2018年04月07日

緊急!また@ichinoseyayoiがデマをばらまいています!・3

 それだけではありません。@ichinoseyayoiは同じ日にこんなまとめも作っています。

SFマガジンの発売の合間に読んだ話。日記
https://togetter.com/li/1215705

私は「SFを批判する国語教師が嫌いで文学を読めと迫る国語教師に不満をもつ人物が登場し、日本人の虐殺について語る小説」が好きなのだが、なぜかそういう小説を集めると作家に偏りが出てきてしまうという悩みがある。

というわけでそんなWEB小説をたまたまみつけて読んだのだが、私はぜんぜん世間というものを知らんのだなとつくづく思うわけだ。


たまたまみつけて読んだ」!

 嘘つけ! お前、これまで僕の小説を『サイバーナイト』や『妖魔夜行』の頃から読んでたくせに!

https://togetter.com/li/1079748

『神は沈黙せず』や「リトルガールふたたび」も読んでるんだよな!

https://togetter.com/li/1079744

 最新作の『プラスチックの恋人』だって、〈SFマガジン〉連載時から読んでたくせに!

https://togetter.com/li/1113470

 なんでそんなすぐバレる嘘をつくのか。

 とにかく、@ichinoseyayoiは平気で嘘をつく人物だということをご理解ください。彼が書くことは嘘である可能性が高いので、決して拡散しないように。
 僕も常に@ichinoseyayoiの動向を監視しているわけにいきませんので、嘘や誹謗中傷(僕に対してだけじゃなく、ビブリオバトル関係者などに対しても)を見かけたら、Twitter社に通報していただくようお願いします。

【追記】
 今回、@ichinoseyayoiがこんなまとめを作ったのは、〈「日本人の虐殺について語る小説」が好き〉などと偽って、自分が狂信的なリベラルのように見せかける一方、『夢は光年の彼方に』の中から一部分だけを抜き出して小説全体について誤った印象を与え、政治的に過敏な反応をする者たちを煽り、僕に対する攻撃を引き起こさせようと企んだと思われます。
 彼はこれまでも、「親を敬うことを教えることがオカルトであることを山本弘が簡単に説明する」などという、僕が言ってもいないことをタイトルにしたり、「在日特権とビブリオバトル小説」というタイトルで〈BISビブリオバトル部〉シリーズが在日特権について書かれていると思わせようとした前科があります。僕の発言の一部だけを抜粋して誤解を起こさせようと企むのが常套手段なのです。
 今回のまとめにしても、僕は作中で、東日本大震災の際の中国人窃盗団デマや放射能デマについてもずいぶん触れていますし、もちろんデマ以外について触れた箇所もかなり長いのですが、そこをしれっと無視して政治家に関するデマのくだりばかりをクローズアップするって、明らかに何らかの意図がありますよね?
 しかも案の定、コメント欄では、@ichinoseyayoiのテクニックにひっかかって、『夢は光年の彼方に』を読みもせずに、僕への攻撃に終始している者が何人も……。

 僕の小説を批判するなとは言いません。ただし、どうか小説の実物を読んでからにしてください。(ちなみに僕はあの騒動の後、『JKハル』は最後まで読みましたから(笑))

http://www.webmysteries.jp/special/biblio-01.html
  
タグ :デマ


2018年04月07日

緊急!また@ichinoseyayoiがデマをばらまいています!・2

 彼が4月6日にアップしたのはこんなまとめ。

ビブリオバトル大会の不満、動員の殴り合いについての日記
https://togetter.com/li/1215686

 はあ? ビブリオバトルで「殴り合い」? 何のこと?
 読んでみてあきれました。@iciinoseyayoiが事実であるように書いていることは、ほとんどすべて、僕が書いた『翼を持つ少女』のストーリーそのまんまなのです! つまりフィクションです。



 まあ、参加者の多い大会では、組織票もあるでしょう。実際、ビブリオバトル公式ウェブサイトでも、発案者の谷口忠大先生が「ある大会では,明確にある先生が主導して,生徒たちに自分たちの学校の生徒の発表に投票をさせた ということがあったと聞きます.」という、事実だとしたら教育者の風上にもおけないような例が紹介されています。
http://www.bibliobattle.jp/douyatte-kai-cuisuru/the-organized-vote
 でも、「あったと聞きます」とあるように、一部でささやかれているだけで、「動員の殴り合い」などという大きな騒ぎになっていないのは確かです。念のため「ビブリオバトル 組織票」で検索してみましたが、大会でそんな大きなトラブルがあったという話はヒットしませんでした。

 前にも書きましたが、@iciinoseyayoiがこれまでに書いてきた内容には、彼自身のビブリオバトル参加体験が何ひとつ含まれていません。書いている内容は、僕の小説をはじめ、ビブリオバトル関連の書籍に書かれているもの、それにYoutubeで見た動画だけ。つまり@iciinoseyayoiは実際にビブリオバトルに参加した経験はないと判断せざるを得ないのです。
 @iciinoseyayoiの記述を読んでも、参考にしているのは『翼を持つ少女』の内容だけであるのは明白です。しかも僕は作中で、今回だけの特殊な状況であることを力説しています。現実のビブリオバトルでは組織票が横行しているわけではないと。
 実際にビブリオバトルに参加した経験のない@iciinoseyayoiには、ビブリオバトルの裏側を知る機会はまずないでしょう。彼は小説の内容と自分の空想だけを根拠に、ビブリオバトルには不正が横行しているとデマを流しているのです。
 しかも「動員の殴り合い」などという、人目を惹く刺激的な言葉を使って。
 無論、そんな言葉を使っているのは@iciinoseyayoiだけです。いちおう「ビブリオバトル 殴り合い」でも検索してみましたけど、この@iciinoseyayoiのまとめ以外には、「ビブリオバトルとは鈍器並みの書籍を持って殴り合い最後まで立っている者が勝者となる死の競技」などといったジョークの類しかヒットしませんでした(笑)。


 僕は自分の悪口やデマを流されても、そんなに腹は立ちません。言われ慣れてますから(笑)。
 しかし、僕とは無関係な人たち、何の罪もないビブリオバトル愛好者の方々についての醜いデマを流すような行為は、断じて看過できません。それはあまりにも卑劣な行為ですから。
(つづく)  

2018年04月07日

緊急!また@ichinoseyayoiがデマをばらまいています!・1

 昨年、僕の小説から大量に文章を盗用してカクヨムに投稿しただけでなく、ツイッター上でビブリオバトルについてのデマをばらまいていた@ichinoseyayoiが、またデマを拡散しています。
 たとえば彼がtogetterで昨年11月に作ったこんなまとめ。

読書感想文が嫌いになった出来事を小説風に書いた
https://togetter.com/li/1166911

中学生の時に、「失われた世界の紹介なのになんで恐竜について触れないんですかwww」と老人につまらない難癖つけられた事について。実体験をコメディにアレンジして小説に書いただけなので嘘つき呼ばわりするのはやめて下さい。自分が実体験をコメディにアレンジして小説を書いた時には「実体験をコメディにアレンジして小説に書いただけ」というくせに、他人が実体験をコメディにアレンジして小説に書くと激怒する老人の話という複雑な話です。執筆途中なので、参考にした引用元はあとがきに書くので盗作ではありません。

中学生の頃、本を読んで面白かったところを面白かったと発表しただけなのに「どうして○○について触れないのか」と偉いおじいさんに馬鹿にされてから、本はあまり読みませんと言うようになった話。

個人の考え方には多様性があり、感じ方も人それぞれだからそれをあざ笑ったりしてはいけない、と普段から口にしている大御所作家様60歳ぐらいに昔、読書感想文発表会でみんなの前でこう言われた。

曰く「意外だったのが、ドイルの『失われた世界』を紹介した少年。『失われた世界』の紹介なのに、なぜか恐竜に一言も触れない。
質疑応答の時間にその点について質問したら、『恐竜以外の部分が面白かったから』とのこと。そんな子いるんだとちょっとびっくり」

言葉で説明するとニュアンスが伝わりにくいけど、動画でいうとこんな嫌な感じの「どうして○○について触れないんですかww」というやり取り。感想文ではないけど。youtube.com/watch?time_con…


 彼は自分が「中学生の時」に(昨年「40歳男性」と称していましたから、逆算すると25年以上前)に「大御所作家様60歳ぐらい」に言われた「実体験」と主張しているのですが、すべて嘘です。
 ここに書いてあることは、昨年10月21日に四條畷市役所で開かれた「ビブリオバトル市内中学生大会inなわて」について、僕がツイッターで書いた感想のパクリなんです。

意外だったのが、ドイルの『失われた世界』を紹介した少年。『失われた世界』の紹介なのに、なぜか恐竜について一言も触れない。
質疑応答の時間にその点について質問したら、「恐竜以外の部分が面白かったから」とのこと。そんな子いるんだ! と、ちょっとびっくり。

https://twitter.com/hirorin0015/status/922041892681875457

 僕は「なぜ恐竜について触れなかったんですか」と質問しただけで、少年を非難するようなことは何ひとつ言わなかったんですが、@ichinoseyayoiはそれをアレンジし、中学時代の自分が「偉いおじいさんに馬鹿にされた」と主張しているのです。
 25年以上前だと僕はまだ30代だし、作家としてデビューしたばかり。無論、中学生の「読書感想文発表会」なんて観に行ったことなどありません。

 しかも、それは嘘だと僕が指摘しても、@ichinoseyayoiはまったく反省も謝罪もせず、平然としています。実体験を小説にしたのが何が悪い、と開き直るのです。いや、それ、お前の実体験じゃねーし! 『失われた世界』について発表したこの少年も、僕に(僕以外の人にも)非難されてないんだから、「実体験」ではないんですが。

 この件も腹が立ったんですが、@ichinoseyayoiは今月に入って、いっそうひどいデマをばらまきはじめました。
(つづく)


  
タグ :デマ


2017年09月06日

『ビーバップ!ハイヒール』出演裏話

 番組の放映から1週間が経ったので、番組の裏側をお話ししましょう。

https://www.asahi.co.jp/be-bop/

「常識を超越している。科学的に説明不可能。そんな言葉に騙されてはいけません」
「超常現象の多くには、調べてみると意外な真相が隠されています」

 これは僕が考えたんじゃなく、台本に書いてあった台詞です。当たり前ですけど、こういう「かっこつけた台詞」は、あらかじめ台本で決められていて、出演者はその通りに喋ることを要求されるんです。もちろん、あまりにも自分の意図と違う場合は改変させてもらいますけど。
 この場合も、言い回しがなんか僕の言いたいことと違うので、何箇所か修正をお願いしましたが、だいたい台本通りに喋ってます。
 もっとも、トチって何度もリテイクしましたけどね(笑)。台本通りに喋るのってすごく苦手。あと、自分の演技力のなさにがっくりきます。まったく棒読みです。

 このシーンで画面にちらっと映る本の一冊は、ポピュラサイエンス臨時増刊、ジェラルド・ハードの『地球は狙われている』(講談社・1951)。〈BISビブリオバトル部〉の2巻『幽霊なんて怖くない』に出したので、ご存知の方も多いのでは?

 あと、パソコンのキーを叩いているシーンが映りますけど、実はあそこはテレビ局の会議室で撮影されています。ノートパソコンも僕のじゃなく、スタッフの私物。おまけにロックがかかっていて、キーを叩いても画面に文字は出ません(笑)。叩いてるふりをしてるだけです。
 小説家がこんな風にバラエティ番組に出演する時には、必ずと言っていいほど、パソコンで何かを打っているふりをさせられるんです。僕なんかもう何回やらされたことか。小説家の仕事風景のつもりなんでしょうが、当たり前ですけど、すべてヤラセです。TV局の取材が来てるのに、その前で仕事する小説家なんていません(笑)。
 学者の方の場合、分厚い本を読んでいるカットがよく映りますよね。こんな映像に何の意味があるのかなと、いつも疑問に思うんですが。

 たむらけんじがスペインで撮影したUFOの話。放映ではカットされてますけど、実は彼はかなりしつこかった!
 僕が「手ぶれでしょ?」と言うと、僕の席まで来て、スマホの画面を見せつけるんですよ。「これは絶対に手ぶれじゃありません」と、力強く。でも、僕は相手にしませんでした。
 というのも、その直前、「(手ぶれしないように)がっつりと脇を締めて」と撮影の模様を実演しているまさにその瞬間、彼の手が動いているのを目にしちゃったからです(笑)。でも、彼は自分の手が動いていたことにまったく気がついていませんでした。
 だからUFOを目撃した瞬間もそうだったんでしょう。本人は「スマホを固定していた」と思いこんでるけど、実際は興奮して揺れてたんじゃないかと。

 UFOの正体については、「凧じゃないですか」と推理を口にしました。海外にはLEDのついた凧があって、日本でも2011年に荒川で、それがUFOと誤認されて騒ぎになってるんです。それに似てるなと。でも、そこもカットです
https://www.youtube.com/watch?v=8754uaV_h_c
 あと、大晦日のカウントダウンの最中に撮影されたというのもひっかかります。カウントダウンの時には、他にも住民がいろんなものを飛ばしてるんじゃないでしょうか? 凧が飛んでいてもおかしくない気がします。
 まあ、正体が分からないという点では、まさにUFO(未確認飛行物体)ではあるんですが。

 お分かりでしょうけど、番組中で紹介されている謎解きは、ほとんど僕がやったものじゃありません。海外のニュースから拾ってきたネタや、ASIOSのメンバーが解明したやつばかりです。
 例外は最初から2番目の「トワイライト・フェノメノン」。あれはフジテレビの『ザ・ベストハウス123』で放映されたネタなんですが、当時、番組が終わった直後にすぐにインターネットで検索かけたら、2時間ほどで、日時や場所、原因から、なんというロケットかまで、すっかり特定できました。
 テレビでは「謎」と呼ばれていても、実はその程度の調査で真相が判明することが多いんです。ほとんどの人は、そんな調査をやらないだけで。

 三田光一の念写した「月の裏側」。
 僕はこの時、写真の背景の星空を指差して、江川達也氏に「これランダムじゃなく、手で打ってますよね?」と話を振りました。マンガでは星空を描く場合、黒いバックにブラシにつけたホワイトを散らすのが普通です。マンガ家さんならこの星の分布の不自然さにすぐ気がつくだろうと。
 実際、江川さんも「手で描いてますよね」と同意してくださったんですが、そこもカットされました。


 ノストラダムスの話だけは、僕の方からスタッフに、「このネタは受けるんじゃないんですか」と提案したもの。案の定、「五島勉」という人名は具体的に出せませんでしたし、構成は向こうにおまかせしたので、再現ドラマの考証がいろいろおかしいんですが、「実はインチキでした」というのは視聴者に伝わったと思います。
 オイルショックやトイレットペーパー騒ぎなんてものがあったことは、今の若い人は知らないでしょうし。

 ちなみに今発売中の『RikaTan(理科の探検)』という雑誌の10月号に、『ノストラダムスの大予言』という本のインチキを解説した記事を載せています。興味のある方はお読みいただければ幸いです。

 というわけで、どうにか本番は乗り切れた……思ってたんですが、最後の最後でハプニングが。「奥様は超常現象というのを信じておられるんですか」という質問を振られて、嘘をつくわけにもいかず、「我が家のトイレにドイツの幽霊がいる」という話をするはめになっちゃいました(笑)。
 前にも本に書きましたけど、妻は実は霊媒体質なんですよ。幽霊は見えないけど感じられるんだそうで。新婚直後、妻は友人たちとドイツに観光にいったんですが、帰ってからしばらくして「トイレに幽霊がいる」という話をしだしたんですよ。たぶん古城観光に行ったんで、その時についてきたらしいと。
 ドイツの古城の幽霊! それはかなり由緒正しい奴なんでは?
 妻の話によれば、特に悪い霊ではなかったらしく、お祓いをすることもなく、気がつくとどっかに行ったらしいんですけどね。

 その後、さらに放送ではカットされた部分があります。
「お子さんはどう思ってらっしゃるんですか?」と問われて、またも「娘も小さい頃は妖精さんや幽霊さんが見える子で……」という話をしちゃいました。
 いや、ほんと。小学校に入る前までは、当たり前のように妖精が見えてたり、亡くなったお祖父ちゃんが見えたりする子だったんですよ。今はもう大人になって、見えなくなってますけど。
 たぶん子供というのは誰でも、小さい頃は「見えない友達」がいるんじゃないかと思うんですよ。大きくなるにつれて見えなくなって、忘れてゆくだけで。

 というわけで、僕は家ではオカルトに関しては寛容なスタンスを貫いています。「そんなの見えたってたいしたことないよね」と。
 ですから我が家は、結婚以来20年以上、とても平和です。

  


2017年06月17日

盗作されました〔その後〕

 みなさま、ご心配をかけて申し訳ありませんでした。

 6月6日、以上の記事をアップした直後、同じ内容のメールを各方面にお送りしたのですが、KADOKAWA様からは2時間後に早くも謝罪のメールが届き、さらにその1時間後には該当作品の公開停止と、@ichinoseyayoiの規約違反によるアカウントBANを実行したと報せてきました。別アカウントによる投稿も防げるよう、対応策を取っているそうです。
 他にも東京創元社様、ビブリオバトル協会事務局様からもご連絡をいただいております。
 また6月9日づけで、カクヨムのトップに「カクヨムを利用する上で、注意していただきたいこと」というお知らせが載り、「盗作や盗用をしてはいけません」という注意があらためて強調されました。

 ネットで評判を見ると、今回の事件について、KADOKAWAを批判する声がありました。それはまったく見当違いであることを申し上げておきます。常に大量の作品がアップされ続けている投稿サイトというものの性質上、そのすべてに目を通し、盗作がないかチェックするのは、事実上不可能です。盗作があった場合、気づいた読者が指摘するしかないでしょう。
 今回の場合、@ichinoseyayoiの行為に気づいていながらも、発覚が遅れたのは、僕が情けをかけて通報を遅らせていたからであり、KADOKAWA様には何の責任もありません。
 むしろ素早い対応に感謝しております。

 今のところ、6月6日以降、ツイッター上でも@ichinoseyayoiの活動は確認されておりません。このままあきらめてくれることを望みます。
  
タグ :盗作


Posted by 山本弘 at 18:30Comments(6)作家の日常

2017年06月06日

盗作されました〔7〕

 それでも僕はまだ甘く見ていました。
 彼が次から次にまとめを立てていることは気づいていましたが、あえて口出しはしませんでした。@ichinoseyayoiもこんなことをいつまでも続けてはいないだろう。そのうち飽きるんじゃないか……と思っていたのです。
 しかし、彼は飽きませんでした。その後も執拗に、僕にまつわるまとめを作り続けました。内容は、僕の意見に賛同するものもあれば、僕に関するデマをばらまき、中傷するものもありました。

 5月16日のこと、彼は新たにこんなまとめを作りました。

AEDに対するデマが流れているので正しいリスクを山本弘が語る統計をもとに考えてみる
(現・コメント欄でまったく関係ない投稿が続くのでまとめは移転しました)
https://togetter.com/li/1110901

 そこに何人もの人がコメントをしているのを見て、僕は危惧を抱きました。@ichinoseyayoiがどんな人物か知らずに議論する人が増えるんじゃないかと思ったのです。そこでコメント欄(これはブロックされていませんでした)にこう書きこみました。

そいつは僕のネットストーカーです。これまでに作ってきたまとめを見れば一目瞭然です。 https://togetter.com/id/iciinoseyayoi

一見すると僕のファンのようですが、実はビブリオバトルについてのひどいデマを流して、僕を中傷したこともあります。「こういう質問がビブリオバトルではデフォだからホント面倒くさい」とか「あんな発表に票が入ったのはサクラがいるからです」とか、デタラメもいいところ。 https://togetter.com/li/1064217


 そうしたら、何と@ichinoseyayoiはこう返してきました。

このまとめと全く関係のない、他人の人格だけを否定するような書き込みを山本弘がするわけがありません。あなた、山本弘のツイッターを乗っ取って山本弘かのように発言されてますね。 しかも「これまでに作ってきたまとめ」を見れば、ビブリオバトルの説明について山本弘が正しいと説明していることは確認できます。https://togetter.com/li/1066234

yoshiaki_idol 山本弘のツイートに一切反論なんかしていません。山本弘のツイートにすべて共感して賛成しています。山本弘との間に因縁があるかのような荒らしコメントがあるせいでそのように見えてしまっているのは残念なことです。

それにしても、誤解して欲しくないからわざわざ「ビブリオバトル批判でも特定のビブリオバトル小説批判でもない。」と3回も繰り返したのに、それでも「僕を中傷したこともある」とか誤解する人って何なんだろう……。


 僕はこれを読んでぞっとしました。
 病状が進んでる!
 本物の僕が発言したのに、偽物だと思いこみ、「山本弘のツイッターを乗っ取って山本弘かのように発言されてますね」と、妄想を抱いているのです。
 しかも、「山本弘のツイートにすべて共感して賛成しています」とか「ビブリオバトル批判でも特定のビブリオバトル小説批判でもない。」などと、明らかに事実に反することを堂々と述べ、そのうえ自分のまとめのURLまで晒しています。それを読んだら、誰でも、どっちの言い分が正しいか理解できるというのに。
 彼はどうやら本気で、まとめのURLを示したら、自分の正しさをみんなが信じてくれると思っているようです。

 僕はそれまで、彼を虚言癖の持ち主だと思っていました。わざと嘘をついているのだと。でも、どうやら違うらしい。彼は本当に自分が書いていることが正しいと信じているようなんです。あれだけたくさん揚げ足を取ったり、反論しておきながら、「山本弘のツイートにすべて共感して賛成しています」と思っているらしいのです。
 もしかしたら、ビブリオバトルについてのデマをあんなに流したのも、デマのつもりではなく、彼の中では「事実」だったのかもしれません。僕の小説を読むうち、フィクションと現実の区別がつかなくなり、自分が本当にビブリオバトルで暴言を吐かれたと思いこんでしまったのかもしれない。
 単にアンチ、もしくはストーカーだと思ってたんですが、実はかなりやばい人に関わっていたのかもしれない。

 だからもう、躊躇しません。すべてをぶちまけます。
 放っておいたら、@ichinoseyayoiはこれからもツイッターやカクヨムで、ビブリオバトルに関するデマを広めるかもしれません。事実だと信じこんで。僕はかまわないんですが、僕以外の人たちに被害が拡大するのは無視できません。
 僕はそれを止める方法がありません。通報してアカウントを凍結させることができても、また別のアカウントで活動を続けることは目に見えています。前述のように、@ichinoseyayoiというツイッターアカウント自体、昨年の10月にできたものなのですから、どこかにきっと本垢があるはずです。
 できるのは、デマの被害をなるべく抑えること。@ichinoseyayoiが書いていることが事実ではない、信じてはいけないと世間に知らしめることです。

 そこでまず、カクヨムの運営者であるKADOKAWAと株式会社はてなの責任者の方にお願いします。
 上に取り上げた@ichinoseyayoiの作品2編を、規約違反としてただちに削除してください。
 その際、どのような違反行為があったのかを全ユーザーに説明し、再発を防止するため、今後、こうした行為を発見したらただちに削除することを明言してください。

 東京創元社の方には、特に要望はありません。しかし、今後、@ichinoseyayoiのデマ攻撃の矛先が出版社に向くということもありえますので、警戒してくださるようお願いいたします。

 一般社団法人ビブリオバトル協会の方には、こうしたデマを流す人物がいることを心に留め、デマが広まらないよう、正しいビブリオバトルの内容を周知徹底していただくよう、今後とも努力していただきたいと願います。

 そして、それ以外のみなさんには、世の中にはこういう人間もいるのだということを理解してください。
 しかし、ツイッターで攻撃したりするのはお控えください。論破しようと試みることもおやめください。議論は無駄です。@ichinoseyayoiはおそらく、あなたの主張を理解できません。そっとして、無視してあげるようお願いします。彼の主張を信じる人が現われない限り、無害ですから。

 以上です。長文をお読みいただき、ありがとうございました。
                                   山本弘
  

Posted by 山本弘 at 15:30Comments(10)作家の日常

2017年06月06日

盗作されました〔6〕

 他にも彼は、こんなまとめも作っています。

ビブリオバトルって気軽に参加していいの?と思ってる人に向けての言葉。
https://togetter.com/li/1070000

 一見すると、ビブリオバトル初心者へのアドバイスのように見せかけていますが、よく見れば、ここには@ichinoseyayoi自身の体験談が何ひとつ書かれていないことに気づきます。すべて僕の小説の引用か、市販のビブリオバトルの解説書に書いてあることの受け売りにすぎません。
 実際にビブリオバトルに参加したのなら、その実体験を書くはずです。しかし「本を読まないと答える人が多い理由」で@ichinoseyayoiが書いているのは、すでに述べたように、現実離れしたデタラメばかりです。だから彼は、実際はビブリオバトルをやった経験などないと結論するしかありません。
 さらに彼は、「本を読まないと答える人が多い理由」の中で、「ビブリオバトルを批判してるわけじゃない」と言いつつ、こんなことを書きます。

読書感想文が槍玉にあがるけど、結局のところビブリオバトルも読書感想文も一緒で、「正しい本」とか「正しい発表」とかわけの分からない「正しさ」を求められるから面倒なんだよね。

好きな本を紹介するというビブリオバトルのルールが、本が好きな人がやるべきに変わって、そんな間違った本間違った紹介するやつは本好きとはいえないに変わっていって。
はっきりいうと面倒くさくなった。

こういう人って、ビブリオバトルは勝敗にこだわらないとか、学校教育で無理やりやらせる事を批判してるだけとは口では言ってるけど、文脈どう読んでも、本を読まないやつレッテルを貼りたいだけなんだよね。


 これはいったいどこの世界のビブリオバトルなんでしょうね? ビブリオバトルに「正しい本」が求められている? 「ビブリオバトルのルールが、本が好きな人がやるべきに変わって」いった? 少なくとも、僕の生きているこの現代日本の話ではなさそうです。
 彼はパラレルワールドの日本に住んでいるのでしょう。

 さて、僕はこれまで、批判されたり悪口を書かれたりデマを流されたりした経験は数え切れないほどあります。
 ですから、今さら僕に対するデマを流す奴がいても、さほど気にはしません。「ああ、またか」と思い、たいていは無視します。
 しかし、そのデマが僕以外の人間を巻きこむものとなると、話は別です。@ichinoseyayoiがビブリオバトルについてのデマを流し、発表者を攻撃するような発言が「デフォ」であると書く行為は、全国の真面目なビブリオバトル愛好家の方々への悪質な誹謗中傷です。そんなデマを信じこむ人が現われたら大変です。
 だから僕は「本を読まないと答える人が多い理由」のコメント欄で、@ichinoseyayoiの主張がデタラメだらけであることを指摘し、「ビブリオバトルをやった経験もないのに、勝手に「ビブリオバトルに参加したら本好きからいじめられるに違いない」という妄想を膨らませている」と非難しました。
 するとその直後、「本を読まないと答える人が多い理由」というまとめは消されました。もちろん僕のコメントごとです。
 最近になって@ichinoseyayoiは、まとめは自分が消したのではなく、「そのまとめについては山本弘の発言からそれを忖度した大量の通報となり、運営が削除したのですが、私も山本弘も削除されて困っています」と言い出しました。

山本弘が困っているのでみなさん助けてください
https://togetter.com/li/1115628

 本当でしょうか? 確かに言えるのは、@ichinoseyayoiは「困って」などいないということです。なぜなら、彼は「本を読まないと答える人が多い理由」が消された直後、「本を読まないと答える理由」(https://togetter.com/li/1064217)と題して、ほとんど同じ内容のまとめをすぐに立てたからです。しかもそこには、前のまとめを「運営が削除した」などとは書かれていませんでした。
 そしてそちらは、昨年の12月28日に立てられて以来、いっこうに消される気配はありません。
 しかもその「本を読まないと答える理由」というまとめは、卑劣なことに、僕がコメント欄に書きこもうとしても、ブロックされています。
 ええ、確かに僕は困ってますよ。反論しようにも、@ichinoseyayoiに妨害されてるんですから!

 自分の発言がフィクションであることを僕に暴かれたのが、よほど悔しかったのでしょうか。彼はその後、「これはフィクションです」というフレーズを意味もなく多用するようになります。何にせよ、彼は平気で盗用をやり、嘘をつき、自分に対する批判をブロックするような人物なのです。
  

Posted by 山本弘 at 15:16Comments(0)作家の日常

2017年06月06日

盗作されました〔5〕

 @ichinoseyayoiの最も大きな問題は、「ビブリオバトルを批判してるわけじゃない」と言いつつ、ビブリオバトルについてのデマをばらまいていることです。
 昨年11月、@ichinoseyayoiは「本を読まないと答える人が多い理由」というまとめをTogetterにアップしていました(現在は削除)。その中では、「ビブリオバトルをみると、本を読まない人が多い理由がよくわかった」として、以下のような驚くべき主張がされていました。

えーと、映画版の『宇宙戦争』について語るなら、一九五三年版についても触れないといけないのでは? あと、『タイム・マシン』や『透明人間』も映画になってますよ。

こういう質問がビブリオバトルではデフォだからホント面倒くさい。


 先にも書いたように、上の文章は7章で、ヒロインの空が対戦相手の蟹江の発表を聴いていて、心の中で抱いた感想です。
 しかし@ichinoseyayoiは、現実でも小説中でも発せられなかったその言葉を取り上げ、「ビブリオバトルではデフォだから」と主張し、あたかもそんな質問が現実にしょっちゅう発せられているかのように主張したのです。ひどい大嘘です。
 まれにルールに違反して、発表者の揚げ足を取る質問をする者がいるとしても、それが「デフォ」だなんてありえません。実際、僕はこれまで何十回もビブリオバトルに参加していますが、発表者を攻撃する質問なんて、3年ほど前に大阪の書店で行なわれたビブリオバトルで1度耳にしただけです(頭の固そうなお爺さんでしたが)。

 それ以外の発言の多くは、当時連載中の『BISビブリオバトル部』第4部『君の知らない方程式』第3話からの引用、および改変です。ここは読書好きの若者たちが、読書嫌いの人間たちの読書に対する偏見に腹を立てている部分です。

http://www.webmysteries.jp/special/biblio-01.html

 しかし、@ichinoseyayoiはあきれたことに、それを改変し、正反対の内容──読書好きがそうでない人々を罵倒している内容に改竄しているのです。

 ビブリオバトルで有名な作家の小説が紹介された場合、「〇〇さんの他の作品はお読みですか?」という質問が出るのが定番だ。本当にその作品に惚れこんだのなら、同じ作者の他の作品も読んでみようと思うのが当然だからだ。つまり発表者がその本をどのぐらい好きなのかを計る質問なのだ。だから、発表者がその小説しか読んでいないと知ると、この人の愛はその程度のものなのかとがっかりしてしまう。
――『君の知らない方程式』第3回


 ここはビブリオバトル終了後、そば屋での雑談中の場面。しかも武人のモノローグなのですが、@ichinoseyayoiはこれをこのように改変して引用します。

作者の書いた他の本質問されるなんてビブリオバトルの基本なのに、なんで答えられないんですかww

 なんと、フィクションの中の、それもモノローグを、「なんで答えられないんですかww」と実際にビブリオバトルで発表者に対して発せられたかのように嘘をついているのです。

「ほら、『さよなら絶望先生』であったろ」と部長。「普段、あまり本を読まない人間が、病気で人が死ぬだけの小説を読んで、“こんなに悲しい物語は読んだことないわ!”って泣いてしまうってネタが」
「ああ、あったあった!」と弐久寿。「『絶望先生』って感心するよね。ちょくちょく、この世の真理、鋭く突いてくる」
「まさにあれだよ。あまり本を読まない人間が、たまたま、そんなにたいしたことのない内容の本を読んで、深く感動してしまうってことがよくある。もちろん、本当にすごくいい本だということも確率的にはあるわけだけどさ。でもやっぱり“本あんまり読まないんです”ってアピールされると、どうしても疑いの目で見てしまうよな」

――『君の知らない方程式』第3回

 これもやはりビブリオバトル終了後の雑談中に、部長が『さよなら絶望先生』の中のギャグについて語っている部分ですが、@ichinoseyayoiはこれもあたかもビブリオバトルにおいて実際に発せられた発言のように改変します。

普段本読まない人間が病気で死ぬだけの話を読んで、こんな悲しい話読んだことがないって言ってるだけww

あまり本を読まない人間が、たいしたことない内容の本を読んで深く感動してるだけww


 あるいは、『翼を持つ少女』第5章、ビブリオバトルの前に、相手方の蟹江が、その性格からして不正をするかもしれないと、部長が予測するシーン。

「そんなの、ルールで禁止されてないんですか?」
「ない」部長はかぶりを振る。「さっきも言ったように、ビブリオバトル普及委員会の定めている公式ルールは最小限だ。不正の定義も、不正に対する罰則も、明確に謳われていない。基本的に性善説に基づいて作られている――なぜか分かるか?」
「……いいえ」
「不正をするメリットがないからだ。うちのBB部でも、勝っても賞賛以外の何も得られない。よほど大きな大会でも、賞状の他には、副賞の図書カードが出るぐらいだ。そんなもののために不正をやろうとするバカなんかいなかった――これまでは」
 部長はiPadの画面を指で叩いた。
「こいつにはメリットがある。県内ナンバーワンの我がBB部に勝てば評判になる。そう考えているはずだ。不正をすることにメリットがあるなら、不正をする可能性がある――その前提で対応すべきだろう」
「向こうの社会学研は九人」明日香先輩が考えこむ。「蟹江自身は自分の本に投票できないし、たぶん哲秋くんも潔癖だから、そういう工作に関わるとは思えない。でも、他の七人の会員は蟹江に心酔してるみたいだし、裏工作を持ちかけられたら断れないかも……」
「社会学研以外の人間は?」
「さあ? でも、そんな不正、信頼できる口の堅い人間にしか持ちかけられないんじゃない? あまりサクラが多いと、どこかから話が洩れる危険も生じるし。七人ぐらいが上限じゃないかな」
「よし、サクラの数は七人としよう」部長は俺に不敵な笑みを投げかけた。「どうだ、武人? 初心者相手にちょうどいいハンデだと思わないか?」

──『翼を持つ少女』第5章

 このシーンでは、通常のビブリオバトルでは「不正をするメリットがない」「不正をやろうとするバカなんていなかった──これまでは」と、今回だけの特別の事情であることを強調しています。つまりビブリオバトルで7人のサクラを仕込むというのは、この『翼を持つ少女』というフィクションの中の出来事であり、事実ではないことを明示しているんです。
 しかし、@ichinoseyayoiはやはりそれをこのように醜く書き換えます。

あんな発表に票が入ったのはサクラがいるからです。ああいう人はそういうことをするんです。7人ぐらいサクラだと考えるのが妥当です。

 当然、現実の、ごく普通のビブリオバトルで、終了後に「あんな発表に票が入ったのはサクラがいるからです」などと言う人間がいるとは思えませんし、実際、そんな話は聞いたことがありません。完璧に妄想です。

 反吐が出そうな思想を発表する自由はある。しかし、そういう思想に対して反論する自由も、もちろんある。本の中で間違ったことを書いたり、間違った本を紹介したりしたら、当然、叩かれる。叩かれる覚悟もなしに意見を発表しようと思うのは、虫のいい話だ。“撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ”――それが言論の自由ってもんだ。
 僕らがビブリオバトルを――正しいビブリオバトルをみんなに見せるんだ。そして蟹江を負かす。参加者に“こっちの方が面白い”と思わせる。それが蟹江の意図を打ち砕く最良の方法だと思う」
「でも、ビブリオバトルの公式ルールじゃ、本の内容を批判したり、発表の揚げ足を取るような行為は禁止されてますよ」と俺。
「うん。あれこそまさに、ビブリオバトルが論争の場になることを防ぐために設けられたルールだろうな」
「直接批判せずに、どうやって反論するんです? あと、さっき、政治的対決は避けるって言ってたでしょ?」
「もちろん。だから、蟹江の出してくるであろう本や、奴の主張に、直接ぶつけるようなことはしない。だから政治関係の本は一切禁止だ。そのうえで、あいつのスタンスを叩く」
「……矛盾した命題ですね」
「頭の体操になるだろ?」

──『翼を持つ少女』第5章

 これも@ichinoseyayoiはめちゃくちゃに改変します。

間違った本を紹介したりしたら、当然、叩かれる。叩かれる覚悟もなしに意見を発表しようと思うのは、虫の良い話ですよww

 原文の後の部分を見れば「叩かれる」というのが、ビブリオバトルの場で相手を直接批判するという意味ではないことがはっきり書かれているのですが、@ichinoseyayoiは卑劣にもそこを隠しています。

短編集はその並び、収録までが一つの作品。なぜ12本の構成に触れないですかww

 これは僕ではなく、「ビブリオバトル首都決戦2012」での猪瀬直樹氏の発言です。

https://www.youtube.com/watch?v=YmVssRXYsuU

 ビブリオバトル関係者の方には説明不要でしょうが、ビブリオバトル首都決戦2012は東京都と財団法人文字・活字文化推進機構が主催していたので、当時はまだ副知事だった猪瀬氏が主催者代表として招かれたのです。(この後、都知事になるも、2013年12月、徳洲会グループ問題で辞任)
 まあ、確かに公式ルールに抵触してるんで、本当は司会者が注意しなくちゃいけなかったんでしょうが、こんなのは「デフォ」ではないという事実は変わりません。
 なお、現在の全国大学ビブリオバトルと全国高等学校ビブリオバトルは、活字文化推進会議が主催しており、もう東京都も猪瀬氏も無関係です。

 他にも@ichinoseyayoiがビブリオバトルを観戦中に聞いたと主張する発言は、猪瀬氏の発言を除けば、ほとんどが『BISビブリオバトル部』シリーズからの引用、それも発表者に対して発せられていないもの(つまり、現実にも小説中にもなかったこと)ばかりです。つまり、すべて彼の創作なのです。
  

Posted by 山本弘 at 15:10Comments(1)作家の日常

2017年06月06日

盗作されました〔4〕

 さて、僕はここまでの文章を、実は数か月前にすでにほぼ書き上げていました。しかし、騒ぎ立てることをためらい、ずっとしまいこんでいました。
 腹は立ちましたが、アンチがネットで暴れるのはいつものこと。前述の小説についても、ほとんど読まれていないようです。確かに盗作はされましたが、大きな害を受けたわけでもないし、騒ぐとかえって話題になって、相手を利することになりかねない。ここは我慢した方がいいのでは……と迷っていました。
 しかし、間違いでした。下手に情けをかけ、野放しにしておいてはいけなかったのです。

 この@ichinoseyayoiというのはどういう人物か。ちょっと長くなりますが、おつきあいください。

https://twitter.com/ichinoseyayoi?lang=ja

 見ての通り、2016年10月に登録。時期的には、先の小説を書き上げ、カクヨムに投稿した直後ということになります。フォロワー数2。
 ツイートの内容は大半が僕に関するもので、自分の日常のことなどはほとんどつぶやいていません。僕への批判のために作られたアカウントなのは明白です。
 Togetterにたくさんのまとめを作っていますが、ほとんどが僕に関するものです。しかも、ある話題について、ほとんど同じ内容のまとめをいくつも作っています。

https://togetter.com/id/iciinoseyayoi

(彼は頻繁にまとめを作ったり消したりしており、これらのまとめもいずれ消されるかもしれません)
 読んでみると、この人物、僕の著作やブログをものすごく読みこんでるんですよ。『サイバーナイト』や『妖魔夜行』シリーズの頃から読んでいて、現在〈SFマガジン〉に連載中の『プラスチックの恋人』まで目を通しているようです。こんな熱心な読者、めったにいません(笑)。おそらく「40歳男性」というのも嘘ではないと思います。10代の頃から僕の小説を読みはじめたんでしょう。
 でもその内容は、僕の意見に同調しているように見せかける一方で、ちょっとした発言を取り上げてしつこく批判を続けるという矛盾したものです。ストーカーによくあるタイプの、深い愛情が何かのきっかけで憎悪に変化したというパターンではないかと推察されますが、よく分かりません。
 たとえば、こんな中傷をしていました。

親を敬うことを教えることがオカルトであることを山本弘が簡単に説明する
https://togetter.com/li/1105029

 僕は「親を敬うことを教えることがオカルトである」なんてバカなことを言ったことはありません。実際の僕の発言はこうです。

お父さんお母さんに孝行しなさいとか、兄弟仲良くしなさいとか、友達とは互いに信じ合いなさいとか、そんなことを教えるだけなら、それこそ『ちびまる子ちゃん』でもいいじゃない。紙芝居でも、人形劇でも。
なのになぜか、子供には意味不明の呪文である教育勅語を教えたがる人たちがいる。

どうも彼らは、教育勅語には魔力があると信じているらしい。子供にとっては意味不明の呪文であっても、それを暗記させて暗唱させることで、子供は正しく育つと。
あのー、それってオカルトですよ?


 ご覧のように、僕は「お父さんお母さんに孝行しなさいとか……そんなことを教えるだけなら、それこそ『ちびまる子ちゃん』でもいいじゃない。紙芝居でも、人形劇でも」と言っています。親を敬うこと自体を否定などしていません。子供に教えるべきだと言っています。でも、子供に意味不明の呪文を暗記させるのはオカルトだと言っているんです。これはどう解釈したって、「親を敬うことを教えることがオカルト」という意味にはなりません。
 もっともTogetterでも2ちゃんねるでも、タイトルだけで内容を読まずに判断する者はよくいます。そういう人間をひっかけるために、本文の内容と異なるタイトルをつける者も。この場合も、嘘のタイトルをつけることで、僕が「親を敬うことを教えることがオカルト」という珍説を唱えたことにして、炎上を企んだのではないかと思われます。

在日特権とビブリオバトル小説
https://togetter.com/li/1079744

ビブリオバトルが東京都では教育に取り入れられ、「教師達は僕のビブリオバトル小説を参考にしてほしい」と山本弘が語り、その中で安田浩一が取り上げられていることで、安田浩一の在日特権の本が注目を浴びてるらしいと2ちゃんねるに書いてあったので色々まとめてみる。

 これなんかも炎上を狙った印象操作ですね。これを読んだら誰だって、『BISビブリオバトル部』の中に安田浩一氏や在日特権についての本が取り上げられていると勘違いするでしょう。
 実際には『BISビブリオバトル部』シリーズの作中で、安田浩一氏の名前が出てくるのはたった一箇所です。

「実は安田浩一さんの本を使おうと思ってたんですが……」
「やめておけ。それこそ真正面からぶつかるだろ」

──『翼を持つ少女』5章

 在日特権については、5章でたった2ページしか触れていません。他にもこの小説には、『フェッセンデンの宇宙』をはじめとするSF作品や、『アンネの日記』などのノンフィクション本、『不確定性原理』などの科学解説本、マンガ、アニメ、日本酒、輸入食品の安全性、ウミウシ、仮面ライダーなどなど、いろいろなうんちくがびっしり詰めこまれているのに、@ichinoseyayoiはそれらを都合よく無視するのです。
 @ichinoseyayoiが注目するのは在日特権の話ばかり。しかも、ほとんどが『BISビブリオバトル部』ではなく、安田浩一氏の著書からの引用です。こんなまとめに「在日特権とビブリオバトル小説」などというタイトルをつけ、事情を知らない第三者に誤解するように仕向けるのは、いったいどういう意図なんでしょうか?

実際にあった話を大幅に改ざんし小説で他人をさらし上げる老人の話。
https://togetter.com/li/1066219

 これなんかも地道ないやがらせですね。実体験をコメディにアレンジして小説に書いたら、「こんなことありえないよな」と僕を嘘つき呼ばわりです。

その主人公に対してそのおじいさんは反論しました。
その反論に対して主人公は沈黙し逃げ出しました。


 というのも何のことやら。僕はまったく覚えがありません。妄想なんでしょうか?

 他にも、@ichinoseyayoiが作ったまとめの悪質さを指摘しはじめたら、きりがありません。ほとんどは「いちゃもん」としか言いようがない代物ですが、それを本当にしつこくしつこく繰り返すのです。
 正直言って、@ichinoseyayoiのスタンスは支離滅裂で、その思考はまったく理解できません。筋の通ったモデルを構築しようにも、できないんです。本人は自分が理性的であるかのように思っているようなのですが。
  

Posted by 山本弘 at 15:01Comments(1)作家の日常

2017年06月06日

盗作されました〔3〕

 僕が最も腹が立ったのは、シリアで亡くなられたジャーナリストの山本美香さんに関するくだりです。彼女は反政府軍によって謀殺されたという陰謀説が、当時、ネットで流れていたのです。

「その陰謀説は僕も当時、目にしましたが、四つの大きな欠点があります」早口でまくしたてます。「第一に、そんな説を唱えているのは、怪しげな陰謀論者のサイトです。信頼できる専門家の主張ではありません。第二に、山本さんが首だけでなく、頭や腰、太腿なども撃たれていることを無視しています。負傷してうつ伏せに倒れたところを、近寄ってきた兵士にとどめを刺されたと考えるのが妥当です。第三に、正面から近づいてきた政府軍と思われる兵士が発砲してきたことは、同行していた同僚の佐藤和孝さんも証言しています。第四に、反政府軍が自分たちのことを取材してくれているジャーナリストを殺す動機がありません。げんに山本さんと行動をともにしていた佐藤さんは、とっさに逃げ出して無事だったんですから、つじつまが合っていません」
「でも──」
「第五に!」武人くんは強い口調で遮りました。「9・11とか東日本大震災とかもそうですけど、名探偵気取りで幼稚な陰謀説を唱えて、人の死をゲームのように弄ぶ者を、僕は心底から軽蔑します」

──『幽霊なんて怖くない』5章

「そんなことありません。ジャーナリストの山本さん殺害事件では『山本美香って単なるアホだろ』というスレッドが立ち、多くの人が山本さんをあざ笑っていました。これこそまさにジャーナリズムの危機です。しかも、怪しげな陰謀論まで持ち上がりました。しかし、その陰謀論では4つの大きな欠点がありました。第一にそんな説を唱えているのは怪しげな陰謀論者のサイトです。信頼できる専門家の主張ではありません。第二に、山本さんが首だけでなく、腰や太腿なども撃たれていることを無視しています。負傷してうつ伏せに倒れたところを、近寄ってきた兵士にとどめをさされたと考えるのが妥当です。第三に、正面から近づいてきてた政府軍と思われる兵士が発砲していることは同行していた同僚の佐藤和孝さんも証言しています。第四に、反政府軍が自分達を取材しているジャーナリストを殺す動機がありません。げんに山本さんと行動をともにしていた佐藤さんは、とっさに逃げ出して無事だったんですから、つじつまがあっていません」
「あのー……」
「第五に!」強い口調で中さんを遮ります。「他の事件もそうですけど、名偵気取りで幼稚な陰謀説を唱えて、人の死をゲームのように弄ぶ者を、僕は心底から軽蔑します」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881698267/episodes/1177354054881698291

 あきれたことに、@ichinoseyayoiはこうした陰謀論を否定する僕に対して、屁理屈をこねて反論しているのです。

「私はその事件について全く詳しくないのですが、それでもあなたが言ってる事には欠点があると思います。第一に怪しげなサイトだろうがそこが唱えているという事とそれが事実であるかということは関係ありません。誰がいったかということも重要な要素ではありますが、それが事実か陰謀なのかというのはそれで判断することではありません。朝日新聞の言うことだから、産経新聞の言うことだから、赤旗がいうことだから、幸福の科学がいうことだからという理由だけで判断してるネトウヨパヨクと一緒です。
 第二に政府軍と思われる兵士でも首を後ろから撃つことが出来たという話ですが、もちろん出来るでしょう。ただ、近寄ってきた兵士によってとどめをさされたと考えるのが〝妥当〟という話はどこから出てきたのでしょうか。同行していた佐藤さんも当時の戦闘状況はわからないという話をしていたと思いますし、司法解剖でもどれぐらいの距離から撃たれたかはわからない、ただ至近距離だと皮膚が焼けるから至近距離ではないという程度の情報しか私は知りません。政府軍による犯行とも断定できません。そもそもこの問題は政府軍と思われる兵士達は本当に道端でたまたま出会った政府軍なのかという問題です。
(後略)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881698267/episodes/1177354054881698291#end

 @ichinoseyayoiの主張はきわめて幼稚です。合理的で筋の通った説があるにもかかわらず、こういう解釈もあるこう解釈もできると、何の証拠もない仮説を次々と並べたてて、妥当な解釈を帳消しにしようとするのです。もっと可能性の高い合理的な解釈を受け入れることを拒否し、可能性の低い陰謀説をいつまでも擁護し続ける。それはまさに陰謀論者がよく使う論法そのものです。
 それに反論するのは一言で十分です。「オッカムの剃刀を知らんのか」と。

(前略)『山本美香って単なるアホだろ』というスレッドにそんなに多くの人が集まりそこで多くの人が山本さんをあざ笑っていたのなら私はその人達を軽蔑します。しかし、本当にそれほど多くの悪意が書き込まれたのでしょうか。アホ扱いした人間が逆に非難されるようなレスはなかったでしょうか。どんな事件でも必ず現れる極少数の被害者をあざ笑う人達や陰謀論を引き合いに出し、そんな人が大勢いるかのように話を盛って、大勢の山本美香さんをあざ笑う人たちなんかと自分は違う、本職のジャーナリストが政府軍がやったと言ってるんだから政府軍が悪いんだ、自分は4つも大きな欠点を見つけ出すほどすごい人間なんだということがいいたいがために山本さんの死をゲームのように弄ぶ人間がいるとは思えませんが、もしいたら私は心底から軽蔑します」

 @ichinoseyayoiは「山本美香って単なるアホだろ」というスレッドに、実際には被害者を嘲笑うような発言が多くないのに、「そんな人が大勢いるかのように話を盛って」いたと、僕を嘘つき呼ばわりしています。
 実際には、僕はこう書いています。

「そのスレッドの発言者たちは、亡くなった山本さんをさんざん嘲笑っていました。“独りよがりな正義感で情勢不安定な国行って殺されてりゃ世話ないよな”とか“はっきり言って、どうでもいい。ニュースの価値はゼロだ”とか“山本っておばさん粋狂な人なんだな”とか……実におぞましい、非人間的な暴言が並んでいました」
──『幽霊なんて怖くない』5章

 そう、僕はそのスレッドの中の発言数がどれぐらいだったか、具体的に書いていないのです。「そんな人が大勢いるかのように話を盛って」なんかいません。
 そのスレッドは実在し、今でも読めますから、誰でも検証できます。2012年当時、僕が読んだのは、30番代あたりまでです。

山本美香って単なるアホだろ
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/news5/1345939045/


 このように、事件発生直後、暴言が数十件も並んでいたのは事実です。その後、事件発生後1年以上して、最初の頃のような暴言は少なくなりますが、それでも山本美香さんを非難する声が多数ありました。それに対し、「アホ扱いした人間が逆に非難されるようなレス」は、全体のごく一部にすぎませんでした。
「話を盛って」るのは、いったいどっちなんでしょうか?
 当時、僕はこのスレッドを読んで猛烈にむかつきました。作中で埋火くんが口にした「人の死をゲームのように弄ぶ者を、僕は心底から軽蔑します」というのは、偽らざる僕の本音です。
 @ichinoseyayoiは僕も参考にした『山本美香という生き方』(新潮文庫)という本を読んでいるようです。なら当然、山本美香さんという人がどんな立派な女性であったかを知っているはずです。死の直前、山本さんと行動をともにしていて、危うく難を逃れた佐藤和孝さんは、山本さんと公私ともに親しい人であったことも。
 山本美香さんはもちろん、佐藤和孝さんも、架空のキャラクターではありません。実在する人間です。泣き、笑い、苦悩する、魂を持った人間です。愛する人が目の前で殺された、そんな悲劇的な体験をした人を思いやるのは、人として当然のことでしょう。
 @ichinoseyayoiは僕に反論できてさぞや楽しいかもしれません。「自分は4つも大きな欠点を見つけ出すほどすごい人間なんだということがいいたい」というのは、まさに@ichinoseyayoi自身がやっていることにしか見えないんですが、彼は自分でそれに気がついていないようです。
 彼がやっているのは、「名偵気取りで幼稚な陰謀説を唱えて、人の死をゲームのように弄ぶ」行為そのものです。亡くなった山本美香さんも、愛する人を失った佐藤和孝さんも、彼にとっては単なるゲームのコマにすぎないのです。
 だから僕は、そんな彼を心底から軽蔑します。
  

Posted by 山本弘 at 14:55Comments(0)作家の日常