すぎて、短い枚数では描ききれません。SEXについて触れようとしたら、それだけで大部分を占めてしまい、『アイの物語』のテーマがぼやけてしまう。だから『アイの物語』ではSEXの話題を避けるしかなかったんです。
 でも、そのことがずっと心にひっかかっていました。本当なら人工知能とのSEXをきちんと描くべきだったのにと。
 そこで人間とアンドロイドとのSEXを本格的に描いた物語を書いてみようと思いついたわけです。

 もちろん、過去に人間とアンドロイドのSEXの出てくる小説はいろいろありました。眉村卓『わがセクソイド』、平井和正『アンドロイドお雪』、石川英輔『プロジェクト・ゼロ』、タニス・リー『銀色の恋人』……「プロジェクト○○」という題はこの前、使ってるんで、今度は「○○の恋人」にしようと思いつきました(笑)。
 それらの先行作品と違うのは、未成年の姿をしたアンドロイドとのSEXを題材にしていることです。単なるセクサロイドの話なんて、もう珍しくもないですから。
 無論、現実には未成年とのSEXなんて禁止されています。児童虐待になります。でも、人間じゃなくてアンドロイドなら?
 そもそも外見と製造年月日に関係がないアンドロイドに、「未成年」という概念が適用されるのか?
 苦痛を感じないし、羞恥心や恥辱という概念を持たない人工知能に対して、「虐待」という行為はありうるのか?
 問題があるとしたら、それは結局のところ「人間の問題」なのでは?

 この小説を書く際に心がけたのは、「正解」を提示しないということでした。
 だって、こんなややこしい問題、正解なんて最初から出るわけないでしょ?
 連載中、文句を言っていた読者がいました。美里が「悪役」の間違いを正そうとしないのがダメだ、というのです。
 悪役? 誰のことなんでしょう?
 ナッツ99という男は、きわめて不快に見えるように描いています。実際にこんな奴がいたら、すごく嫌でしょうね。でも、彼の主張自体は論理的です。
 反マイナー・オルタマシン運動の活動家である黒マカロンは、大それた犯罪を実行します。でもそれは、子供の頃の悲惨な体験に由来する、やむにやまれぬ衝動によるもの。彼女自身が犯罪の被害者なので、「悪役」とは呼にくい。
 マイナー・オルタマシン開発を推進したオルタテックジャパンのCEOの小酒井氏も、金儲けのためじゃなく、自分のポリシーを貫いただけのこと(経営者としては致命的な失策を犯しましたが)。
 そして主人公の美里は、マイナー・オルタマシンに対して強い敵意を抱いていますが、同時にミーフを愛してしまうという、思わず「ダメじゃん!」とツッコミたくなる矛盾したキャラクター。
 だから僕は「誰が悪役か」は決めていません。もちろん、「誰が正義か」も。
 それを「悪役だ」と思ったのは、あなたであって、僕じゃないんです。

 むしろこの小説は、読者に対するリトマス試験紙になるようなものを目指しました。
 この小説を読んでいて、キャラクターの主張に「けしからん」と腹を立てたり、「もっともだ」と同意したり、「バカだなあ」と笑ったりする……それによって、読者の有するモラルや正義がどこに位置しているのかが見えてくる。読者の「モラルの座標」を明快にするようなものを。
 だからあなたがこの小説を読んで、どんな感想を抱くかは自由です。キャラクターの誰かの主張に共鳴して「もっともだ!」「これが正義だ!」と思っても、僕はそれに反論も同意もしません。
 ただ、あなたの揺るぎない「モラルの座標」に対して、別の座標から「そんなものは間違っている!」と言ってくる人も、どこかに必ずいるでしょうけども。

 ちなみに、印刷が上がってきた本を娘(21)に見せて、父がエロいSFを書いたことをどう思うかと心境を訊ねたら、「友達が18禁小説を書いたのとたいしてノリが変わらん」という返事でした(笑)。
 考えてみれば、若い女性が18禁小説(また18禁マンガ)を読んだり書いたりするって、今や当たり前のことですからね。少なくとも同人界では。頭の古い人なら「こんないやらしい小説を書いて!」と眉をひそめるかもしれませんが、若い世代にとってはたいしたことじゃないんでしょう。
 娘はやはり「12歳美少年型アンドロイド」という設定に惹かれたのか、一晩で読み終わり、「面白い」と言ってくれました。エロいシーンもまったく平気だったようです。
 というわけで、「若い娘が読んでも平気な健全エロ小説」ですので、皆様にもお勧めいたします(笑)。


Posted by 山本弘 at 17:25Comments(16)SFPR

2017年12月14日

伊藤ヒロ×山本弘トークLive「僕らはエロい小説が書きたい!」

山本弘のSF秘密基地LIVE 東京出張編#6
伊藤ヒロ×山本弘トークLive「僕らはエロい小説が書きたい!」




『魔法少女禁止法』『女騎士さん、ジャスコ行こうよ』『無限廻廊』などの伊藤ヒロと、
『MM9』『僕の光輝く世界』『プロジェクトぴあの』などの山本弘。
毎回、変な設定の小説を力いっぱい書く二人の作家が、創作について語り合う二時間。
今回は山本弘の最新作『プラスチックの恋人』など、エロ関係の話題も多め!
18歳未満の方にはお勧めしません!


[出演] 山本弘、伊藤ヒロ

[日時] 2017年12月22日(金) 開場・19:00 開始・19:30 (約2時間を予定)

[会場] Live Wire HIGH VOLTAGE CAFE
     東京都新宿区新宿5丁目12-1 新宿氷業ビル3F (1F割烹「いちりん」右階段上がる) (Googleマップ)
    ・都営新宿線「新宿3丁目」駅 C6~8出口から徒歩5分
    ・丸ノ内線・副都心線「新宿3丁目」駅 B2出口から徒歩8分
    ・JR線「新宿」駅 東口から徒歩12分
 
[料金] 1500円 (当日券500円up)

お申し込み、お問い合わせはこちらへ。
http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=124761813
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 今月は新宿でトークライブを開催します。
 ゲストは伊藤ヒロさん。僕の方からお願いしました。以前、『魔法少女禁止法』を読んで「すげえ!」と感動したもんで。
 今月の僕の新刊『プラスチックの恋人』は、思い切りエロい話です。これまで「山本弘のSF秘密基地LIVE 」ではエロネタは封印してたんですが、いろいろ言いたいことがたまってて、一度、誰かと思いっきりエロい話をしたかったんですよね。若かった頃、ヌイた作品は何だったかとか(笑)、そういう話。
 伊藤さんはこれまで、何度もエロい小説を書かれている方なので、創作をめぐっていろいろエロい話が展開されると思います。お楽しみに。できれば18歳以上の方、推奨です!  


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2017年11月15日

今だから振り返ろうUFO再入門

山本弘のSF秘密基地LIVE#74
子供の頃は信じてた! 今だから振り返ろうUFO再入門


 子供の頃、少年雑誌などのUFO記事や、テレビのUFOスペシャルに心ときめいた人は多いはず。
 円盤に撃墜されたマンテル大尉!
 牙の生えた宇宙人に肩を叩かれた甲府の小学生!
 高知の中学生が捕まえたミニUFO!
 怪しげだったけど夢にあふれた話題の数々を振り返ってみませんか?
 ASIOS『UFO事件クロニクル』(彩図社)の著者の一人であり、『UFOはもう来ない』(PHP文庫)などの著書もあるSF作家・山本弘が、UFOについての濃い話題を語りつくします。
 はたしてあの事件の真相は?


[出演] 山本弘

[日時] 2017年11月24日(金) 開場・19:00 開始・19:30

[会場] なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園2F)南海なんば駅より南海通り東へ180m・駐車場有

[料金] 1500円  
(店内でのご飲食には別途料金がかかります。入場時に別途ワンドリンクをご購入いただきますのでご了承ください)

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 というわけで今月は『UFO事件クロニクル』発売にちなんでUFO特集です。9月にも新宿でやったんですが、今回は大阪のなんば紅鶴です。
 同じネタをやるのも芸がないので、『UFO事件クロニクル』で取り上げなかったネタもいろいろ入れるつもりです。1974年に北海道北見市仁頃で起きた通称「仁頃事件」とか、1980年に愛媛県で撮影された光る宇宙人とか、一世を風靡した矢追純一UFOスペシャルの真相とか、そういうやつを。あと、1960年代の少年雑誌のUFO特集とか、1980年代の雑誌『UFOと宇宙』とか、今となっては懐かしい資料もいろいろ持っていきます。お楽しみに!

 ご予約・お問い合わせはこちらへ。
http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=124252321
  
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Posted by 山本弘 at 22:17Comments(2)サブカルオカルトPR レトロ