2010年03月02日
『ニセ科学を10倍楽しむ本』
このような子供向けのニセ科学解説本が発売中です。

以前出した『超能力番組を10倍楽しむ本』の姉妹編です。前作は超能力番組のインチキを暴く楽しみを紹介したけど、今回はニセ科学をネタに楽しんでしまいます。
上の画像をクリックして拡大すれば、どんなネタを扱っているか分かると思います。
ニセ科学に騙されないためにはニセ科学のことをよく知らなくてはいけない。「そんな怪しげなものに近づいちゃいけない」と警告するんじゃなく、むしろを積極的にニセ科学の話題を楽しむことで、ニセ科学についての理解を深めよう……というコンセプトです。
前作と同じく、中学生の夕帆ちゃんという女の子が主役。彼女がパパからニセ科学についていろいろ教わっていくという構成です。
大人が読んでも楽しめますが、子供の頃からメディア・リテラシーを身につけさせるためにも、ぜひお子さんに読ませていただきたい1冊です。
--------------------
【内容紹介】
第1章 水は字が読める?
夕帆ちゃんの通う中学の先生が、「水は字が読める」「〈ありがとう〉と書いた紙を容器に貼るときれいな結晶ができる」なんて、おかしなことを言いだした。
同じことを信じて子供に教えている先生は日本中におおぜいいるという。これは大問題だ! パパは学校に出かけていって、先生と話をする。
第2章 ゲームをやりすぎると「ゲーム脳」になる?
田舎からやってきたおばあちゃんが、夕帆ちゃんがテレビゲームを1日1時間やっていると知って心配する。
「それは大変! ゲームのやりすぎよ! ゲーム脳になっちゃうわ!」
学校の先生や親たちも信じているという「ゲーム脳」。それっていったいどういうもの? 本当にゲームが有害だという証拠はあるの?
第3章 有害食品、買ってはいけない?
また輸入食品から基準値を超える残留農薬が発見されたというニュース。それを見て夕帆ちゃんのママはひどく心配する。
「こわいわねえ。基準値の2倍だなんて、すごく危険じゃない」
本当に残留農薬や食品添加物ってそんなに危険なんだろうか。実は「危険だ」「危険だ」と騒ぐ声にだまされていないか?
第4章 血液型で性格がわかる?
友達の青葉ちゃんが夕帆ちゃんの家に遊びに来た。
「AB型の人は二面性がある」
「B型って性格がひねくれてる」
などと決めつける青葉ちゃん。
今や日本人の多くが信じている血液型性格判断。でも、根拠はあるんだろうか。そもそも言い出したのはいったい誰?
第5章 動物や雲が地震を予知する?
夕帆ちゃんの友達の勇馬くんの飼っている犬が、地震の前日になぜか騒いだという。
動物が地震を予知するというのは本当だろうか? そして地震の前に発生すると言われる「地震雲」の正体は?
第6章 2012年、地球は滅亡する?
2012年に地球が大災害に見舞われるという映画を観てきた夕帆ちゃんと勇馬くん。帰りに書店に寄ると、タイトルに「2012年」「アセンション」「フォトンベルト」などとついた本がいっぱい並んでいた。
天文学者によれば、2012年に地球はフォトンベルトというものに突入するのだそうだ。それほんと?
第7章 アポロは月に行っていない?
夕帆ちゃんの友達の流菜ちゃんが、インターネットで見つけた話をする。
「アポロが本当は月に行ってないって知ってた?」
アポロ11号の月面着陸はアメリカのでっち上げで、その証拠もいっぱいあるというのだ。
興味を持った夕帆ちゃんは、この問題について調べて、夏休みのレポートを書く。ウソをついているのはいったい誰?
第8章 こんなにあるぞ、ニセ科学
世の中にはまだまだニセ科学がいっぱいある。マイナスイオン、ゲルマニウムブレスレット、フリーエネルギー、ホメオパシー、反相対論、911陰謀説、インテリジェント・デザイン論……だまされないようにしなくっちゃ!
エピローグ うたがう心を大切に

以前出した『超能力番組を10倍楽しむ本』の姉妹編です。前作は超能力番組のインチキを暴く楽しみを紹介したけど、今回はニセ科学をネタに楽しんでしまいます。
上の画像をクリックして拡大すれば、どんなネタを扱っているか分かると思います。
ニセ科学に騙されないためにはニセ科学のことをよく知らなくてはいけない。「そんな怪しげなものに近づいちゃいけない」と警告するんじゃなく、むしろを積極的にニセ科学の話題を楽しむことで、ニセ科学についての理解を深めよう……というコンセプトです。
前作と同じく、中学生の夕帆ちゃんという女の子が主役。彼女がパパからニセ科学についていろいろ教わっていくという構成です。
大人が読んでも楽しめますが、子供の頃からメディア・リテラシーを身につけさせるためにも、ぜひお子さんに読ませていただきたい1冊です。
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【内容紹介】
第1章 水は字が読める?
夕帆ちゃんの通う中学の先生が、「水は字が読める」「〈ありがとう〉と書いた紙を容器に貼るときれいな結晶ができる」なんて、おかしなことを言いだした。
同じことを信じて子供に教えている先生は日本中におおぜいいるという。これは大問題だ! パパは学校に出かけていって、先生と話をする。
第2章 ゲームをやりすぎると「ゲーム脳」になる?
田舎からやってきたおばあちゃんが、夕帆ちゃんがテレビゲームを1日1時間やっていると知って心配する。
「それは大変! ゲームのやりすぎよ! ゲーム脳になっちゃうわ!」
学校の先生や親たちも信じているという「ゲーム脳」。それっていったいどういうもの? 本当にゲームが有害だという証拠はあるの?
第3章 有害食品、買ってはいけない?
また輸入食品から基準値を超える残留農薬が発見されたというニュース。それを見て夕帆ちゃんのママはひどく心配する。
「こわいわねえ。基準値の2倍だなんて、すごく危険じゃない」
本当に残留農薬や食品添加物ってそんなに危険なんだろうか。実は「危険だ」「危険だ」と騒ぐ声にだまされていないか?
第4章 血液型で性格がわかる?
友達の青葉ちゃんが夕帆ちゃんの家に遊びに来た。
「AB型の人は二面性がある」
「B型って性格がひねくれてる」
などと決めつける青葉ちゃん。
今や日本人の多くが信じている血液型性格判断。でも、根拠はあるんだろうか。そもそも言い出したのはいったい誰?
第5章 動物や雲が地震を予知する?
夕帆ちゃんの友達の勇馬くんの飼っている犬が、地震の前日になぜか騒いだという。
動物が地震を予知するというのは本当だろうか? そして地震の前に発生すると言われる「地震雲」の正体は?
第6章 2012年、地球は滅亡する?
2012年に地球が大災害に見舞われるという映画を観てきた夕帆ちゃんと勇馬くん。帰りに書店に寄ると、タイトルに「2012年」「アセンション」「フォトンベルト」などとついた本がいっぱい並んでいた。
天文学者によれば、2012年に地球はフォトンベルトというものに突入するのだそうだ。それほんと?
第7章 アポロは月に行っていない?
夕帆ちゃんの友達の流菜ちゃんが、インターネットで見つけた話をする。
「アポロが本当は月に行ってないって知ってた?」
アポロ11号の月面着陸はアメリカのでっち上げで、その証拠もいっぱいあるというのだ。
興味を持った夕帆ちゃんは、この問題について調べて、夏休みのレポートを書く。ウソをついているのはいったい誰?
第8章 こんなにあるぞ、ニセ科学
世の中にはまだまだニセ科学がいっぱいある。マイナスイオン、ゲルマニウムブレスレット、フリーエネルギー、ホメオパシー、反相対論、911陰謀説、インテリジェント・デザイン論……だまされないようにしなくっちゃ!
エピローグ うたがう心を大切に
2010年02月06日
『MM9-invasion-』連載開始
『MM9』の続編『MM9-invasion-』が、東京創元社のサイトの『Webミステリーズ!』で隔月連載開始しました。無料で読めます。
http://www.webmysteries.jp/special/yamamoto1002-1.html
正直、前作を書き上げた直後は、続編を書く気はまったくなかったんです。あのラストシーンで完璧で、何をつけ加えても蛇足になるだけだろうと。
ところが、その後で新しいアイデアを思いついちゃったのですよ。
宇宙からの侵略!
前作では、あの世界に宇宙人や宇宙怪獣がいるかどうかは曖昧にしてたんですが、「いる」ということにすると、面白くなりそうな設定が次から次に浮かんできたんです。
何といっても、巨大ヒーローもののお約束である「宇宙人は単独もしくは数人でしか侵略してこない」「宇宙人は巨大化できる」「なぜか怪獣を侵略兵器として使いたがる」といった設定が、多重人間原理による世界観を元にすると、論理的に説明ついちゃうんですね。
こりゃもう書くしかないよね、と思っちゃったわけです。
ただ、前作と同じメンバーでやっても、二番煎じになっちゃってつまらない。そこで思いきって、高校生の少年を主人公に据え、気特対のメンバーには脇役に回ってもらうことにしました。
雰囲気も前作とはかなり変えて、アクション+ラブコメ路線です。スニーカー文庫や電撃文庫から出てもおかしくないぐらいの。
1回目では、一騎と亜紀子の青春トークの場面で、自分で書きながら恥ずかしさで七転八倒しておりました。2回目ではさらに悶絶もののシーンが続出する予定なんでお楽しみに。
ひとつだけ困ったのは、登場人物のネーミング。
お気づきの方も多いでしょうが、『MM9』の主要登場人物名はみんな元ネタがあります。かなり変えてありますけど。
ただ、前作にワンシーンだけ出てきた一騎だけは、元ネタがない。つーか、あったのかもしれないけど、自分でも忘れちゃった(^^;)。
しょうがないから、あらためて元ネタは「秀樹」ということに強引に設定しました。だから相手役の女の子の名前が「酒井田亜紀子」なんです。
分かる人だけ分かってください。
http://www.webmysteries.jp/special/yamamoto1002-1.html
正直、前作を書き上げた直後は、続編を書く気はまったくなかったんです。あのラストシーンで完璧で、何をつけ加えても蛇足になるだけだろうと。
ところが、その後で新しいアイデアを思いついちゃったのですよ。
宇宙からの侵略!
前作では、あの世界に宇宙人や宇宙怪獣がいるかどうかは曖昧にしてたんですが、「いる」ということにすると、面白くなりそうな設定が次から次に浮かんできたんです。
何といっても、巨大ヒーローもののお約束である「宇宙人は単独もしくは数人でしか侵略してこない」「宇宙人は巨大化できる」「なぜか怪獣を侵略兵器として使いたがる」といった設定が、多重人間原理による世界観を元にすると、論理的に説明ついちゃうんですね。
こりゃもう書くしかないよね、と思っちゃったわけです。
ただ、前作と同じメンバーでやっても、二番煎じになっちゃってつまらない。そこで思いきって、高校生の少年を主人公に据え、気特対のメンバーには脇役に回ってもらうことにしました。
雰囲気も前作とはかなり変えて、アクション+ラブコメ路線です。スニーカー文庫や電撃文庫から出てもおかしくないぐらいの。
1回目では、一騎と亜紀子の青春トークの場面で、自分で書きながら恥ずかしさで七転八倒しておりました。2回目ではさらに悶絶もののシーンが続出する予定なんでお楽しみに。
ひとつだけ困ったのは、登場人物のネーミング。
お気づきの方も多いでしょうが、『MM9』の主要登場人物名はみんな元ネタがあります。かなり変えてありますけど。
ただ、前作にワンシーンだけ出てきた一騎だけは、元ネタがない。つーか、あったのかもしれないけど、自分でも忘れちゃった(^^;)。
しょうがないから、あらためて元ネタは「秀樹」ということに強引に設定しました。だから相手役の女の子の名前が「酒井田亜紀子」なんです。
分かる人だけ分かってください。
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2010年02月03日
ASIOSの超常現象ナイトvol.1~超常現象と心霊写真!!
僕も入っている超常現象懐疑的調査の会ASIOSの、初の公式トークイベントが開催されます。
ASIOSの超常現象ナイトvol.1
~超常現象と心霊写真!!
場所:TOKYO CULTURE CULTURE
日時:2010年2月27日(土)
Open 18:00
Start 19:00
End 21:30 (予定)
前売券\2,500
当日券\3,000
(飲食代別途必要・ビール\590など)
ゲストに『誰でもカンタン 恐怖!!爆笑!?心霊写真をつくろう! 』の著者、カメラマンの久門易氏をお迎えし、心霊写真をめぐるトークを繰り広げます。実際にあった様々な「心霊写真」のケースを紹介し、原理を解明したり、実際に再現してみる予定。
他にも超常現象をめぐる話題がいろいろ。
【出演】
本城達也
(ASIOS会長、『超常現象の謎解き』運営者)
山本弘
(ASIOS会員、SF作家、と学会会長)
【ゲスト】
久門易
(カメラマン、『誰でもカンタン 恐怖!!爆笑!?心霊写真をつくろう! 』著者、カメラ遊遊塾)
前売り券の購入など、詳しい案内はこちらから。
ASIOSの超常現象ナイトvol.1
~超常現象と心霊写真!!
場所:TOKYO CULTURE CULTURE
日時:2010年2月27日(土)
Open 18:00
Start 19:00
End 21:30 (予定)
前売券\2,500
当日券\3,000
(飲食代別途必要・ビール\590など)
ゲストに『誰でもカンタン 恐怖!!爆笑!?心霊写真をつくろう! 』の著者、カメラマンの久門易氏をお迎えし、心霊写真をめぐるトークを繰り広げます。実際にあった様々な「心霊写真」のケースを紹介し、原理を解明したり、実際に再現してみる予定。
他にも超常現象をめぐる話題がいろいろ。
【出演】
本城達也
(ASIOS会長、『超常現象の謎解き』運営者)
山本弘
(ASIOS会員、SF作家、と学会会長)
【ゲスト】
久門易
(カメラマン、『誰でもカンタン 恐怖!!爆笑!?心霊写真をつくろう! 』著者、カメラ遊遊塾)
前売り券の購入など、詳しい案内はこちらから。
タグ :心霊写真
2010年01月16日
C&Y地球最強姉妹キャンディ2
C&Y地球最強姉妹キャンディ2
夏休みは戦争へ行こう!
角川書店 1900円+税
2010年2月10日発売予定
史上最高の超天才少女・知絵と、地上最強の冒険少女・夕姫。近未来を舞台に、2人が繰り広げる子供向けのノンストップ・アドベンチャー小説の第2弾。
前作では怪盗相手の大冒険だったけど、今回はタイトル通り、知絵と夕姫が夏休みを利用して、戦争を続けている東南アジアの国に出かけます。
橋本晋さんのカバーはこんな感じ。(クリックすると拡大します)

いつものことながら、橋本さん、いい絵を描いてくださいます。『シュレディンガーのチョコパフェ』とかもそうだったけど、作中に登場するいろんな要素がちりばめられているんですな。
ミサイルの板野サーカスと、ウサギ、サボテン、カッパ、クラゲ、ウシ、ハト、カニ(画面右上)、フラフープつけたメイドさんたちと黒い潜水艦とタイムボカン風ビークルとピンクの毛虫(画面中央)、ザリガニみたいな小型ロボとピンクの空飛ぶ車(画面上)など、かなり細かいところまでフォローされていて、作者としては感涙ものであります。読み終わった子供が、カバーイラストを見直して、いろんなものを発見する楽しみがありそうですね。
どんな話かというと……これらが全部出てくる話です。いや、冗談抜きで。
格闘戦とカーチェイスにはじまって、空中戦、潜水艦戦、ジャングル戦、市街戦、ミサイル、ロボット兵器、空襲、地雷などなど、1冊の中で戦争のあらゆるパターンを網羅しています。出てこないのはゲリラと核兵器ぐらいかな?
前作ではあまり見せ場のなかった〈メロンジュース〉も、今回はすっかり主役メカ。知絵の「この船がなぜ強襲揚陸艦と呼ばれてるか、その理由を教えてあげるわ」というセリフはお気に入りです。
もちろん、アクションとギャグだけじゃなく、戦争のシリアスな側面も描いております。お子様にぜひどうぞ。
あと、前作でも「怪盗カイザー・アラジン」とか「ジョンスン島のゴモラーさま」というネタを入れてたんですが、今回はそれ以上に大量のネタを投入しています。分かる人だけ笑ってください。
こちらは前作。
夏休みは戦争へ行こう!
角川書店 1900円+税
2010年2月10日発売予定
史上最高の超天才少女・知絵と、地上最強の冒険少女・夕姫。近未来を舞台に、2人が繰り広げる子供向けのノンストップ・アドベンチャー小説の第2弾。
前作では怪盗相手の大冒険だったけど、今回はタイトル通り、知絵と夕姫が夏休みを利用して、戦争を続けている東南アジアの国に出かけます。
橋本晋さんのカバーはこんな感じ。(クリックすると拡大します)
いつものことながら、橋本さん、いい絵を描いてくださいます。『シュレディンガーのチョコパフェ』とかもそうだったけど、作中に登場するいろんな要素がちりばめられているんですな。
ミサイルの板野サーカスと、ウサギ、サボテン、カッパ、クラゲ、ウシ、ハト、カニ(画面右上)、フラフープつけたメイドさんたちと黒い潜水艦とタイムボカン風ビークルとピンクの毛虫(画面中央)、ザリガニみたいな小型ロボとピンクの空飛ぶ車(画面上)など、かなり細かいところまでフォローされていて、作者としては感涙ものであります。読み終わった子供が、カバーイラストを見直して、いろんなものを発見する楽しみがありそうですね。
どんな話かというと……これらが全部出てくる話です。いや、冗談抜きで。
格闘戦とカーチェイスにはじまって、空中戦、潜水艦戦、ジャングル戦、市街戦、ミサイル、ロボット兵器、空襲、地雷などなど、1冊の中で戦争のあらゆるパターンを網羅しています。出てこないのはゲリラと核兵器ぐらいかな?
前作ではあまり見せ場のなかった〈メロンジュース〉も、今回はすっかり主役メカ。知絵の「この船がなぜ強襲揚陸艦と呼ばれてるか、その理由を教えてあげるわ」というセリフはお気に入りです。
もちろん、アクションとギャグだけじゃなく、戦争のシリアスな側面も描いております。お子様にぜひどうぞ。
あと、前作でも「怪盗カイザー・アラジン」とか「ジョンスン島のゴモラーさま」というネタを入れてたんですが、今回はそれ以上に大量のネタを投入しています。分かる人だけ笑ってください。
こちらは前作。
2009年12月14日
冬コミの新刊
いつもは冬コミには参加しないんだけど、今年は夏コミに味をしめた娘が「行きたい!」とねだるもんで、サークル参加します。
31日(木)西1ホール
よ-26a
心はいつも15才
お断りしておきます。今回も『チャリス』は出ません。娘も店番をするのですが、さすがに13歳の娘に18禁本売らせるわけにはいかないので、あと5年間はうちのサークルで18禁本は出せません(泣)。
『チャリス』については、今後は他のサークルに委託するか、通販にすることを検討しています。とりあえず来年前半には出したいです。
今回の新刊はこの2冊。
●『MADなボクたち 2009Winter』
夏に出した冊子の大幅増補改訂版。ニコ動・YouTubeの傑作MADを紹介する本。夏以後に出た『咲-Saki-』『化物語』『けいおん!』『とある科学の超電磁砲』などのMADも追加。MMD、人力ボーカロイド、アイマスの紙芝居動画なども取り上げます。
メインの特集は「この作者に注目!」。執筆陣がお気に入りのMAD作者を応援します。
●『生徒会の百式』
『生徒会の一存』シリーズのパロディ小説。全3話を収録。
・第1話「全裸になる生徒会」
アニメ版のDVD特典に何をつけるかという会議が、杉崎や知弦の暴走で、どんどん危険な方向に……。
・第2話「SFする生徒会」
急にSFに目覚めたくりむ。どうすれば碧陽学園がSFになるかを話し合うが、例によってひどい案しか出てこなくて……。
・第3話「同人する生徒会」
冬コミで同人誌を出すことになった生徒会。パロディネタを話し合ううち、杉崎と真冬の変態妄想合戦に発展! 勝者はどっちだ?
以下は内容の一部です。
「ふうん? その昔、『ダ○ヤモンド・アイ』のLDに付いていたという《ばれたかチャプター》みたいなものかしら」
「知弦さん、何でそんな変なこと知ってんですか」
「キーくんのおすすめというと、具体的にはどんなシーン?」
「たとえば、一話の知弦さんの水着シーンとか、深夏のウェディングドレスとか、二話の会長のひとりエッチのシーンとか、三話のリリシアさんのパンチラとか……」
「待ちなさい!」会長が立ち上がった。「今、明らかに実際に存在しなかったシーンが混じってたわよねえ!?」
「あれ? 俺の脳内では……」
「あんたの脳内は改竄されまくりよ!」
「じゃあ、DVDで特典映像として追加しましょう」
「しなくていいよ!」
「だってこういうDVDには特典映像がつきものですよ。いいじゃないですか、〈桜野くりむの乗馬マシン〉」
「ニ○動にアップされたら〈公式が病気シリーズ〉タグ貼られるよねえ!?」
――「全裸になる生徒会」より
「じゃあ、お前はどうなんだ、深夏。この学園がどうすればSFになるか、案はあるのか?」
「ん? タイムスリップなんていいんじゃね?」
「ほう、お前にしてはまともな発想……」
「この学園ごと遠い未来に飛ばされるんだ! そこは文明滅亡後の荒廃した世界! 生徒たちは巨大な怪虫やクモのような未来人類に襲われ、一人また一人と……」
「うわー、やめてー! そんなギョエーな世界はいやー!」
「だったら過去にしよ。あたしら生徒全員、太平洋戦争中に飛ばされるんだ。でもって歴史を変えて、日本を勝利に導くんだよ」
「ふむ、架空戦記か。でも、ああいうのって普通、現代の兵器を過去に持ち込んだり、未来の知識で新兵器とか開発したりするんじゃないのか? 俺たちにそんな知識なんてないだろ」
「何言ってんだ! 武器なんかに頼るな! 頼るのはおのれの肉体のみ!」
「徒手空拳!?」
「あたしが肉体を鍛えてるのも、そういう事態に備えてのこと!」
「タイムスリップに備えてんのかよ!? だいたい物量を誇るアメリカ相手に、素手じゃ勝てねーよ!」
「根性があれば乗り切れる!」
「その思想で日本は負けたんですが!」
「あたしだけじゃないぞ。碧陽学園生徒全員、前線に送られる!」
「学徒出陣!?」
「インパールへ! ガダルカナルへ! アッツ島へ!」
「生還率低そ~っ!」
――「SFする生徒会」より
〈例によって遅刻気味に、俺が校舎の階段を駆け上がっていると、丁度踊り場のところで、空から女の子が降ってきた。
それが、桜野ヶ原くりむだった。
それも正確に言うなら、別に空から降ってきたわけではなく、階段を踏み外した桜野ヶ原が後ろ向きに倒れてきただけのことだったのだが――避けることもできたのだろうけど、俺は、咄嗟に、桜野ヶ原の身体を受け止めた。
避けるよりは正しい判断だっただろう。
いや、間違っていたのかもしれない。
何故なら。
咄嗟に受け止めた桜野ヶ原の胸が、とても――とてつもなく、薄かったからだ。洒落にならないくらい、不思議なくらい、不気味なくらい――薄かったからだ。
存在しないかのように。
そう。
桜野ヶ原には、およそ胸と呼べるようなものが、全くと言っていいほど、なかったのである。〉
「私、そこまでペチャパイじゃないもん!」会長が抗議する。「最低限のふくらみはあるよ!」
「いや、だからパロディですって」と俺。「蟹に根こそぎバストと身長を持って行かれたんですよ」
――「同人する生徒会」より
あくまで二次創作ですので、会長が絵本以外の本を読んでたり、真冬ちゃんが原作以上に壊れてたり、いろいろ違っているところはありますが、スルーしてください。
なお、18禁ではありませんが、原作よりエロネタやや多めです。
31日(木)西1ホール
よ-26a
心はいつも15才
お断りしておきます。今回も『チャリス』は出ません。娘も店番をするのですが、さすがに13歳の娘に18禁本売らせるわけにはいかないので、あと5年間はうちのサークルで18禁本は出せません(泣)。
『チャリス』については、今後は他のサークルに委託するか、通販にすることを検討しています。とりあえず来年前半には出したいです。
今回の新刊はこの2冊。
●『MADなボクたち 2009Winter』
夏に出した冊子の大幅増補改訂版。ニコ動・YouTubeの傑作MADを紹介する本。夏以後に出た『咲-Saki-』『化物語』『けいおん!』『とある科学の超電磁砲』などのMADも追加。MMD、人力ボーカロイド、アイマスの紙芝居動画なども取り上げます。
メインの特集は「この作者に注目!」。執筆陣がお気に入りのMAD作者を応援します。
●『生徒会の百式』
『生徒会の一存』シリーズのパロディ小説。全3話を収録。
・第1話「全裸になる生徒会」
アニメ版のDVD特典に何をつけるかという会議が、杉崎や知弦の暴走で、どんどん危険な方向に……。
・第2話「SFする生徒会」
急にSFに目覚めたくりむ。どうすれば碧陽学園がSFになるかを話し合うが、例によってひどい案しか出てこなくて……。
・第3話「同人する生徒会」
冬コミで同人誌を出すことになった生徒会。パロディネタを話し合ううち、杉崎と真冬の変態妄想合戦に発展! 勝者はどっちだ?
以下は内容の一部です。
「ふうん? その昔、『ダ○ヤモンド・アイ』のLDに付いていたという《ばれたかチャプター》みたいなものかしら」
「知弦さん、何でそんな変なこと知ってんですか」
「キーくんのおすすめというと、具体的にはどんなシーン?」
「たとえば、一話の知弦さんの水着シーンとか、深夏のウェディングドレスとか、二話の会長のひとりエッチのシーンとか、三話のリリシアさんのパンチラとか……」
「待ちなさい!」会長が立ち上がった。「今、明らかに実際に存在しなかったシーンが混じってたわよねえ!?」
「あれ? 俺の脳内では……」
「あんたの脳内は改竄されまくりよ!」
「じゃあ、DVDで特典映像として追加しましょう」
「しなくていいよ!」
「だってこういうDVDには特典映像がつきものですよ。いいじゃないですか、〈桜野くりむの乗馬マシン〉」
「ニ○動にアップされたら〈公式が病気シリーズ〉タグ貼られるよねえ!?」
――「全裸になる生徒会」より
「じゃあ、お前はどうなんだ、深夏。この学園がどうすればSFになるか、案はあるのか?」
「ん? タイムスリップなんていいんじゃね?」
「ほう、お前にしてはまともな発想……」
「この学園ごと遠い未来に飛ばされるんだ! そこは文明滅亡後の荒廃した世界! 生徒たちは巨大な怪虫やクモのような未来人類に襲われ、一人また一人と……」
「うわー、やめてー! そんなギョエーな世界はいやー!」
「だったら過去にしよ。あたしら生徒全員、太平洋戦争中に飛ばされるんだ。でもって歴史を変えて、日本を勝利に導くんだよ」
「ふむ、架空戦記か。でも、ああいうのって普通、現代の兵器を過去に持ち込んだり、未来の知識で新兵器とか開発したりするんじゃないのか? 俺たちにそんな知識なんてないだろ」
「何言ってんだ! 武器なんかに頼るな! 頼るのはおのれの肉体のみ!」
「徒手空拳!?」
「あたしが肉体を鍛えてるのも、そういう事態に備えてのこと!」
「タイムスリップに備えてんのかよ!? だいたい物量を誇るアメリカ相手に、素手じゃ勝てねーよ!」
「根性があれば乗り切れる!」
「その思想で日本は負けたんですが!」
「あたしだけじゃないぞ。碧陽学園生徒全員、前線に送られる!」
「学徒出陣!?」
「インパールへ! ガダルカナルへ! アッツ島へ!」
「生還率低そ~っ!」
――「SFする生徒会」より
〈例によって遅刻気味に、俺が校舎の階段を駆け上がっていると、丁度踊り場のところで、空から女の子が降ってきた。
それが、桜野ヶ原くりむだった。
それも正確に言うなら、別に空から降ってきたわけではなく、階段を踏み外した桜野ヶ原が後ろ向きに倒れてきただけのことだったのだが――避けることもできたのだろうけど、俺は、咄嗟に、桜野ヶ原の身体を受け止めた。
避けるよりは正しい判断だっただろう。
いや、間違っていたのかもしれない。
何故なら。
咄嗟に受け止めた桜野ヶ原の胸が、とても――とてつもなく、薄かったからだ。洒落にならないくらい、不思議なくらい、不気味なくらい――薄かったからだ。
存在しないかのように。
そう。
桜野ヶ原には、およそ胸と呼べるようなものが、全くと言っていいほど、なかったのである。〉
「私、そこまでペチャパイじゃないもん!」会長が抗議する。「最低限のふくらみはあるよ!」
「いや、だからパロディですって」と俺。「蟹に根こそぎバストと身長を持って行かれたんですよ」
――「同人する生徒会」より
あくまで二次創作ですので、会長が絵本以外の本を読んでたり、真冬ちゃんが原作以上に壊れてたり、いろいろ違っているところはありますが、スルーしてください。
なお、18禁ではありませんが、原作よりエロネタやや多めです。
2009年12月07日
今月発表の短編2本
先の『NOVA』の他にも、今月は僕の短編が2本、雑誌に載ります。
●「名被害者・一条(仮名)の事件簿 第1話
麗子さん(仮名)と血染めのノコギリ」
『メフィスト2009 VOL.3』
講談社・12月7日発売
新シリーズ。なぜかしゅっちゅう殺人犯のターゲットにされる、名探偵ならぬ「名被害者」という属性を持つ女子高生・一条(仮名)。毎回、彼女と犯人との息詰まらないやりとりが展開するというコメディ。
ご注意! この作品はミステリではありません。謎の論理的な解明を期待しないでください。
●「地球から来た男」
『SFマガジン 2010年2月号』
早川書房・12月25日発売予定
『地球移動作戦』の35年後の世界が舞台。太陽系外に向かう小惑星船に密航した青年の正体は?
自分で言うのもなんですが、ちょっとした「問題作」です。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、クラークのあまり有名ではない短編がヒントになっているとだけ言っておきます。
ちなみにこの号は「創刊50周年記念特大号 PART・2 日本SF篇」で、日本作家21人による書き下ろし作品が並びます。こんな大きな節目となる号に書けたのは、まことに光栄です。
●「名被害者・一条(仮名)の事件簿 第1話
麗子さん(仮名)と血染めのノコギリ」
『メフィスト2009 VOL.3』
講談社・12月7日発売
新シリーズ。なぜかしゅっちゅう殺人犯のターゲットにされる、名探偵ならぬ「名被害者」という属性を持つ女子高生・一条(仮名)。毎回、彼女と犯人との息詰まらないやりとりが展開するというコメディ。
ご注意! この作品はミステリではありません。謎の論理的な解明を期待しないでください。
●「地球から来た男」
『SFマガジン 2010年2月号』
早川書房・12月25日発売予定
『地球移動作戦』の35年後の世界が舞台。太陽系外に向かう小惑星船に密航した青年の正体は?
自分で言うのもなんですが、ちょっとした「問題作」です。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、クラークのあまり有名ではない短編がヒントになっているとだけ言っておきます。
ちなみにこの号は「創刊50周年記念特大号 PART・2 日本SF篇」で、日本作家21人による書き下ろし作品が並びます。こんな大きな節目となる号に書けたのは、まことに光栄です。
タグ :SF
2009年12月07日
書き下ろし日本SFコレクション『NOVA 1』
現在発売中です。

大森望責任編集
書き下ろし日本SFコレクション
『NOVA 1』
河出文庫・950円+税
最強の〈書評家/翻訳家/SF家〉が満を持して放つ、単独責任編集オリジナル日本SFアンソロジー。第1弾は10人の完全新作による饗宴+故伊藤計劃の絶筆特別収録。
●北野勇作「社員たち」
得意先から帰ってきたら、会社が地中深くに沈んでいた
●小林泰三「忘却の侵略」
「冷静に観察すればわかることだ。姿なき侵略者の攻撃は始まっている」
●藤田雅矢「エンゼルフレンチ」
ひとり深宇宙に旅立ったあなたと、もっとミスドでおしゃべりしてたくて
●山本弘「七歩跳んだ男」
その男は死んでいた。初の月面殺人事件か? 本格SF的と学会的本格ミステリ開幕
●田中啓文「ガラスの地球を救え!」
……なにもかも、みな懐かしい……SFを愛する者たちすべての魂に捧ぐ
●田中哲弥「隣人」
家庭を襲い胃を満たし脳に染み入るこの臭い……恐ろしい非常識が越してきた
●斉藤直子「ゴルコンダ」
先輩の奥さん、めちゃめちゃ美人さんだし、こんな状況なら憧れの花びら大回転ですよ
●牧野修「黎明コンビニ血祭り実話SP」
戦え! 対既知外生命体殲滅部隊ジューシーフルーツ!!
●円城塔「Beaver Weaver」
海狸(ビーバー)の紡ぎ出す無限の宇宙のあの過去と、いつかまた必ず出会う
●飛浩隆「自生の夢」
七十三人を死に追いやった稀代の殺人者が、かの怪物を滅ぼすために、いま、召還される。
●伊藤計劃「屍者の帝国」
わたしの名はジョン・H・ワトソン。軍医兼フランケンシュタイン技術者の卵だ。――圧巻の絶筆、特別収録
――河出書房新社のサイトより
故・伊藤計劃氏の作品以外、すべてこのアンソロジーのために書き下ろされた新作。ご覧の通り、内容はバラエティに富んでいて、いずれもその作家の持ち味があふれている作品ばかりです。
僕の「七歩跳んだ男」は、月面基地で起きた怪死事件の謎を追うSFミステリです。他の方々に負けまいと、あえて直球ど真ん中のサイエンス・フィクションで勝負しました。

大森望責任編集
書き下ろし日本SFコレクション
『NOVA 1』
河出文庫・950円+税
最強の〈書評家/翻訳家/SF家〉が満を持して放つ、単独責任編集オリジナル日本SFアンソロジー。第1弾は10人の完全新作による饗宴+故伊藤計劃の絶筆特別収録。
●北野勇作「社員たち」
得意先から帰ってきたら、会社が地中深くに沈んでいた
●小林泰三「忘却の侵略」
「冷静に観察すればわかることだ。姿なき侵略者の攻撃は始まっている」
●藤田雅矢「エンゼルフレンチ」
ひとり深宇宙に旅立ったあなたと、もっとミスドでおしゃべりしてたくて
●山本弘「七歩跳んだ男」
その男は死んでいた。初の月面殺人事件か? 本格SF的と学会的本格ミステリ開幕
●田中啓文「ガラスの地球を救え!」
……なにもかも、みな懐かしい……SFを愛する者たちすべての魂に捧ぐ
●田中哲弥「隣人」
家庭を襲い胃を満たし脳に染み入るこの臭い……恐ろしい非常識が越してきた
●斉藤直子「ゴルコンダ」
先輩の奥さん、めちゃめちゃ美人さんだし、こんな状況なら憧れの花びら大回転ですよ
●牧野修「黎明コンビニ血祭り実話SP」
戦え! 対既知外生命体殲滅部隊ジューシーフルーツ!!
●円城塔「Beaver Weaver」
海狸(ビーバー)の紡ぎ出す無限の宇宙のあの過去と、いつかまた必ず出会う
●飛浩隆「自生の夢」
七十三人を死に追いやった稀代の殺人者が、かの怪物を滅ぼすために、いま、召還される。
●伊藤計劃「屍者の帝国」
わたしの名はジョン・H・ワトソン。軍医兼フランケンシュタイン技術者の卵だ。――圧巻の絶筆、特別収録
――河出書房新社のサイトより
故・伊藤計劃氏の作品以外、すべてこのアンソロジーのために書き下ろされた新作。ご覧の通り、内容はバラエティに富んでいて、いずれもその作家の持ち味があふれている作品ばかりです。
僕の「七歩跳んだ男」は、月面基地で起きた怪死事件の謎を追うSFミステリです。他の方々に負けまいと、あえて直球ど真ん中のサイエンス・フィクションで勝負しました。
タグ :SF
2009年11月25日
小松左京コレクション『すぺるむ・さぴえんすの冒険』
『すぺるむ・さぴえんすの冒険』小松左京コレクション(ボクラノSF)
福音館書店 1890円
解説を書かせていただきました。
収録作品は以下の通り。なお、収録作品を選んだのは僕ではありません。
「夜が明けたら」
「お召し」
「すぺるむ・さぴえんすの冒険」
「牛の首」
「お糸」
「結晶星団」
個人的には「お糸」がものすごく好きです。パラレルワールドものの傑作。この魅力的な世界をぜひ多くの読者に知っていただきたいと思います。
「夜が明けたら」は、初めて読んだ時、ものすごく怖かった作品。なぜこんなことが起きたのかという説明が何もないところが、不安でたまりません。
「牛の首」は、今や有名になった都市伝説のルーツ。
以下に僕が書いた解説文の一部を引用。「本はあとがきから読む」という読者のために、「読んだら必ず本編を読みたくなるあとがき」を目指しました。対象年齢は10代の若い読者です。
福音館書店 1890円
解説を書かせていただきました。
収録作品は以下の通り。なお、収録作品を選んだのは僕ではありません。
「夜が明けたら」
「お召し」
「すぺるむ・さぴえんすの冒険」
「牛の首」
「お糸」
「結晶星団」
個人的には「お糸」がものすごく好きです。パラレルワールドものの傑作。この魅力的な世界をぜひ多くの読者に知っていただきたいと思います。
「夜が明けたら」は、初めて読んだ時、ものすごく怖かった作品。なぜこんなことが起きたのかという説明が何もないところが、不安でたまりません。
「牛の首」は、今や有名になった都市伝説のルーツ。
以下に僕が書いた解説文の一部を引用。「本はあとがきから読む」という読者のために、「読んだら必ず本編を読みたくなるあとがき」を目指しました。対象年齢は10代の若い読者です。
偉大なSFの巨人
小松左京さんは間違いなく日本で最高のSF作家です。
一九三一年生まれ。雑誌記者やラジオの漫才台本の作者などの職業を経て、一九六二年、『SFマガジン』一〇月号に掲載された「易仙逃里記」でプロ作家としてデビューされました。代表的な長編には、『日本アパッチ族』『エスパイ』『復活の日』『明日泥棒』『果しなき流れの果に』『見知らぬ明日』『継ぐのは誰か』『こちらニッポン…』『さよならジュピター』『首都消失』『虚無回廊』などがあります。一九七三年の『日本沈没』は大ベストセラーになり、二度も映画化されました。短篇はデビューから二〇年間に約二五〇本も発表されており、同じぐらいの数のショートショートもあります。
その作品傾向もバラエティに富んでいます。現代日本を襲う異常事態を描いた『日本沈没』『首都消失』のような社会派SFや、『果しなき流れの果に』『さよならジュピター』『虚無回廊』のような壮大なスケールの本格SFがあるかと思えば、爆笑のドタバタ・コメディやパロディや社会風刺、ぞっとするホラーやサスペンス、軽いオチのついたショートショート、しんみりした人情話、子供向けのSF童話、大人向けのエロチックな小説……小松さんが書いていないジャンルを探す方が難しいぐらいです。しかも苦手なジャンルというものがないのか、どんな話もとても上手いのです。小説だけでなく、エッセイやノンフィクションもたくさん書かれています。
僕の場合、小学校高学年の時に、父が買ってきた小説誌に載っていた、「子供たちの旅」や「模型の時代」といった短篇SFを読んだのが最初です。特に「模型の時代」は、人々がプラモデル作りに熱中している未来世界を描いたコメディで、子供心に「こんな面白いものを書く人がいるんだ」と感心したものです。それ以来、多くの作品を読んできて(それでも膨大な全作品の三分の一ぐらいでしかないのですが)、いろいろな影響を受けました。
今では僕もSF作家です。しかし、最初の長編の出版から二〇年以上になるのに、作品の数でも質でも、この巨人の足元にも及びません。この先も当分、小松さんを上回るSF作家は現われないのではないかと思います。
その小松さんの短篇の中から、ここに紹介するのはたった六作品です。本当はこの何倍もの数の傑作がひしめいているのですが、一冊の本に載せられる分量には限りがあるので、しかたありません。いわば“小松左京入門編”として、その才能の一端を味わっていただきたいと思います。
(以下略)
タグ :SF
2009年11月09日
同人誌通販
このほどCOMIC ZINさんに同人誌の通販を取り扱っていただくことになりました。
(価格はすべて税込み)
『MADなボクたち 2009』 420円
ニコニコ動画・YouTubeのMADを応援する本。 (残部わずか)
『みづき・ふりーだむ!』 1050円
娘の学園生活をヒントに創作した「字で読む4コママンガ」。
『チャリス・イン・ハザード1 魔島からの脱出』 1050円
『チャリス・イン・ハザード2 脅威の少女核爆弾』 1050円
『チャリス・イン・ハザード3 ファイナル・オーバーヒート(上)』 1050円
18禁。美少女エロチック・アクション小説シリーズ。
アンド・ナウの会『僕らを育てたSFのすごい人』 945円
日本SF会の重鎮、柴野拓美氏へのインタビュー。
なお、『チャリス』の最終巻は来年出版予定です。(今年の冬コミは急遽、『生徒会の一存』のパロディ本を出すことにしたもんで)
(価格はすべて税込み)
『MADなボクたち 2009』 420円
ニコニコ動画・YouTubeのMADを応援する本。 (残部わずか)
『みづき・ふりーだむ!』 1050円
娘の学園生活をヒントに創作した「字で読む4コママンガ」。
『チャリス・イン・ハザード1 魔島からの脱出』 1050円
『チャリス・イン・ハザード2 脅威の少女核爆弾』 1050円
『チャリス・イン・ハザード3 ファイナル・オーバーヒート(上)』 1050円
18禁。美少女エロチック・アクション小説シリーズ。
アンド・ナウの会『僕らを育てたSFのすごい人』 945円
日本SF会の重鎮、柴野拓美氏へのインタビュー。
なお、『チャリス』の最終巻は来年出版予定です。(今年の冬コミは急遽、『生徒会の一存』のパロディ本を出すことにしたもんで)
2009年10月31日
『別冊映画秘宝 東宝特撮総進撃』
『別冊映画秘宝 東宝特撮総進撃』
洋泉社 1600円+税

『海軍爆撃隊』(1940)から『ゴジラ FINAL WARS』(2004)まで、怪獣映画、戦争映画、パニック映画、SF・ファンタジー映画など、東宝特撮のすべてを語り尽くす究極のムック。スチール多数。
黒沢清、みうらじゅん、泉麻人、朱川湊人、切通理作、木原浩勝、とり・みき、金子修介、中野貴雄、河崎実、佐野史郎、福井晴敏、菊地秀行、土屋嘉男、川又千秋、アレックス・コックスら、豪華執筆陣。僕も『宇宙大戦争』『世界大戦争』『妖星ゴラス』の原稿を書かせていただきました。
開田裕治氏の表紙イラストは入魂の力作。表紙が怪獣(ど真ん中がジェットジャガー!)、裏表紙がメカ。背景がゴラスで、画面下が『世界大戦争』のラストの溶岩(ですよね?)という凝りよう。
マニアなら買いですよ、買い!
洋泉社 1600円+税

『海軍爆撃隊』(1940)から『ゴジラ FINAL WARS』(2004)まで、怪獣映画、戦争映画、パニック映画、SF・ファンタジー映画など、東宝特撮のすべてを語り尽くす究極のムック。スチール多数。
黒沢清、みうらじゅん、泉麻人、朱川湊人、切通理作、木原浩勝、とり・みき、金子修介、中野貴雄、河崎実、佐野史郎、福井晴敏、菊地秀行、土屋嘉男、川又千秋、アレックス・コックスら、豪華執筆陣。僕も『宇宙大戦争』『世界大戦争』『妖星ゴラス』の原稿を書かせていただきました。
開田裕治氏の表紙イラストは入魂の力作。表紙が怪獣(ど真ん中がジェットジャガー!)、裏表紙がメカ。背景がゴラスで、画面下が『世界大戦争』のラストの溶岩(ですよね?)という凝りよう。
マニアなら買いですよ、買い!
2009年10月01日
JTBカルチャー倶楽部で超常現象謎解き講座
僕も入っている懐疑主義団体ASIOSがカルチャー講座を開きます。
以下はASIOS公式ブログからの転載です。
参加費がちとお高いので、受講者がどれぐらい集まるのか心配です。
ちなみに僕が担当する10月24日の講座の内容は、テレビの超能力番組のトリックやヤラセを暴くというもので、以前、日本橋・三越のカルチャーサロン、下北沢の「楽園」、新宿の「ロフトプラスワン」でやったイベントの内容とダブっています。上記のイベントに来てくださった方には、同じネタをお見せすることになるかもしれません。ご注意ください。
下はパンフレットの一部。「太巻き花すし」「台湾茶」と並んで「超常現象」ってミスマッチ……。
以下はASIOS公式ブログからの転載です。
JTBカルチャー倶楽部で超常現象謎解き講座
本城です。
10月、11月、12月の計3回、JTBカルチャー倶楽部でASIOSが超常現象の謎解き講座(少人数制)を開くことになりました。
【日程・講師】
第1回 10月24日(土) 山本弘さん
第2回 11月28日(土) 原田実さん
第3回 12月26日(土) 本城達也 ※各回は第4土曜日です。
【時間】
各回とも19:00~20:30
(お仕事の都合などで遅れて参加されてもOK)
【内容】
怪奇現象、心霊写真、超能力捜査、超古代文明、オーパーツ……テレビや雑誌、本などで取り上げられる題材をもとに、 本講座では3人の講師がそれぞれ懐疑的なスタンスで検証を行い、わかりやすくオカルトの真相を解説していきます。(実際のオカルト番組の一部を一緒に見ながら進めることもあります)
※10月2日追記:第1回目は、ビデオとモニターを使い、実際のオカルト番組の一部を流しながら、解説を進めていきます。ただ流すだけでなく、同じ箇所を再生したり、スローや静止画面にして、画面に映るトリックの証拠を探したり、実際に現地で撮影した映像と比較して、番組スタッフが捏造している箇所を解説していきます。
【場所】
埼玉県越谷市 イオンレイクタウン「mori」-2F 「JTBカルチャー倶楽部」
JR武蔵野線「越谷レイクタウン駅」から、センターブリッジを通り、mori 2階 「トラベルストリート」へ。お車でお越しの場合、mori駐車場は土曜日無料です。
また、イオンレイクタウンは東京ドーム約5個分の広さがある日本最大級のショッピングセンターです。とにかく大きいので、お越しの際は事前にフロアマップで確認されることをお勧めします。
【参加費】
7875円(2625円×3)
各2625円(※10月2日追記:都合のつくどれか1回だけの参加も可能になりました)
※ 通常、JTBカルチャー倶楽部の講座を受講するには、入会金として別途5250円がかかりますが、お申し込みの際に「アシオスのブログを見た」とおっしゃっていただければ無料にしていただけるそうです。
【お申し込み方法】
TEL:048-990-1305 (受付時間 10:00~21:00・年中無休)
興味をお持ちの方は、ぜひご参加ください。
参加費がちとお高いので、受講者がどれぐらい集まるのか心配です。
ちなみに僕が担当する10月24日の講座の内容は、テレビの超能力番組のトリックやヤラセを暴くというもので、以前、日本橋・三越のカルチャーサロン、下北沢の「楽園」、新宿の「ロフトプラスワン」でやったイベントの内容とダブっています。上記のイベントに来てくださった方には、同じネタをお見せすることになるかもしれません。ご注意ください。
下はパンフレットの一部。「太巻き花すし」「台湾茶」と並んで「超常現象」ってミスマッチ……。

タグ :超常現象
2009年08月07日
コミケ直前情報
今年の僕のブースは、16日(日)東1ホール L-37b、「心はいつも15才」です。
すみません! カタログに記載されている『チャリス』完結編は今年も出ません!
出す気まんまんで、原稿も書き進めていたし、コミケ前の執筆スケジュールも空けておいたのですが、いきなり仕事がいくつも降ってきてしまいました(泣)。
さすがに本業を放り出してエロ同人誌書くのはまずいので、やむなく今年は断念いたしました(今もヒーヒー言いながら単行本の原稿を書いてます)。必ず完結させますので、もうしばらくお待ちください。
その代わり、すでにある原稿を活用して別の本を出します。
『みづき・ふりーだむ!』
私立の学園に入学した山本みづき(12歳)のコミカルな日常。中学1年の娘をモデルに、シナリオ形式で創作した、「字で読む学園4コママンガ」。
mixi日記で不定期連載していた文章をまとめて加筆したものです。
『MADなボクたち 2009』
ニコ動・YouTubeの傑作MADを紹介する本です。
2007年冬コミに出した『MADなボクたち』の大幅増補改訂版。増補部分の執筆には友人が協力してくれました。
また、隣のサークル「アンド・ナウの会」ではこんな本を販売します。
『僕らを育てたSFのすごい人 柴野拓美インタビュー』
日本SF界の重鎮・柴野拓美氏に長時間インタビュー。戦争中の体験、銚子事件やCBA騒動など日本のUFO研究界の創成期のエピソード、多くのSF作家を輩出したSF同人誌『宇宙塵』の歩み、『宇宙エース』『ガッチャマン』『テッカマン』など60~70年代のテレビアニメの裏話、日本SF大会の誕生、海外SF翻訳などなど、貴重な歴史的証言が満載です。
柴野さんがいなかったら、コミケもコスプレも存在しなかったかも!? こんなすごい人がいたことを多くの方に知っていただきたいと思います。

